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ティール組織を学ぶ~旅のとらえ方 存在目的~

今月から、日本にティール組織の概念を伝える第一人者:嘉村賢州先生が主催する「ティール組織ラボ 深化編」に参加しています。 そこで得た学びや発見を記録しておきたいと思います

私がこの「ティール組織」を深く学びたいと思ったのは、私自身が今まで似たような思想を持っていたが、その考えは仕事やお金儲けをする上で“きれいごと”であり、実際に形にしていくには不可能なのかと思っていた矢先、これまで大きく実績も残している企業が世界には実在しているこの組織論に出会ったからです
人生の中で、いくつも転機があります
環境の変化、人との出会い、予測不可能な事態の影響などそのたびに人は価値観を変え、新たなステージへ変容しているのだと思います
今一度、働くとはどういうことか、心地よく生きるとはどうすればいいのか、それをまわりの人たちと実現していくには何が必要か、これから何が起こるのか人生の旅路を楽しみたいと思います。


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引用

「ティール組織」は、今までの組織の考え方とは全く違うものであり、従来のトップダウン企業とボトムアップ企業の弊害と良い面を統合した形の組織です 意思決定の行い方や意見の出し方がスピーディーかつ適切に行われています
そのベースには、周りの人々を信頼し尊重する気持ちがあり、野心的なアイデアがどんどん生まれ出し合い、それをもとに生命体のように成長し発展していく姿があります
これまでに機械論的な、「だめな部分を改善・・ゴール設定をして進む・・ミスしないように計画をきっちり・・状況を予測して分析して・・」とは少しちがったものなのです

ティール



ティール組織を理解するめに知っておくこと

① トランジション理論
② カネヴィンフレームワーク
③ 組織変革は自分自身の変革の旅


①トラジション理論

ティール

私の母の事例をあげてみる

母は妹が生まれるまで学校で教職員として働いていたましたが、専業主婦となり家庭に入りました。父は厳粛な頑固親父で、母は父の言うことに従い毎日家にいて、食事をつくり洗濯をしていました。そんな中、父が白血病となり58歳で他界してしまいました。泣いて過ごす毎日 さらに、祖母や祖父の介護も重なり、メンタル的にも相当落ちていたと思います  そののち、祖父も他界しすべての役目を終えたことから母の人生は、何かが弾けたようにガラッとかわりました   まさにやりたいことをやる人生、父の年金や遺産で年に何回も海外、国内旅行に行き、旅先で交友関係を広めまた海外に出向いたり、自宅に招いたり。私が実家に帰ったら知らない外国人が家にいたこともありました。 さらに、芸能事務所に所属し、レッスンを受けたりCMや広告媒体の仕事にもチャレンジしています。好きな時間に出かけ、好きな時間に帰ってくることは親父がいた頃は全くできなかったことです そして、やりたくないことはやらない 食事は作りません、掃除もしません かろうじて洗濯はしてくれますが。専業主婦時代に出来なかったことをやり、やりたいことはやらない そんな人生のステージを歩んでいます

②カネヴィンフレームワーク

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問題を解決する前に、今どの地点にいるのかを把握することが大切。 現状のステージに適した対処を行わないと議論がかみ合わない  組織では色んな複雑な問題がおこる 過去やパターンに縛られず探索を止めずに、チャレンジしていく

③組織変革は自分自身の変革の旅

旅は実はシンプルでそして楽しみながら進めるもの
ユーモアや気楽さを忘れずに



「ティール組織」の本題へ


存在目的(Evolutionary Purpose 進化する目的)
現在、最もメジャーな考え方は「Vision Mission Value」を作り社員をコントロールしてまとめ、社会貢献ができる事業を作成し、いろんな企業や人々がかかわりあっていくことが正しいとされています。しかし、ティール組織はすこし雰囲気が違います
売上を最大化すること? 否
自己保身、組織を存続させること? 否


真の目的に奉仕して働く(生命体組織の中の存在目的)
“「存在目的」は、明確な目的を述べることではありません。 組織というものをそれ自身がエネルギーと方向性を持った生き物として捉えるのです。将来を予測して管理するというのをやめ、代わりに継続的に組織の目的に耳を傾け、行動していく。組織は生き物として何になりたいと願っているのか?探求していく”  byフレデリック


 
組織の一人一人が、存在目的に耳をすます  それは「Vision」ではなく「Call」いわゆるアーチストや芸術家の“降ってくる”という感覚に近いそう 謙虚に耳を傾け、小さなシグナルを見落とさない繊細なセンサーを取り戻す必要がある
いわゆる、スピリチュアル的には“ハイヤーセルフと繋がる“という表現になり、コーチング的には”GROWモデルの先の潜在意識から出てくる本当の気持ち“なのかもしれない

内側から「開かれた思考、開かれた心、開かれた意見」が沸き起こるには、土台として目的への共感、仲間への信頼感、安心安全の場があってこそ
創業者や経営者は日常的に、このコールに耳を澄ますソースの役割を担うこととなる

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生命体の世界観⇒真の目的


未来は予想できないし、人は機械の部品ではないという世界観。
変わり続ける世界の中で、とめどなく、感じて、応えて、適応していく。目的は進化し続けていくため、目的を書くことは進化を止めてしまうという意味で書かない。高貴な目的をはっきりと決めて示すという意味はティール組織の「存在目的」には含まれていないのです。
ある方向性をもった生命体としての組織
「存在目的」は、明確な目的を述べることではなく組織というものをそれ自身がエネルギーと方向性を持った生き物として捉えるのです。将来を予測して管理するというのをやめ、代わりに継続的に組織の目的に耳を傾け、行動していく。組織は生き物として何になりたいと願っているのか?

組織は、創業者や経営者が所有するものではなく、生き物である。    例えば、子供の人生を親が強要できないと同じく、成長しながら道をつくっているもの

私自身ずっとゴールを描けないことにフラストレーションを感じていたが、このことが、このティール組織の考えが腑に落ちた要因でもあります 


来月に続きます

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