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毎日、当てずっぽうで取ったホテル。でも、全部当たり! まとめ②ホテル編

●  行き先に合わせて、毎日予約。
空港ホテル、ミラノのホテル、イモラのホテルは事前に予約したけれど、ツーリングが始まってからは、どこに行くのか決まっていないので、基本、前日にルートを組んでから予約した。
途中、トラブルでたどり着けず、残念ながら当日キャンセルしたホテルもあった。サウナ付きで、結構良さげなホテルだったのに残念だ。キャンセル料50%。
なので、後半は、当日に予約、ということにした。少なくとも複数の候補があれば、一室も取れないということはないだろう。

●  複数のサイトをチェック。
Booking.com をメインに取ったが、ここでないと言われても、他のサイトをぐるぐるチェックしていると、だんだん浮上してくる。大元は繋がっているのだろう。
選ぶポイントは、料金と、駐車場があるかないか、朝食付きかどうか。町や駅から離れていても、バイクだから関係ないので、選択肢は広い。逆に街中だと、駐車場が微妙だ。

●  3人だから、部屋が広い。
3人だったので、だいたい広めの部屋に当たったのはありがたい。ヘルメットほか荷物が多く、おまけに連日、雨に降られるので、宿に着いたらすぐ全部広げて、乾かさなければならない。
バスルームにはヒーターが付いているので、手袋や靴下はここで干す。でも、温度調節が微妙だったり、ある程度時間が経ったら切れるシステムになっているものもあり、毎回試行錯誤。

バスタブ付きの部屋にはついに出合わず、別に困らないけれど、一度くらいはあるかと思っていた。
シャワーブースの扉がきっちり閉まるところはほとんどなく、かなり最新設備っぽいところでも、外は水浸しに。まあ、こういうものなのだろう。

●  いいホテルの条件とは。
Bookin.comのアンケートに答えていたら、質問の中に、環境に配慮しているか、という項目が複数あった。
使い捨ての食器などを使っていないか、タオルの交換が不要かどうかを客に確認しているか。そして、大小の区別のあるトイレを使っているか。
これには、驚いた。14年前、2週間ほどイタリアを旅行したことがあったが、そのときは確かに、どこのホテルも公衆トイレも、大きいボタン(パネル)がひとつあるだけだった。いまはほぼ全部が、2択式だったと思う。

●  行き当たりばったりがおもしろい。
毎日、違うホテルに泊まるのは、とても楽しい。
それも、当たるか外れるかわからないのは、ある意味スリリングで気分が上がる。結果的に、どこも個性的でおもしろいホテルばかりだった。
心配していたほど料金も高くなく、その変化を楽しんだ。

なんとなくだが、ヨーロッパは、旅のシステムが上手くできているような気がした。
チェーンのホテルなどはまったくなく、明らかに家族経営のホテルも3軒。 
日本でツーリングをすると、街中のビジネスホテルに泊まってしまうこともあるのだが、基本、地方を回っていたせいか、いろいろ選び甲斐があった。

●  ツーリングだからこそのありがたみ。
予定を決めず、いろいろなホテルに行き当たりばったりに泊まるのは、ツーリングの醍醐味だが、これはもちろん、車の旅でもできる。
でも、それをしたいとは、これっぽっちも思わないのがまた不思議。
車はただの「移動」で、バイクは乗ること自体が「楽しみ」。
同じ美しい風景を見て、おいしいものを食べても、こういう感動はないと思う。

雨に降られてようやくたどり着いた宿が、素敵だったらうれしいし、着替えて街に出かけ、偶然入ったレストランがおいしければ、生きていてよかった、と心の底から思うのだ。
こういうことを体験してしまうと、普通の旅行に、もうあまり興味が持てなくなり、またツーリングしたい!  と思ってしまう。

以下、毎日のホテルの記録。

Premiere Classe Roissy   パリ/フランス 8951円 2024/05/06〜07

シャルル・ド・ドゴール空港の乗り継ぎで利用する人がほとんどの、こぢんまりしたホテル。空港からシャトルかタクシーで15分くらい。料金も安く、文句なし。
行きは、スーツケースのロストで着いたのが真夜中になってしまい、写真も撮っていなかった。これは帰りの写真。

最初から二段ベッドになっていて、3人泊まれるのが賢いと思った。

Hotel Vitruvio    ミラノ/イタリア 一泊2万2231円 2024/05/07〜09

空港から電車一本で到着するチェントーレ駅近く、という理由だけで選んだが、どこに出かけるにも便利でよかった。
ビルのワンフロアという作りで、特にしゃれてもいないが、スタッフの皆さんが親切で、ロストバゲージでオロオロしていた3日間、連絡の中継に立ってくれて本当に助かった。

まだ二人なのでツイン。3人になってからは常に補助ベッドになってしまった息子。
駅近くにありがちな、下町っぽい雰囲気もあり、楽しいエリアだった。
朝食は簡単なコンチネンタル。

Center Rooms   ピアチェンツァ/イタリア 1万6665円 2024/05/15〜16

ツーリング開始、最初の宿。よくわからず予約したのだが、レンタルルームのような形式だった。
道端に設置されている公共の駐車場の係員の方が親切で、うろうろしている私たちに、バイクはここに停めていいよ、この辺りのホテルだとあそこだね、と教えてくれたのだが、そこは2つ★だがちゃんとしたホテルで、レセプションのおばさまは、こんな名前の宿知らないわ、とつれない。
住所は合っているんだけどなあ。

そう言われてみれば、なんかキーコードのようなものが送られてきていた、と気づき、もしかして?と思って、同じブロックの角を曲がってみたらありました。
たまたま、自転車の方達が数人いて、こうやるのよと教えてくれた。キーコードを入れるとパカッと口が開いて、リアルな鍵が出てくる仕組み。
ハイテクなんだかローテクなんだかよくわからない……。
室内はおしゃれにまとまっていて、エスプレッソマシンなどもあり、リーズナブルだと思った。

なぜかNYの写真。タオルたっぷり。
3部屋に囲まれたテラス。自転車の人には便利そう。
6部屋あるということですね。
初めは戸惑ったが、なかなかいいシステム。

STOP&GO Suites and Apartment   マラネッロ/イタリア 1万7397円 2024/05/16〜17

幹線道路の交差点のようなところにある、まさに STOP&GOな感じのホテル。レセプションは常駐していないから、と到着時間を聞かれたが、1時間半遅れで到着。悪いことをした。
チェックアウト時は、鍵を郵便受けのようなところにドロップしていく仕組み。
町という感じでは全然ないが、向かいに大きなショッピングセンターがあり、スーパーも入っていて、ここで朝食を調達。
ヨーロッパのホテルは、ほとんど冷蔵庫はないが、ここにはあった。

向かいに、妙にローカルなバルがあり、朝からおじさんたちが、テラスでもくもくタバコを吸ったり、ビールを飲んだりしている。
前日もそうだったが、wifiはつながるのにインターネットには接続できないという謎の状況で、結局、ここのバルのお姉さんに「本当は公表してないんだけど」と言われつつ、パスワードを教えてもらって朝夕利用。

広くてきれいで冷蔵庫もあり。
シャワールームは扉はないので、床がびちゃびちゃになるが、そういうものなのだろう。

Hotel Seino   リオーロ・テルメ/イタリア 18万8217円 2024/05/17〜20

1月下旬に、イモラのF1のチケットを取り、この予定はとりあえず動かないわけだからと、すぐホテルの予約をしようとしたが、この時点でイモラのホテルは、1泊20万円超え! 3泊しなければならないので、これはいくらなんでも。

さらに探して、隣町のリオーロ・テルメに1泊6万円のホテルを発見。ここしかないと、とりあえず予約。その後、1週間くらいで、イモラはもちろん、予約サイトからの受付は全部消えた。
ひと月くらいして、本当にこの日程じゃなきゃダメ? という感じのメールがホテルから来た。確かに、もっと高く出せるよね……。普段はもちろん、こんなに高くない。

事前にオーナーとメールのやり取りをして、タクシーを3日間チャーター。ホテルとイモラの街の往復で1日、80ユーロ。帰りは夜遅くに、指定のレストランまで迎えに来てくれたし、これは頼んでおいて、本当によかった。結構な距離があったし、レース後で盛り上がっている街でタクシー呼ぶなんて絶対無理。
両親と息子と娘の家族経営(顔がそっくり!)で、皆さんとても親切。部屋のインテリアも窓からの風景も、本当に和んだ。

向かい側が温泉施設のある公園。
クラシックなタンスが素敵。広々な角部屋。
切り立ての生ハムがどんどん供される朝食ブッフェは、シンプルながらなかなかよかった。スクランブルエッグが固いのが惜しいが、イタリアはこういうものらしい。梨のジュースがうまい。
エントランスのテラス席が気持ちいい。
紅茶を頼んだら、いろいろ持ってきてくれた。

Hotel Italia Center City   マントヴァ/イタリア 1万9449円 2024/05/20〜21

三方を川に囲まれた古都、マントヴァ。その中心地にあったのがこのホテル。駐車場ありとのことだったのに、街のど真ん中の広場に面していて心配になったが、裏手の地下にちゃんとあった。
古風できちんとした感じのホテルで、小さいながらもフロントには夜中でも人がいて、お湯を頼んだらちゃんと出してくれた。
夜当番の若者は、日本に短期留学していたそうで、息子はわざわざおしゃべりしに行っていた(私と違っておしゃべり)。
階段なども大理石で、壁のアーチが何気にきれい。由緒あるホテルが買われて、City Center と謎の名前をプラスされてしまったのだろう。
ルネッサンス発祥の地と言われ、最近は観光客にも人気だそう。古い宮殿や教会もあり、プラプラ歩くにはいい小さな町だった。

入口は狭いが、奥が広く、建物全部がホテル。
ちょっとしたところのデザインがかわいい。
タオルはロゴ入り。バスタブはなくてもビデは必ずある。
目の前が古い劇場で、まさに街のど真ん中。
完全に別室で、従者の部屋みたいになってしまった。
ブッフェとは別に作ってもらった卵料理。色が白い。不思議なほどカリカリのベーコン。

Hotel Sterzinger Moos   ヴィピテーノ/イタリア 3万1030円 2024/05/21〜22

なんとかオーストリアに入る予定だったが、いろいろトラブルがあって辿り着けず、少し手前の町に着いてから宿を取り直す。まだイタリア。
適当に取った割には、想像以上に素敵な宿で、連泊したいくらいだった。
着いたのが遅かったので使えなかったが、サウナもあり、これまた時間がなく入らなかったが、レストランとは別に立派なビアバーもあった。
何よりラッキーだったのは、すぐ近くにバイク屋さんがあったこと。もう閉店していたのに、夫が裏口から行ってお願いしてみたところ、翌日までにバッテリーを充電してくれることに。「あのホテルの人はみんなうちのお客さんだから」。
営業時間を延長してレストランも使わせてもらえ、おいしい夕食にもありつけた。

雨に濡れて着いた宿がボロボロだったらテンションが下がるが、そうでなければ、マイナス状態から一気に気分は上昇。
毎日のように「気を取り直す」のだが、これもまたツーリングの楽しいところだ。

四方を山に囲まれた町。バイクがいっぱい停まっていた。
布団が上に置かれている。この後、ドイツ圏ではずっとこのスタイル。
広々テラスに、灰皿はデフォルト。
床暖房で広々、気持ちのいいバスルーム。
朝食はテラスでも取れる。
クロワッサンが、いきなり小ぶりになった。
変わったジャム類がたくさん。
どこに行ってもパンがおいしいのはうれしい。クロワッサンはあってもバゲットはない。
自分でオレンジを絞る、電動マシン。これはよかった。

Landhotel Guglhupf   フュッセン/ドイツ 3万2277円 2024/05/22〜23

ルードヴィヒ2世のお城のあるフュッセンの、お城と街の中間くらいにある宿。母屋の裏手にある離れの一室で、部屋は広々。湯沸かしポットやマグカップのセットもあり、ゆっくり滞在できそうだ。
ツーリングだと、連泊するということはほぼなく、そういう気にもならないのだが、こんなところでゆっくりするのは楽しいだろうな、とは思う。
こちらも家族経営らしく、皆さん顔がそっくり。お城見学の予約時間まで間がなく、焦りまくっての到着だったが、親切に案内してくれたのでなんとかセーフ。

ここはとにかく、朝食がすばらしい。品数も多く、プレゼンの仕方も工夫されている。3回に分けてのサービスになっていて、それもゆっくり食べられるようにという配慮だろう。一部屋がまるまるブッフェコーナー、もう一部屋が一面ガラス張りのテーブル席。
熱々のソーセージもあったし、このブッフェだけで十分夕食になりそうな感じ。

広い敷地に建つ山小屋風のホテル。
補助分のベッドも、初めての広々サイズ。
連泊するなら、ここでピクニック的に過ごすのもよさそう。冷蔵庫もあった。
時間に合わせて、熱々のコーヒーがポットでサービスされる。
とろとろのスクランブルエッグにようやく遭遇。
デザートは他に、イチゴのムースも。
たっぷりのフルーツはありがたい。ヨーグルトと。
自家製ピクルスやサラダなどが、たくさん並んだコーナー。
モナカみたいな器にジャムを入れる。
部屋の3面が全部ビュッフェに。お茶の種類もたくさん。
チーズを使ったペーストも種類がたくさん。これだけで飲める……。

Hotel Seerose Lindau Bodensee    リンダウ/ドイツ 1万8313円 2024/05/23〜24

ボーデン湖に突き出した形の小さな町、リンダウ。ドイツ語でseeは、海ではなく湖のこと。
大雨に降られての到着で混乱していたので、部屋の写真は撮り忘れた。今回の旅では一番小さい部屋だったが、ヒーターがあちこちにあり、小物を乾かすのにはいい。
駐車場優先で選んだが、道の向こうは湖、裏手はすぐ町の中心地と、なかなか便利な場所だった。
翌日、町で一人で半日過ごすことになったが、情緒のある素敵なところだった。湖で泳いでいる人もいたりして、夏にはきっとにぎわうのだろう。

ホテルというよりはB&Bのようなプチホテル。
ゆで卵は保温されていて熱々、でも半熟。
ハムとチーズの種類がいっぱい。
とにかく、ジャムをよく食べる。スイカあるんだ。

Das Flint    ドルンビルン/オーストリア 2万7130円 2024/05/24〜25

オーストリアにも泊まってみるか、ということで、帰路の途中で一泊。なんだか急にスタイリッシュでおしゃれなホテルになってしまった。駅近にもかかわらず、立派な地下駐車場があった。
ファミリールームには、キッチンが付いていて、冷蔵庫、食洗機、カトラリーから鍋類まで完備。
たまたま息子の体調が悪かったので、翌朝はブッフェはやめて部屋食べにした。駅のすぐ近くにスーパーもあり、便利だった。
同じフロアに立派なサウナがあり、部屋からガウンとスリッパで行ける仕組み。混浴なことに驚いたが、そういうものなのだろう。
泊まったフロアには、17の部屋があったが、その上は全部、10部屋ずつしかない。これより広いってこと? 
キッチンといい、どういう人がどういう目的で使うホテルなのか、全然わからなかったが、なかなか当たりだった。

いやにおしゃれ。1Fにはしゃれたレストランとバーが。
お布団乗せスタイルのベッドメイク。
ポットやコーヒーも完備。後ろの小さいソファが椅子と同じ高さで、移動すると3人でテーブルを囲めた。
左上が冷蔵庫、その下に食洗機。引き出しにはカトラリーと鍋。
この後ろがシャワールームで、初めて水が漏れなかったかも。
ドライのほかに、ミストサウナもある。
休憩ルームも2パターンあり。
奥にあるワッフル地のタオルを、体に巻きつけて入る。

Gasthaus Alpina    チャッピーナ/スイス 4万3328円 2024/05/25〜26

翌日にはブリーヴィオに戻らなければならないので、ルートはほぼ決まっているのだが、どこにしようか考えているときに、息子が「道から外れて山のほうに登ると、景色のよさそうなペンションがいろいろあったよ」と言う。
ブリーヴィオにいる最初の数日間、息子は一人でアルプス界隈を走りまくっていたので、そのとき発見したらしい。
それもそうだ。何も街中にいる必要はない。
そういうわけで発想を変えて探し、偶然見つけたのがここ。
夫がシェフ、妻が接客の典型的なペンションだが、なかなかいろいろかわいらしい。玄関で靴を脱ぎ、スリッパに履き替え、館内はそれで過ごすと言うのも珍しいスタイル。
4コースの夕食が7500円くらいと意外とリーズナブルで、とてもおいしかった。全行程で一番高い宿だったけど、一泊2食付きの旅館だと思えば、妥当な線。スイスだし。
日本に来たことがあるというカップルと話したりして、なかなかに楽しいペンション的な夜を過ごした。夜遅くには、あるグループにオーナー夫妻も加わって盛り上がっていた。常連さんもいるのだろう。
私たちが出ようとしたら、マダムが窓から身を乗り出して手を振ってくれた。かわいい。

左手には、山を眺めなら一杯やれるテラスも。
丸太を使ったインテリア。備品もかわいい。
窓がいっぱいで眺めが最高。3人なので、またしても角部屋。
テラス。雲の加減で景色がどんどん変わる。
たまたまだけど、ヘルメット置き場(?)があった。
別料金で利用しなかったが、サウナと露天風呂あり。
レトロなトースター。いちいちこだわり。
かなりゼリーっぽいジャムがおいしいかった。
温かいミルクもポットで用意されているなど、いろいろ細かい。
シリアル用のトッピングが山盛り。

●  イタリアからドイツ圏へ、ホテルの変化。
今回、イタリアから、ドイツ、オーストリア、スイスに入ったが、毎日微妙に様子が変わってくるのがおもしろい。
ヴィピテーノはイタリアなのに、完全にドイツ語だったし、ここからベッドメイクが変わってくる。
毛布をシーツで包むのではなく、「布団が上に置かれている状態」。これは案外、初めて見たかも。
日本のホテルも毛布式がほとんどだと思うので。
そして、どこにでもあったビデが、ドイツからぴったりなくなる。これもおもしろかった。

朝食ブッフェも、ドイツ語圏に近づくと、トマトやきゅうり程度であっても、野菜が並ぶようになる。
果物も、イタリアだと「一応置いてある」くらいの感じだったが、きれいにむいてあったりカクテルになっていたり。
大きな差はスクランブルエッグ。かなり固めだったのが、どんどん柔らかくなっていく。謎だ。ゆで卵も最初は固茹でだったのに、後半、かなり完璧な半熟になってきた。
ミューズリー関係も、どんどん種類が増えていく。穀物なのかナッツなのか、もうまったくわからないようなものが続々と。
みんな健康志向から食べているのだろうか。そんなにミューズリーっておいしいものだっけ?
イタリアではお茶関係は頼まないと出てこなかったが、最初から、多数のお茶が用意してあるのも特徴的。ハーブティーから、初めて名前を見るような不思議なものまで種類がめちゃくちゃあるのも驚いた。
後半はお茶ばかり飲んでいた。私にとって、コーヒーは食後なんだよなあ。

どちらも、朝から甘いものを食べるのは同じ。ケーキ類もたくさん用意してある。ジャム類は、その土地によっていろいろ変わったものがあったけれど、私はヨーグルトと一緒に少し味見する程度。甘いもの好きには、たまらないと思う。
イタリアの朝食ブッフェは、基本、コンチネンタルに、一応、ホテルだから、卵やハム、チーズも足しました。という感じだが、ドイツ圏は、なんだかもっと豊かな感じだ。
ドイツの一般の家庭で何を食べているのかはわからないが、これは意外な発見だった。
どちらにしても、ハムとチーズがおいしいのは本当にうれしい。パンも、固すぎず柔らかすぎず、好みな感じだった。

以上、毎日タイプの違うホテルに泊まるのは本当に楽しかったし、ひとつも外さなかったのはラッキーだった。
もっといろんな国のいろんなホテルに泊まりたいな、と、やはり夢は広がってしまうのだ。

(つづく)










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