秋の渡り途上のトウネンに出会った

画像1 夏の北海道滞在もすでに3ヵ月目に入った。海岸に行き、オオセグロカモメの群れが浜辺で羽を休めているのを撮影していると、水際に小さな鳥たちの群れが飛んできた。最初はスズメかと思ったが、海辺で見かける鳥ではない。よく見ると、足が長くスマートで、小さいがチドリ目特有のスタイルをしている。
画像2 私はカモメたちに背を向け、夢中で彼らを追いかけ、シャッターを押し続けた。
画像3 家に帰って調べたところ、チドリ目シギ科のトウネンという鳥で、日本には春秋の渡りの時期に立ち寄る旅鳥とのこと。羽の色もすでに冬羽に生え替わっており、秋の渡りの途上にあるようだ。
画像4 群れは20~30羽で構成され、砂浜でエサをついばんでは南へと下っていく。追いかけられるところまで追いかけ、再び戻ってくると、また同じような群れに出会った。結局、3つの群れを相次いで目撃した。
画像5 体長に比べて翼長が長いのがチドリ目の特徴で、この春、家の裏の田んぼで子育てをしたケリも、飛ぶ姿はカラスに負けないくらいだった。これからどれくらいの時間をかけて南の地に辿り着くのだろうか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?