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自分を整える

私の場合、上手くいっていない時って、どこか整っていないということがあります。頭の中、家の中、箪笥の中、体調も不調だったり、睡眠がとれていないとか、食べ過ぎているとか。
整っていないと、何か忘れているような気になって焦る、というパターンがあります。

反対にうまく行っているときにも自分なりのパターンがあります。
睡眠が十分に取れたら翌朝の目覚めはいいし。食べ過ぎなければおなかが重いということもない。整っていると、気持ちがいい。



私の家には、夫が日曜大工で作ってくれた和室があります。2018年に息子が家を出たので彼の部屋を改装したのです。

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この部屋が私のセッションをする「癒しの間」です。

この部屋でお茶の先生に来ていただいて、お稽古をしています。
先生宅のお茶室に通うのが普通ですが来ていただくからには、こちらが準備しなくてはなりません。

玄関を掃いて、花を生け、トイレを掃除して玄関の雑巾がけをします。和室の掃き掃除の後、畳を熱いお湯で雑巾をきつく絞って拭きます。

父が持たせてくれた禅語の掛け軸をかけ、花入れに花をいけて設えを整えます。

こちらは真夏なので、絽の着物を着て帯をギュとしめて身なりを整えます。
着付けのお免状も25年ほど前に取りました。
お茶を篩い、棗にはって、茶碗を出し水屋の用意をします。
一つ一つの動作、準備をする時間が実にマインドフルネスで、自分の周りの空気が変わります。ひとつひとつずつ、準備していくことで自分自身も整っていく。
お茶のお稽古の準備からすでに稽古になっているのです。

焦りのパターンが出るときは掃除をして家を整え、花を生け心を整えます。
睡眠、食べ物、運動、住環境、を整える。それは次のステップへの準備をすることにもつながります。



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