Voicyからの英語表現〜そうかっ!「自縄自縛」と訳せばいいんだ!(笑)
毎日配信しているVoicyで出てきた英単語や表現をご紹介します。
配信は日本語でお送りしていますが、「こんなときは英語で〇〇って言うんですよね」と思わず語ってしまうことがあります。そんな言葉をピックアップして書き留めておきます。
ご紹介する言葉は、英語で会話をしていると頻繁に出てくるものです。ニュアンスや使い方のシチュエーションをつかむ手掛かりにして頂けたら嬉しいです。
今日の配信
今日は「とうりょうさんの寺子屋ラジオ」でお馴染みのVoicyパーソナリティ伊藤東凌さんとの対談アーカイブをお送りしました。
ずっと訳し方を悩んでいた英語表現〜"self-fulfilling prophecy"
両足院で副住職をされている東凌さんが仏教の道を歩まれることを選んだ経緯や、仏教と教えとコーチングの意外な共通点など、とても興味深いお話をお聞きすることができました。
自分の思い込みや考え方の癖が、いつの間にか「呪い」とも言える強い力で自分を縛ってしまうことがある。見方を変えれば状況は変わらなくても心が楽になることがある、というお話の中で出てきたのが、「自縄自縛」という言葉。
私は思わず、「それは英語で言うところの"self-fulfilling prophecy"ですね」と言ってしまいました。prophecyというのは「予言」という意味の単語で、それを"self fullfilling"(自分で満たす)ということで、「自分で思った通りの結果になる」という意味の表現です。
「どうせダメだ」と思っていると本当に上手くいかないことってありますよね。逆に、目標に対してポジティブなイメージを持つことで難しいと思っていたことも意外に楽にクリアできたりすることもあります。"prophecy"(予言)という単語は、あまり馴染みがない言葉ですが、自分の思い込みや心の持ちようがが現実になってしまい、まるで予言が的中するような状況を示すため、こんな言葉を使うのでしょう。表現って面白いな、と思います。
実は、この"self-fulfilling prophecy"というのは人材開発の話題やコーチングなどで出てくることがあるのですが、通訳者としては非常に訳しにくい厄介な表現でした。
今日の対談の中で東凌さんに教えて頂いた「自縄自縛」は"self-fulfilling prophecy"の訳として使えそうです。(そして、使ってみるのが楽しみです😆)
それでは、ごきげんよう♪
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