大好きなのは猫。噛まれて全治1ヶ月の怪我をしたけど。

昔から猫が好きでたまらない。
まるっとしたフォルム
抱き上げるとふんわり柔らかく
子猫も成猫も野良ちゃんも猫カフェの子もよそのおうちの子もとにかく猫が好きでたまらない。

肉球、忍び足、ニャンモナイト、液体のように色んな入れ物に収まる姿。
鳴き声も顔も全てが愛おしい。

好きすぎて何をされても好きなのである。

小さい頃に猫が好きすぎて見かけたら追っかけまわしていた。
幼稚園の時に通っていた公文式の私塾の庭で野良猫を捕まえて抱き上げたら驚いた野良猫に思い切りうんちをされた。
幼稚園児なのでそれがうんちだと気付かずにニッコニコで公文の先生のところに行ってギャッ!と叫ばれたが意に介せずその日の課題を終わらせてまた野良猫をニッコニコで追いかけ回した。

小学生の頃に、私が住んでいる集合住宅の敷地内で捨て猫が見つかった。
クラスメイト達や学校中の生徒がその捨て猫を気にかけていた。

シャム猫のようなフワフワの猫。
人懐こくてすり寄ってくるそうだ。


どこにいるんだろうその猫ちゃんは。
私はその話を聞いた日の放課後、いてもたってもいられなくなって必死に敷地内を探し回ると私の家の真ん前の小さな遊び場で小学生が集まっているところに出くわした。

輪の真ん中にはフワフワの猫がいた。
見せて!と声をかけてその子に近寄るとフワフワは私の方にすり寄ってきた。

可愛い、絶対にこの猫と暮らしたい!

超特急で家に帰って袋のウィンナーを持ってフワフワの所へ戻り、ウィンナーをあげるとフワフワはすごい勢いでウィンナーを食べた。
それがあまりに美味しそうだったので私も調理前のウィンナーを食べてみた。
普通に食べられたし美味しくて気に入ったので猫と一緒にウィンナーを食べ尽くした。
ウィンナーは茹でたり焼いたり火を入れずとも美味しく食べられる事をこの時知ったのだが、38歳になった今でも周囲からの賛同は得られない。

お母さんを何がなんでも説得してこの子を貰うんだ、そう心に決めてフワフワを抱き上げて家に連れて帰った。
家に向かう途中もフワフワはとても大人しくじっとしていたように思う。

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