見出し画像

「予約する」の英単語の使い分け

場に似合わない言葉を使って笑われた💦


アメリカ主張中にオフィスの廊下で懐かしい人にばったり人会い、「この後ミーティングあるよね?」というつもりで"We have an appointment later"と言ったら、「Thats really official(かしこまってるねぇ)」と笑われてしまいました。

日本語で誰かと約束していることを「アポがある」と言ったりします。「アポ」というのは"appointment"の略語ですね。その感覚で英語でも本人を前に"appointment"と言ったら、その人との関係性や場の雰囲気にはそぐわない表現だったため笑われてしまったのです。

さて、私は何と言えば良かったのでしょうか?


"appointment" と"reservation"の語源


一般的に、 "appointment "は歯医者や健康診断などの「予約」というときに使う言葉です。そして同じ「予約」でも"reservation" はレストランやイベントの登録などで使う言葉です。パーティーの出席登録などもreservationを使います。

何となくのイメージですが、これまで「硬いもの」(歯医者や健康診断)は"appointment "で、「柔らかいもの」(レストランやパーティー)は"reservation"というイメージで捉えていました。

それぞれの語源を見てると、”appointment” は「合意すること」「正式なビジネスの日時を決めること」、”reservation” は「(場所などを)確保しておく」という意味で元々使われていたようです。(*語源には諸説あります)

「ミーティングのアポをとる」という場合も、"appointment"を使うことはあります。例えば今回、本人を前にして"appointment"を使ったら笑われてしまいましたが、ミーティングをアレンジするために秘書の方とやりとりしていたときには"appointment"という言葉を使っていました。ただ、ご本人とは長年よく知っている仲なのに本人を目の前にして"appointment"という言葉は硬すぎたということです。


言葉って本当に難しいですね。同じ「ミーティングのアポ」でも"appointment"が適切な場合と、関係性によっては堅苦しくなってしまう場合があるということです。

さて、私はこの場合は何といったらよかったのでしょうか?
口語的にはなりますが、「We will see each other at xxx (xx時にお会いしますね)」とか、「We have a meeting at xxx do we?(xx時にミーティング入ってますよね?)」などで良かったのかな、と後から考えて思いました。

言葉の選択には絶対的な正解がないからこそ面白いし難しい。究極には「英語」よりも、コミュニケーション力、そして人間力を鍛るしかなさそうです。

同じテーマでVoicyでもお話ししています!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?