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根拠のない自信と思い込み

オーストラリアにいると、「その根拠」はどこにあるの?とお尋ねしたくなるような自信満々の人、実は結構います。

こちらで子育てしていると、こっちのお母さんたちの声かけに
驚くことがあります。

まず、「うちの子は全然だめで~~」
なんて人前で自分の子を卑下するようなことは言いません。
えー。あなたのお子さん、そんなにいい子だっけ??
みたいな子でも、
うちの○○はこんなにいい子で~、
なんて抜け抜けと言い(笑)ほめちぎります。

因みに日本人の私はスイス人の夫のことをある意味謙遜?で
彼を落として笑いを取ることがありますが
これ、よっぽど親しい人との間ならいいけど、
そうでもない人にやると、相手はどう反応していいのかわからず
困らせる、なんてことがありました。

そして夫も、人前でこき下ろされて、ほんと、憤慨していました。
私がとっても失礼だと。

日本の、謙遜、自分たちを下げる、というのは
違う環境、価値観で育った人には全く美徳にはならず、
子供をこき下ろせば、自分の子供をそんなひどく扱うなんて、
となり、夫をこき下ろせば夫婦喧嘩の元となります。

反対に日本人どうしだと、どうしてそんなに自分にダメ出ししてんの?
という方もちらほら、いますね。

謙遜の場合もあるけど、クライアントさんの中に
本気で、どうせ、上手くいかない。とか、
自分なんて、、と思い込んでしまった例をみてきました。

元にあるのは子供の頃の体験がほとんどです。
親に怒られたり、注意されたりして傷ついた時に
親の意図とは違った、自分の思い込みを作る瞬間があります。

笑っていたらだめなんだ。
頑張らないとお母さんに嫌われる。
自分の好きにしてたらお父さんに愛されない。

でも、思い込みとは、自分で作るもの、なんです。
そしてそれは、0/100思考、白黒思考と単純化してしまったり、
ある一部分だけを切り取ってそれを全体と化してしまう思考、
つまりは一般化してしまったり、
絶対、なんて言葉を使って、大げさに誇張したりします。

「だめじゃない~」と常に言われてきた子と、
頑張ったり、上手くやってきた過程をずーっとほめてもらって
承認されてきた喜びをもって来た子。
要らない思い込みを持った子と思い込みを生かしてきた子
それが自信の差なのかもしれません。

その思い込みを外すことで、自分の気持ちを新に選択することができます。そして必要な思い込みを持つこともできます。
それが根拠のない自信だとしても必要な思いこみなら大歓迎。

思い込みを外すには思い込みに気が付く必要があります。
思い込みを外す、そんなセッションもしています。





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