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【レポート】 豊島区議会 令和5年第2回定例会


このレポートの読み方
構成は大きく2つ
1、概要(ザっと読み飛ばしてOK!)
2、私の一般質問
終わりに

1、概要  第2回豊島区議会定例会 会議結果

会期

令和5年6月21日~7月10日(20日間)

審議件数

  • 議案等(区長提案)
    10件

  • 議案等(その他)
    1件

  • 請願・・・豊島区に対して意見や希望を述べること
    1件

  • 陳情・・・豊島区に対して、その実情を訴え、一定の措置を行うよう(または行わないよう)要望する行為
    6件

  • その他
    2件

議決結果

議案等(区長提案) 10件

原案可決 8件
第25号議案 豊島区手数料条例の一部を改正する条例
第26号議案 職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例
第27号議案 パートナーシップ関係にある者に係る給与等の取扱いの改正に伴う関係条例の整備に関する条例
第28号議案 豊島区特別区税条例の一部を改正する条例
第29号議案 こども家庭庁設置法等の施行に伴う厚生労働省関係省令の整備等に関する省令の施行等に伴う関係条例の整理に関する条例
第30号議案 南長崎第一保育園全面改修に伴う製作家具(ロッカー・収納戸棚ほか)の買入れについて
第31号議案 山手線池袋・大塚間西巣鴨橋新設工事委託契約の一部の変更について第32号議案 令和5年度豊島区一般会計補正予算(第4号)

同意 2件
第33号議案 名誉区民の選定について
第34号議案 豊島区副区長の選任について

議案等(その他) 1件

原案可決 1件
議員の派遣について

請願 1件

不採択 1件
5請願第2号 適格請求書等保存方式(インボイス制度)の実施延期を国に要望することを求める請願

陳情 6件

採択 1件
5陳情第8号 フレイル予防に資する朗読劇の推進についての陳情
不採択 3件
5陳情第9号 竹下ひろみ議員(自民党)辞任を願う陳情及び自民党が竹下ひろみ議員に公認を与えた理由を求める陳情
5陳情第10号 豊島区客引き行為等の防止に関する条例についての陳情
5陳情第12号 羽田空港への新飛行ルートの中止を求め、豊島区議会から意見書提出を求める陳情

閉会中の継続審査 2件
5陳情第11号 公共施設である庁舎内において政党機関紙の勧誘・配達・集金を自粛するよう求める陳情
5陳情第13号 自民党区議の政治資金規正法違反に関する陳情


その他 2件

閉会中の継続審査 1件
定例会・臨時会の会期等に関する事項

許可 1件
発言取り消しの許可について

議案等の採決結果


豊島区区議会公式HPより抜粋
出典元:(https://www.city.toshima.lg.jp/368/kuse/gikai/kekka/h28/documents/050710saiketsukekka.pdf

2、私の一般質問

子どもたちが夢をもてるまちの実現に向けて(質問は5つ)

1、隣接校選択制度について

 豊島区内の小中学校の新一年生に限り、自分の住んでいる地域の指定校以外に指定校に隣接している学校が選べるという制度があります。これを隣接校選択制度と言います。この制度を新一年生に限らず、いつでも適用できるようにしたらどうかという質問をしました。
 例えば、小学校生活の途中2年生や3年生などで豊島区に引っ越しをしてきた方は、その引っ越し先の指定校しか選べません。近年、東池袋では大型マンションの建設が活発でいきなり小学生が複数名転校してくる事態が予想されます。現状では、校舎の増設工事で教室を確保するといった対応をしております。一時期、一エリアの児童数増加に伴い毎回工事をしていては、お金ばかりがかかり、使わなくなれば空き教室となってしまいます。私はこれに対し、今ある学校選択制度を利用するのも一つの方法だと思い、新一年生に限らず隣接校を選べるようにするのはどうかと提案しました。
 もう一つの事例として区内から区内へ引っ越した場合も元の学校に通うことができない、生活圏が変わってしまうといったことが想定されます。豊島区では指定校変更制度を設けておりますが厳しい審査がありそれが煩わしくて諦めてしまう方もいます。柔軟に学校を選ぶことができたら子どもたちも親もより安心のある暮らしが実現できるのではないでしょうか。

 →これに対する回答は、誰でも好きな時に隣接校を選べるようになると学校の運営に支障が出るので難しいといった回答でした。確かに仰る通りですが、この件は一定のルールを作るなどやり方次第では運用できると考えております。またこの少子化の世の中で生徒が一定の場所に一時的に増えたから、「じゃあ教室作ろう」ではキリがないと考えております。まずは今ある制度を工夫することも考慮していただきたいです。この件、引き続き追求していきます。


2、育児支援ヘルパー事業について

  産前産後に育児や家事を手伝ってくれるヘルパー制度があり、豊島区側が利用者にヒアリングし、マッチする業者のヘルパーを選び派遣しています。現在契約中の企業は4社。この委託派遣事業所に、産前産後に特化した「産後ドゥーラ」の事業所を増やしていただけないかを提案しました。また「産後ドゥーラ」の資格取得費の助成を併せて提案しました。この資格補助は他の区や自治体も既に実施済みで国庫補助金や東京都の補助金から捻出できます。

 →この件の回答については、来年度の予算に向け話を進めていると言った前向きな回答をいただきました。派遣先事業所についても安全性の担保を第一に審査をきちんとし今後増やしていくそうです。

3、「にしまるーむ」について

 西池袋中学校内に不登校予防や放課後の学習支援や居場所づくりを目的に「にしまるーむ」という施設を開設しました。NPO法人の豊島子どもWAKUWAKUネットワークが運営しております。
 この施設は何も前情報がなく突然現れたので、生徒の意見は聞いたのか、不登校児などを対象としているのにどうして昇降口そばのオープンスペースを選んだのか、業者の選定理由などの質疑をしました。

→回答としては、生徒の意見は聞いていない。学校長の判断で作った。試験的に行っており、今後いろんな学校で増やしていきたいとのことでした。質問の中で生徒の意見をきちんと聞いてから構想するようにお願いをしました。不登校予防という観点よりも放課後の居場所要素が強いと個人的には感じました。不登校の生徒に対しては不登校特例校の推進やさまざまな学びの選択の機会を与えられるような政策が必要です。「不登校」ではなく、「自分で選択できる学び」に繋げられるよう今後も教育について取り組んでいきたいです。

4、池袋第五保育園と池袋幼稚園の統合による認定こども園について

 池袋幼稚園と池袋第五保育園の2園を行き来するような運営で認定こども園を作る計画について質問しました。
 池袋幼稚園を今年から一部改修工事するのですが、子どもたちも工事しているなかで過ごすことについての懸念について質問しました。また建物を調べると築年数48年壁の中性化という数値があまりよくなったので改修工事で本当に良いのかどうかを聞きました。

→回答としては、生徒がいない時間帯に工事をするなどの工夫をする、建物の安全性については確保できているとのことでした。建物の安全性の確保については、耐震化診断も行なっており問題のないことを確認しているとのことでした。

5、豊島区政のビジョンについて

  24年という長い高野区政が終わり高際新区政になりましのたで、区長の思う豊島区のビジョンや高野区長の何を継承していくのかを質問しました。また区民と区政がより身近になるようなアイデアがないかを聞きました。

→回答としては、高野区政の文化を基軸とした街づくりの継承と区政を区民がもっと身近になるような豊島区を目指していくと言った目前向きな回答でした。
そして最近始まった、「子どもの声」という、新しい取り組みの紹介もありました。みなさんご存知だと思いますが、区民の声という、目安箱のような取り組みが豊島区にはあります。その子どもバージョンが6月からできました。既に58件も子どもたちから高際新区長への要望が届いたそうでう。頂いた意見をどうするのかが今後のカギとなると思いますのでぜひ、子どもたちの声をたくさん聞いて実現できるところから行動していってほしいと思います。


終わりに

ここまでお読みになっていただきありがとうございました。
ご質問等ある方はいつでもご連絡ください。

連絡先:
keiko.miyazaki.mi@gmail.com

080-5394-1140


引き続き、皆さんに、子どもたちに、わかりやすさを大切に情報発信していきます!
何かアドバイス、工夫があればぜひ教えてください〜!


次回定例会日程:令和5年9月20日〜



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