まいにちがにちようび
もしもがもしもではなくなったら、ということをよく考える。
もしも「まいにちがにちようび」だったら何をしようか。
考えてはみたものの、散歩をしたり、近所の喫茶店に行ったり、絵を描いたり、ラジオを聴いたり、意外といつも通りのことしか思いつかない。
日曜日とはそんなものなのかもしれない。
お休みの日はよく喫茶店にいく。
先日は、西荻窪の喫茶店「それいゆ」でナポリタンを食べ、珈琲とついでにケーキも食べた。雰囲気も最高、珈琲も一流。その上、軽食も絶品でケーキまで食べられるときた。
星10コつけたい。
学生時代から通い詰めてはやうん年、「それいゆ」は創業57年になるらしい。
制作で行き詰まった時には一旦外に出て、喫茶店に小一時間ほど居座り、頭の中を整理する。いつも持ち歩いている手帳を広げ、とりあえず頭に浮かんだあれやこれやを手帳に書き留める。
どうでもいいことを徒然に。
とても人にお見せできるものではないので、もしもビッグになって生涯を終えることができ、その後「懐古展を」となった場合、この手帳を展示されてはと思うと死ぬに死にきれない。
世の著名人は幼稚園の作品から日記、手紙、紙の切れっ端に至るまで赤裸々に展示されて、さぞ化けて出たいと思っているに違いない。死人にもプライバシーというものがあるはずだ。
などと、どうでもいいことを毎日飽きもせず考える。
もしももしもと落ちもなく身にもならない話ばかり。
日曜日なので、まあいいか。
おしまい。
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