やっぱりコミュニケーションっていいな

私は割と人見知りする方で、うちとけるまでに時間がかかる。
昔からそうだったかといわれるとそうではなくて。以前は人と関わることが好きで、初めて就いた仕事は接客業だった。それが、メンタルの調子を崩してからはちょっと人が苦手になってしまい、コミュニケーションを取ることも避けてきた。
今でも、はじめましての人とコミュニケーショを取るのは緊張する。
「何か話さなきゃ。」とか「変に思われないかな？」とか妙に気にしてしまい、
「コミュニケーションを取るって疲れるな」、「大変だな」と思ってしまう。

そんなコミュニケーションを苦手とする私だが、その苦手な気持ちをほぐしてくれるようなできごとがあった。

ある日の美容院で。
髪をやってもらってる間、スタイリストさんとの間で「年内の来店は今日が最後になるだろう」という会話をした。
終わって帰るとき、「今年もありがとうございました。また、来年もよろしくお願いします。」とひとこと添えてスタイリストさんが見送ってくれた。私はこのひとことがとても嬉しかったのだ。なぜなら、このひとことをかけてくれたスタイリストさんは私の担当さんではないからだ。（担当さんは次のお客さんが待っていた。）そのスタイリストさんはシャンプーとマッサージをしてくれたのだが、そのときからすごく丁寧だった。自分の担当ではないお客さんにも丁寧に接してくれて、そこにすごく感動したのだ。人を相手にする仕事だから普通なんじゃ？と思われるかもしれないけど、その普通、当たり前をできる人って多くはない気がする。

＊

ある日のスタバで。
スタバに行くと注文するときに少し話しかけてくれる店員さんがときどきいる。私はその何気ない会話が好きだ。先日もスタバに行ったとき少し会話をした。その日は寒く、私はマフラーをしていた。
「もう、マフラーがいりますよね。私、自転車で来たんですけど凍えちゃいました。」と店員さん。「急に寒くなっちゃいましたよね。」と返す私。
注文するほんの数分の間。その短い間にちょっとした会話で時間を共有できるのってなんだかあたたかな気持ちになるし、その後の時間も気分よく過ごせる。ほっこりとした気分になれた。

コミュニケーションを苦手とする私だけど、こうしたやりとりがあると嬉しくなる。そして、「コミュニケーションって、人っていいなぁ」って思う。
そんなに苦手意識を持つんじゃなくて、もう少しリラックスしてコミュニケーションを取れるようになったらもっと心豊かになれそうな気がする。そんなことを思わせてくれるできごとだった。