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ドイツ、オーストリア、スイス。毎日違う国の料理を食べる楽しみ。まとめ⑥ レストラン

Ristorante Pizzeria Da Gigi    マントヴァ/イタリア 72.4ユーロ 2024/05/20

お昼を食べ損ねて、ホテルに着く。どこか開いている店はないかと、15時過ぎに街中をうろつくが、ケバブの店ですら見事に閉まっている。
歩きながら、夕ごはん用の店をチェック。なかなか洒落た店もあるじゃないの。
早めから開いている店はないかとよく見るが、これまた見事に全部、19時半オープン。
結局、スーパーでパンとハム、チーズなどを買い、ホテルで食べることに。今日はもう乗らないから、ビールも飲んじゃえ。

夜、一応、目をつけていた店を目指して歩くが、その手前で、なかなか良さげな店を発見。ピッツェリアとなっているが、他のメニューもいろいろある。
何も遠くまで歩く必要もないし、と予定変更。なんだか雰囲気が温かくて、するっと誘い込まれてしまった。
あれこれ頼んだら、奥からシェフが出てきて、「どういう順番にする?」。こういうことをちゃんと聞いてくれるのはなかなかいい。
珍しく、アンティパストの欄にサラダがあったので頼む。ミックスサラダは、サイドディッシュ扱いになっていることが多いので、これは助かる。ある程度、量を食べたいし。
ここはとにかく、マントヴァ風ライスというのが変わっていておいしかった。ソーセージ入りとなっているが、生ソーセージをバラしていれているのだろう。見た目はひき肉。セージの風味であまりウェッティでないリゾットといえばいいか。
サービスのお姉さんも感じがよく、いい店だった。

表通りでこのメニューを見つけて、路地に入ってみると。
小さくて古い店だけど、何かよさげ。
このあと、どんどんお客さんが入ってきた。
ハウスワイン500cc。発泡している。6ユーロ。安い。
ナスを豆の粉で揚げたというアンティパスト。インド料理みたい。見たことないメニューだったので頼んでみた。基本、私のオーダーは、常にチャレンジング。
夫がまだピザを食べてない、というので、シチリアンを。8.9ユーロ。ピザは本当に、店によって見た目も味も違う。で、どこもおいしい。
この盛り付けはおもしろい。しっかりかみ応えのある食感。10ユーロ。

Cafe Restaurant Pizzeria Aura    イタリア 25.8ユーロ 2024/05/21

大雨の中、高速を走り、降りたところでようやく小降りに。とにかくどこでもいいから休憩しないと、と思いながら下道を行くと、なかなかいい店が。14時を過ぎていたので、ピザしかできないけど、と言われたが、ランチメニューは4種類ほどあってなかなかおいしそうだった。
まだイタリアなのに、いきなりサービスがドイツ語になってしまう。謎だ。
2種のピザを頼んだが、微妙にトマトソースの味が違う。縁までびっしりチーズが乗っているのが、昨日と違っておもしろい。

テラスも駐車場も広い気持ちのいい店。ビジネスランチ風の3人。
マルゲリータ7.9ユーロ、生ハムとキノコ9.4ユーロ。
辛いオイルが出てきたのはこの店だけだった。右端は激辛。

Hotel Sterzinger Moos    ヴィピテーノ/イタリア 81.1ユーロ 2024/05/21

この日のうちにオーストリアに入る予定だったが、いろいろトラブってたどり着けず、まだイタリア。でも、ホテル名もメニューも完全にドイツ語。
ホテルに着いたのが20時過ぎ。夜はかなり遅くまで明るいのでうっかりしていたが、気がつけばレストランの終了まであと15分。テーブルはもう朝食のセットが済んでいるが、なんとか頼み込んで、まだできるメニューを教えてもらう。スープ、肉、パスタとそれぞれ3種ほどはあり、問題なし。
疲れと寒さと空腹でヨレヨレだったので、この夕ごはんは本当に、心と腹に沁みた。

とにかくビールだ。
バーミセリの入ったコンソメ。もうひとつのトマトスープもめちゃくちゃおいしかった。
スターターにスープがあるのは、オーストリアっぽい。
タリアテッレ。大盛りだったが、ペロリと。
ターキーのソテー。付け合わせにポテトが付いてくるのもオーストリアっぽい。

Gasthof Weizenbrauerei Woaze    フュッセン/ドイツ 2024/05/22

ルードヴィヒ2世のノイシュヴァンシュタイン城に滑り込みで入ったものの、山から降りてきたら、賑わっていた麓のレストランは、全部閉まっている。そんなのアリ? 観光地なので、他には一切店などない。タクシーもいないし一体どうしたらいいものか。
なんとか最終のバスで、フュッセンの中心街にたどり着く。やれやれ。

やっとドイツなのだから、ビヤレストランに繰り出すしかないが、いつの間にか息子が何やら検索していて、あの辺によさそうな店があるよ、という。役に立つじゃないの。
ついて行ったら、素敵なテラスのある店で、「カード使えません」の大きな張り紙が。こういう店は、きっといいに違いない。
なるべくベタな感じのメニューをあえて頼んだが、昨日までのイタリアンやオーストリアっぽい料理とガラッと変わって新鮮。
やたら盛りがいいので、シェアして食べる。ビールはうまいし、最高の気分。
東京には、ドイツ料理のおいしい店がほとんどないせいか、「ソーセージとポテトばかり食べている」というイメージしかないが、そのポテトがかなりうまい。これぞジャーマンポテトという感じの絶妙な炒め方。芋の種類が違うのかな。ザワークラウトもうまい。

お客さんでいっぱい。通りは車が入れないようになっている。
何も言うことはありません。
イタリアのサラダは、自分で味をつけるスタイルだったが、こちらはオリジナルのドレッシング。ピクルス的なものも混じっていてうまい。
レバーのミートボールのスープ。
いろいろ盛り。ローストポークがふっくら柔らか。

Hotel Engel     リンダウ/ドイツ 115ユーロ 2024/05/23

ボーデン湖に突き出した形の小さな町、リンダウ。ここは予想以上にいいところだった。
ホテルの1階に入っている老舗のビヤレストランに行ってみたら、人気店で予約でいっぱい。でも小さいテーブルに座らせてもらえた。
サービスの女性がたった一人で、席を按配し、オーダーを取り、料理を運び下げ、と素晴らしい働き方で感心してしまった。
小さい店にぎっしり、というのはヨーロッパっぽくて楽しい。
ドイツはイタリアの税金は10%だったが、ドイツは19%らしい。ビールはだいたい4.5〜4.8ユーロで、税込でこの値段って、めちゃくちゃ安い?

ドイツに来たのは実は初めてだけど、いろいろかわいい。
あっという間に満席に。どのテーブルも小さい。
ドレッシングも野菜も独特な、ミックスサラダ。
奥の付け合わせはマッシュポテト、手前のコルドンブルーはポテトサラダで、酸っぱくて温かい。
当店自慢となっていた、ハムとチーズのサラダ。まだ飲みたいので、ビールのつまみに。13.9ユーロ

Bierlokal    ドルンビルン/オーストリア 64.7ユーロ 2024/05/24

オーストリア料理がいろいろある、ということで来てみたら、なかなかおしゃれな感じのレストランで、お客さんでいっぱい。カウンター席に入れてもらい、空いたら移ることに。
伝統的というよりは、ちょっとアレンジが入っていた感じだが、やはりドイツ料理とは全然違うし、オーストリアにも一泊できてよかった。

雨だったので客はいなかったが、気落ちよさそうな広いテラス。
何はなくとも。
ウインナシュニッツェル。コルドンブルーじゃないので、詰め物はなし。19.9ユーロ。
ハーブも入ったサラダ。11.9ユーロ。
オーストリアに来たらこれ。シュペッツレ添えのグヤーシュ。19.9ユーロ。

Restaurant Flora    リヒテンシュタイン 88.5ユーロ 2024/05/25

リヒテンシュタインは小さすぎる国なので、通り過ぎただけだが、せめてランチでもと店を探すが、案外、これというものがない。町の中心のようなものがわからないのだ。
今いるところを起点に、近くの店を検索してたどり着いたのがここ。天井が高く広々した店内はお客さんで賑わっている。よさそう。
昨日体調がイマイチで、あまり食べなかった息子は、がっつり食べたいらしい。この店のスペシャリテで、何種類ものコルドンブルーというのがあったので、ハム、チーズ、キノコとぎっしり入ったものを頼む。ちょっと味見させてもらったら、ブルーチーズを使っているらしく、これはおもしろい。
しゅっちゅうシュニッツェルやコルドンブルーを頼んでいるが、どの店も個性的だし、日本ではあまり食べられない料理なのでやはりつい選んでしまう。仔牛肉、好きだし。
全部おいしかったが、値段が驚き! 水は1リットルで9ユーロ。席料というかパン代込みだろうけど。スイスフランは170円でユーロと同じ。

一番お安い本日のランチ。ミートローフのようなもの。18.5ユーロ。
ビーフストロガノフ、ライス添え。サラダ付きのランチメニューで24.5スイスフラン。
コルドンブルーは、36.5スイスフラン、って、6000円超え?!
裏手には広々としたテラスも。

Gasthaus Alpina    チャッピーナ/スイス 135スイスフラン 2024/05/25

泊まった山小屋で夕ごはん。こんな感じで宿の料理も食べたかったが、最終日にようやく実現。4品のコースで45スイスフランとは、案外リーズナブル。
夫婦で経営しているので、料理担当は夫。マダムはスイスっぽい衣装でサービスしてくれる。
一人で料理するからか、次が出るまで多少時間が空く。テーブルには立体オセロのようなゲームが置いてあって、どうやらこれで間をもたせろということらしい。なかなか考えるね。

部屋数が少なく満室だった。この日の午前中に予約したので滑り込み。夜は7時でも全然明るい。
ドライフラワーのソルトをかけたバター。星の飾りがテーブルに散らしてある。
スイスな感じだ……。
羊のクラッカーが飾ってあったりして。
リースリングのワインを使ったスープ。アルコールは飛ばしてある、と言っていたが、重度のアルコールアレルギーの夫は「ぽっぽとしてきた」らしい。酸味が美味。
小ぶりだが、中身がパンパンに詰まったコルドンブルー。バターで揚げ焼きにしてある。好みな感じ。
アフォガートに、生クリームたっぷり。

Gasthaus Alpina    レッコ/イタリア 19ユーロ 2024/05/26

イタリアでは、イタリア料理以外のものをほとんど見かけない感じがするが、例外がハンバーガー。トルコ人がやっているらしき、ケバブとバーガーの店は結構見かけたし、イモラのF1会場でもさまざまなバーガーが売られていた。
この店にはプルドポークがあり。こんなものをイタリアで見るとは思わなかった。プルドポークをサラダに乗せたものや、トルティーヤチップスに乗せてチーズをかけたものなど、アレンジもあった。

コモ湖のほとりのアウトドアなバーガー屋さん。
店名を冠したビリス・バーガーとプルドポークバーガー。かなり大きい。私はパス。

La Taverna di Leonardo   ブリーヴィオ/イタリア 56ユーロ 2024/05/27

空港に行く前に最後の食事。川沿いのカフェレストランには行ったので、ちょっと奥まったところにあるレストランへ。素朴な感じで和んだ。
やっぱりテラス席はいいなあ。静かで雰囲気のある通りに面しているから尚更だ。こんなところに住んでいたら、毎日何にもしないでダラダラしてしまいそう。

ウィンドウに魚の絵が描いてある。
小さいパックに入っているのはオリーブオイル。ワインは250ccと控えめ。
トップページは魚料理ばかり。温かいイカのサラダ。18ユーロ。
日本のものとは全然違うカルボナーラ。卵をポロポロにして、全体に纏わせるスタイル。これはこれでうまい、。9ユーロ。
リゾット・ミラネーゼ。量もたっぷり。9ユーロ。

(つづく)



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