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ユニキャリア~人生の後半戦を自分の手で~

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仕事だけじゃなく生きる選択すべての軌跡がキャリア。 個別、独特、それがいいと思ってる。
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「やりたいこと」は簡単に見つかる

突然ですが、今あなたがいま一番「やりたいこと」って何でしょうか。 すぐに答えられる人もいれば、頭を悩ませてしまう人もいるかもしれません。 現代ではこの「やりたいこと」を持つことが推奨されて、もはやプレッシャーのようになってしまっています。 「やりたいことを仕事にする」「やりたいことは仕事にするな」。 どちらの言葉も聞いたことがあると思います。 二つの言葉は正反対に聞こえますが、 前者=やりたいことは伸びるから仕事にしよう 後者=やりたいことは楽しむべきものだから、仕事にして

年齢バイアスで仕事を判断するなんてもったいない

「もう50歳だから体力的にきついでしょう」。 ビジネスの場にいれば誰でもこんな言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。 逆に若い人には「まだ若いから知らなくて当然か」。 実はこうした年齢の固定観念にとらわれてビジネスのチャンスを逃していることが少なくありません。 特に雇用の場面でその傾向は顕著です。 人事からすると年齢が若いということが一つの評価点として機能しているのは事実です。 若いから長く働いてくれる。若いから体力的にも無理が効く。若いから未経験の業種でも可能性があ

定年を迎えれば皆『終わった人』?

東大卒のエリート行員が、出世街道を外れて関連会社に出向。 結局返り咲きとはならずにそのまま定年を迎えて鬱屈とした気持ちを抱えたまま職場を去る。 2015年に刊行された内館牧子さんの『終わった人』(講談社)には、一流の道から外れてしまったサラリーマンの定年後の悲哀が描かれています。 同作は2018年には舘ひろしさん主演で映画化もされ、話題になったので、視聴していた方もいらっしゃるのではないでしょうか。 主人公の名は田代宗介。 彼は定年を迎えた後も、仕事に未練を抱えていたため

氷山は一部しか見えない。あなたの見えない能力を知るには何が必要?

「氷山の一角」という言葉があります。 海に浮かぶ氷山は実は巨大な氷の塊なのですが、海面上に姿を現しているのはごくごくわずかです。 実に氷山は全体の八分の一ほどしか海の上に現れず、残りの八分の七は海の中に隠れてしまっていると言います。 「氷山の一角」は本来好ましくない物事の一部のみが露呈してしまっている様子を指し、 「今回明らかになった汚職は社内の氷山の一角に過ぎない」などといった使い方をします。 ですが、ここでは応用を効かせてキャリアの考えに落とし込んでみたいと思います。

500色の色鉛筆に学ぶキャリア形成

突然ですが、「ともにしあわせになるしあわせ」という言葉をご存じでしょうか。 私たちユニキャリアが、大切にしているモットーなのですが、出典は本のタイトルです。 http://www.eijipress.co.jp/book/book.php?epcode=2150 2013年に刊行されたこの書籍の著者は、株式会社フェシリモ代表の矢崎和彦さん。 フェシリモという会社の名前だけ聞いてもピンとこない方もいるかもしれません。 同社は兵庫県神戸市中央区に本社を持つ通信販売会社で、ファ

あなたのキャリアは誰のもの?今こそ知りたいキャリアオーナーシップ

年功序列や終身雇用。 これまで当たり前だと考えられてきた日本の古き企業体制はすでに崩れつつあります。 従来の雇用モデルが終わりを遂げて、新卒で入社した会社に定年まで言い従うというのは、もはやありえません。 そんな時代だからこそ意識しなければならないのが、キャリアオーナーシップという概念です。 キャリアは皆さんご存じの単語だと思いますが、オーナーシップについてはどうでしょう。 英語でownership。持ち主を表すownerと船のshipが合わさった言葉で、所有権という意味に

社会をけん引する「ミドルシニア」が考えていること

現代は人生100年時代と言われています。 ビジネスの場でも2013年には「高年齢者雇用安定法」の改正によって、それまで「60歳」だった定年が「65歳」にまで延長。 今後は「70歳」まで引き上げるという努力義務も発表されており、ますます職場の年齢層は上昇していくことが予想されます。 少し前まで50歳ともなれば、そろそろ定年を意識してセカンドライフを考える頃だったのではないでしょうか。 それが今では、人生のちょうど折り返し地点です。 ミドルシニア(40~60代)は、仕事で最も

おせっかいから生まれた 未来型プロフィール

ユニキャリアという屋号で活動を始めたのは2019年4月。 人それぞれのユニークなキャリアを言語化する「未来型プロフィール」のプログラムができたのが同年で、最初のワークショップは2020年1月。当時はコロナ禍もまだ他国のことと思っており、リアル会場で開始しました。その後、日本もあっという間にコロナ禍に突入となり、2回目からは完全オンラインで開催して現在に至ります。 未来型プロフィールは、過去の経歴や保有するスキルに片寄ったものではなく、望む未来へのエントリーとなる自己表現ツ

私の成功のための法則③後編(完)

「私のための成功の法則」というタイトルで書く3回目、最後です。最後に1回目にも通じる、この「成功の法則」の意味を冒頭に書いておきたいと思います。「成功の法則」と聞くと、成功できるノウハウをイメージするかもしれません。よく見てください。「私のための」というのが先にあります。これは、私が在りたい状態を味わうこと、幸せだなぁと感じる状態になるための法則なんです。読んでくださっている方は私ではないので、これをしたら在りたい状態になるとか、幸せを感じるかはわかりません。ここに辿り着いて

私の成功のための法則②中編

前回、成功部類の知人に触発されて「私の成功のための法則」について書いてみました。 成功するためのテンプレートなんてないと頭ではわかっていたし、そんなの押し付けられることは相当嫌だったはずだけど、教科書を覚えて吐き出す(回答する)嘔吐教育を普通に受けてきた、特技も引き立つものもなかった自分は、自分のやり方でうまくいくなんて思えてなくて、うまくいっている人のを取り入れてやるのがセオリ―だと思ってたんです長い間…だけどね…って話を書いています。 そして、いよいよ後編として私の成功

私の成功のための法則①

ユニキャリアという屋号で活動しています。 これは、「誰もが唯一、ユニークな存在。何やったってその足跡はキャリアになる」という考えをもとに、人それぞれのユニークなキャリア、生き様を尊重し合える社会にちょっとでもしていきたいなと考えて決めた名称です。 そのユニキャリアのコアとなる事業は「人生のターニングポイントとなる未来型プロフィールをつくろう」という考えであり、ワークショップやセミナー。こちらについては別のマガジンに書いていますので、よかったら以下をご覧ください。 さて、

仕事に自分なりの納得感を求めるようになるお年頃について

40歳、45歳を前に、もう少し遅めで50歳を前にして 「今の環境で仕事を続けていくことにワクワクしない」 「ずっと同じ会社で仕事をしてきて、これだけで終わるのかと思うとゾッとしてきた」 「もう、いまさら転職したってできることないし、何とかしがみついて生きていくしかない」 こんな声を時々聞きます。 過去の典型的な会社員生活は、20歳前後で社会に出て60歳ごろに定年退職をする、というものでした。そんなスパンで考えると、ちょうど折り返しを含む40代だからそう考えるのかなぁと考えつ

“優秀”な人を育てているか、育っているか

第22回日経フォーラム「世界経営者会議」が東京の帝国ホテルで開かれ、登壇した米ネットフリックスのリード・ヘイスティングス最高経営責任者(CEO)が、「社員に自由と責任を与える『脱ルール経営』で変革を促す」と語ったとのこと。 「優秀な人材は命令ではなく企業文化や価値観で管理できる。自由と刺激を与えれば新しいアイデアが生まれる」というのにもちろん異論はないし、そういう企業が増えてほしいと心底思う一方で、身近に脱ルール経営はあるか、それを目指している、または目指したい経営者はいる

初めてのリモートセミナーをやった

コロナ禍になって、4月ごろからオンラインセミナーやワークショップをしていて、今さら何が「初めてのオンラインセミナー」ってことですが、週末、会場に参加者がいて、私だけ遠隔地(自宅)からというセミナーを初めてしました。 主 催:フリーランスラボ富山 対 象:現在フリーランス、今後半年くらいの間にフリーランスになる予定の方 テーマ:「未来型プロフィール」作成・自分研究ワークショップ 内 容:経歴だけでは伝わらない『自分が貢献できる価値』を表現して相手を動かすことのできるアクティブ