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人生の節目にはいつもネコがいる、息子よりも長く一緒に暮らしたネコが旅立つ

私が理学療法士になろうと思ったのは、高校2年生のとき。
飼っていたネコがどこかで転落し、出血多量で亡くなったことがきっかけでした。
動物病院を受診し止血剤を注射してもらいましたが、苦しんでいるネコに何もしてあげられない無力感。

目の前で苦しんでいる人を助けたい。
そう思っていた矢先に、本屋さんでたまたまみつけた『医療従事者の仕事と養成校の紹介』の本を買って帰る!

そこからは、消去法です(笑)。
注射はできない、針で皮膚を刺すことを見ていられないもの・・・看護師は無理・・・等々・・・最終的に、理学療法士が残ったということです。

それから15年後、結婚して老人保健施設で働いていたときに、駐車場に段ボールの箱に入れて猫が捨てられていました。
同級生がメス2匹を飼ってくれるというので、我が家で2週間ほど預かることになったのですが・・・。
反対していた夫のほうがお嫁に出せなくなってしまい、我が家の姉妹ネコ・うり&びびとして飼いはじめたのが2003年。

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その1年後、息子を出産。
我が家にとってうり&びびは、こうのとり♡

ところが、息子が1歳半になった頃、かぜがきっかけで咳がとまらなくなったのです。
これは、ネコ毛が原因の小児喘息かも疑いはじめて、どうしたらよいのか調べたところ、アレルゲンを減らすためには掃除の前に片づけと気づく。
それから、アレルゲンになりやすい布モノから捨てはじめ、筋肉痛になりながら家じゅうのあらゆるものを捨てはじめました。

息子の小児ぜんそくがきっかけで、整理収納アドバイザーの資格をとり、高齢者に特化した片づけをするようになったり、ライター業をしています。

なぜそんなに頑張れたのかというと、ネコ毛がアレルゲンだと分かっても笑顔でみんな一緒に暮らしたかったから・・・。

現在、17歳のおばあちゃんになった姉妹ネコ・うり&びび。
2年ほど前からびびは足腰が弱くなり、食事誘導・介助、トイレ誘導・介助が必要。
そして、元気だったうりが、突然、開口呼吸困難の状態となり、胸水と診断されました。
炎症性の胸水であれば水を抜いて抗生剤を飲めば治るけれども、うりの場合は水を抜いても一時的でエンドレスに水を抜き続けなくてはならない。
最後は楽しく負担が少ない生活を送って欲しいと考えて、胸水は抜かないと決めて療養生活17日目の昨夜、旅立ちました。

うりがいなくなっただけで家の中が広く感じて寂しいばかりです。

なにかを始めようとするとき、なにかをするきっかけになるなど、人生の節目になぜかネコがいました。

また、新しい学びをはじめたのです。
高齢者の環境整備の原稿とともに、新しい学びの話もこちらで記録に残していけたらと思います。



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