”現代イグナイト”、その真実をお教えします。【遊戯王Advent Calender23日目】
1.はじめに
どうも、慧紀です。
ここ数か月うまく記事がまとまらなかったため久々の更新となりますね。note書く書く詐欺、来年はなるべく控えます……。
神企画「遊戯王アドカレ」再び
さて、今回は通算5年目となる年末恒例企画『遊戯王Advent Calendar』の企画記事になります。
自分は昨年に引き続き2度目の参加ですね。末席ながらこの神企画に参加できて光栄です。
今年はキャベツ(@mtbambooygo)さんが運営をされています。
企画の詳細についてはこちらの記事をご参照ください。
今年もセンスあるライターの方々による個性豊かな記事が毎日公開されましたね。
僭越ながら私も昨日までの全ての記事を拝読し、リポストした後にポストまたは引用ポストで簡単な感想を投稿しております。
昨日12/22はむいん(@Ruuin__)さんによるゴママヨについての記事でした。
あまり意識して探してはいなかったですが、意外とゴママヨに該当するカードは多いんですね~
⇩ ゴママヨってなんやねん!?と思った方はぜひ元記事へ! ⇩
さて、自分は年末忙しそうなのを見越して期日をなるべく遅く設定したかった一方で、「最終日は荷が重いしクリスマスも荷が重いから12/23かな~」くらいのテンションで12/23に決めたわけですが、
……なんか自分が一般参加者の大トリを務めることになってるな???
忙しくあまり時間もかけられなかったので大した記事ではないですが、楽しんでいただければ幸いです。
簡単な自己紹介
本題に入る前に簡単な自己紹介をしておきます。
私は【イグナイト】や《聖騎士の追想 イゾルデ》を中心に展開ルートを考える、いわゆるソリティア民と呼ばれるものです。
色々なソリティアを思いついてはTwitterの海に放流してきましたが、代表作はおそらく先攻ワンキル成功率100%のイグナイトデッキ(マシュマック型)でしょうか。
もちろんソリティアだけでなくまともな(?)イグナイトも使用しています。
イグナイト有識者(自称)です!!!
2.イグナイトとは?
本題に入る前にイグナイトの簡単な解説をしておきましょう。
皆さんはクラッシュ・オブ・リベリオンで登場したイグナイトというテーマをご存じですか?
イグナイトは戦士族・炎属性のPテーマで、通常Pモンスターは以下の共通P効果を持ちます。
すなわちイグナイト2枚が任意の炎戦士に変換できるわけですね。
破壊されたイグナイトはEXデッキに加わるため、後々のP召喚も狙えます。これが本っ当に強い。
そしてイグナイト通常Pは8種24枚存在し、さらにそれらのサーチカードが増援1(制限)、スキル3、選択1(名称ターン1)と豊富に採用できるため、非常に高い再現性を担保できるわけです。
3.イグナイトに対する誤ったイメージ
というわけで本題に入りましょう。
今回の記事は「”現代イグナイト”、その真実をお教えします。」です。
イグナイトは非常に魅力的なテーマなのですが、その魅力に反して使用者はあまり多くはありません。
そのためか、世間のイグナイトに対するイメージは古い、もしくは誤っているものが多い印象です。
今回の記事ではそういった誤ったイメージに対して使用者目線での実情をお伝えした上で、簡単に現代イグナイトのデッキタイプを紹介できればと思います。
イメージ1:イグナイトは新ルールで殺されて今も死んだままである。
まずは1つ目。
ここで言う新ルールとは2017年3月25日付けのリンク召喚登場時の新ルールです。いわゆる「リンクショック」の時のルール改訂ですね。
この改訂により、EXデッキから特殊召喚されるPモンスターはEXモンスターゾーンかリンク先にしか特殊召喚できなくなりました。
マスタールール(2020年4月1日改訂版)においてこの制限が撤廃された融合・S・Xとは異なり、Pモンスターでは現在までこのルールが継続しています。
これがイグナイトにどう影響するかですが、元々このテーマは「自壊サーチを繰り返してEXデッキにイグナイトを大量に送り一気にP召喚する」というのがコンセプトでした。
共通効果でイグナイト2枚を炎戦士1枚に変換する行為はアド損ですが、そうして失ったアドをP召喚で一気に回収していたわけですね。
このコンセプトは最上級イグナイト2種からも読み取ることができます。
最上級イグナイトはイグナイトのP効果でイグナイト2枚を破壊して自身をサーチしてきた後、イグナイトカード3枚を破壊することで着地し、さらに他のイグナイトモンスター1体をバウンスし相手のカードを除去できます。
……この世の終わりのような重さをしていますよね?
実際旧ルールでさえそんなに強くなかったらしいです。
そんなイグナイトは新ルールでEXから1体しかP召喚できなくなりました。
破壊されたイグナイトはリンクを介さなければ盤面に複数体出力できず、イグナイトでイグナイトをサーチしてもディスアドです。
そのため、「新ルールでコンセプトを殺された」ということ自体は事実と言えます。
しかし、「今も死んだまま」、これは明確に間違っています。
先述のようにイグナイトは共通効果で任意の炎戦士をサーチできます。
そう、サーチ先はイグナイトに限らずなんでもいいわけです。
このサーチでは《エクスパラディン》から《チューン・ナイト》を装備して特殊召喚し、みんな大好き《イゾルデ》を作ります。
この《イゾルデ》が本当に強く、①効果でイグナイトのサーチ、②効果で装備魔法コストのリクルートが行えます。
ここから《デュランダル》をコストに《リナルド》をリクルート。
《リナルド》で《デュランダル》を回収することで星5以下の炎戦士をサーチできます。
ここでサーチするのは《イグニスP》。
そう、イグナイト2枚からPスケールおよびP召喚するイグナイトが揃うわけです。
旧ルールでは盤面に大量のイグナイトを並べてエクシーズするのが基本戦術だったわけですが、現代イグナイトはリンクやシンクロを多用して多彩に動くことができます。
そう、圧倒的に旧ルールより強いんですよね。
旧ルールイグナイトのコンセプトを「サーチで失ったアドを展開(P召喚)で回収」と考えると、現代イグナイトは「サーチで失ったアドを展開(イゾルデとP召喚)で回収」です。
展開の形こそ変わりましたが、コンセプトの本質は変わっていないとも言えます。
結論:イグナイトは確かに新ルールで殺されたが、リンク召喚を取り込むことにより9期より遥かに強化されている。
イメージ2:イグナイトは(デビフラ禁止まで)デビフラワンキルするデッキだった。
皆さんは「イグナイトbot」を覚えていますでしょうか?
これは2022年の3月ごろにマスターデュエルで流行ったbotで、当時流行していたDDダイナマイトbotに対抗してEX10枚で構築されていたデッキです。
このbotはそこそこ流行っていたため、これが当時のイグナイトの主流であったと思っている方もいるのではないでしょうか。
しかし、これはもうマジのガチで本っ当に違います。
このbotのおかげで先述した「イグナイトは新ルールで死んだ勢」の大半が絶滅したのはよかったんですが、このデッキマジで作りが甘いんですよね。キリビもウーサも積んでないとか誘発貫通する気ないだろ
「イグナイトがbotに使われた!許せない!」という人もいたとは思いますが、自分はどちらかというと「botのルートと構築弱すぎ!許せない!」でしたね。そういうイグナイト民もちょくちょく見ました。同志。
さて、確かにデビフラはイグナイトの型の1つではありました。
しかし正直言って主流ではありませんでしたし、きちんと研究されていたルートはよく練られていてもう少し構築がしっかりしています。
(当時のルートメモを消してしまったので、かなりデビフラ型を研究されていたと記憶しているmiraさんのツイートを引用させていただきます。)
では何が主流だったのかというと、基本的にはターンスキップ型と制圧型です。
ターンスキップ型は《燃え竹光》と《一撃離脱》を揃えて相手ターンを実質的にスキップするデッキタイプです。
《ユニオン・キャリアー》《ハリファイバー》など数多の規制に巻き込まれましたが、複数のイグナイト使いの改良によりその度リペアが組まれ、今なお使われている型です。
まさにイグナイト使いたちの努力の結晶、近現代イグナイトの王道なんですよね。
なのでデビフラ禁止はイグナイト全体としてはそこまで痛くなかったわけです。
結論:デビフラ型はあくまで型の1つでしかなく、主流ではなかった。
イメージ3:イグナイトはイゾルデを止めればよい。
先述したイグナイトbot、イゾルデのリクルートを止めたらサレンダーされませんでしたか?
かつてのイグナイトは確かにイゾルデへの無効系妨害が痛いデッキでした。イグナイトを大量に引いていれば貫通できましたが、そうでない場合も多く《半魔導帯域》を採用した構築もあったほどです。
しかし、現代イグナイトには神のカード《竜剣士イグニスP》がいます。
このカードの登場により、現代イグナイトは《イゾルデ》の着地前に《虹光の宣告者》か《フルール・ド・バロネス》を立てることでイゾルデへの妨害をケアできるようになりました。
詳しいルートは発見者であるΥさんの解説記事が詳しいのでぜひそちらで。
このルートの発見により、うらら・うさぎ・ニビル・泡影・わらし・クロウなど主要な誘発1枚をイグナイト3枚という非常に緩い条件から貫通できるようになりました。
このルートはイグニスPのリクルートを消費してしまうためイグニスPにほとんど依存しない限られたルートでしか使えないのですが、現代イグナイトの主要なデッキタイプはこの条件を満たしていることが多いです。
現代イグナイトは何でもできるからこそ、こういった誘発ケアやデッキスロットといった足回りを固める必要がありますね。
結論:現代イグナイトはイゾルデ前に万能無効を構えることで誘発をケアできる。
イメージ4:イグナイト通常Pは効果が同じなのでどれを引いても同じである。
先述の通りイグナイト通常PはレベルとPスケールが異なるだけで効果は同じです。
そのため、イグナイト使いでない方からすると全て等価値に見えるかもしれません。
確かにイグナイト2枚をどの組み合わせで引いてもほぼ同じ展開ができるのは事実ですが、その価値は全く異なります。
まず分かりやすいところだと下級>上級があります。
上級は通常召喚にリリースが必要であるため、SS戦士(《キリビ》など)と合わせ引きした際に《イゾルデ》を作れる下級の方が価値が高いです。
次に下スケール>上スケール。
上スケールである《イグニスP》の登場によりデッキ内の上スケールの枚数が多くなっているため、上スケールの価値が相対的に低下しています。
「どうせP効果で調整するでしょ?」と思うかもしれませんが、特に後攻などは手札次第で即P召喚を狙うことも多いです。
次に打点。
イグナイト通常Pは下スケールの方が打点が高いです。
最高打点の《デリンジャー》はキルを狙う際に有用であるため、《イゾルデ》や《アストロ》のサーチで優先的に触っておくことが多いです。
《ミドラーシュ》を一方的に殴り倒せるのも強みですね。
逆に最低打点の《マグナム》ですが、カリユガ型などイグナイト2枚初動のニビルケアが行える一部の型において、マグナム2枚初動では打点0がネックでニビルケアができなくなります。
原始生命態トークンの打点が上がらないんですよね。
一方で《おもちゃ箱》に対応しているのはこのカード独自の強みであり、かつては《ユニオン・キャリアー》で《おもちゃ箱》を起動することで展開に使用していたこともありました。
他の評価基準としては、イゾルデ1枚からイグナイト展開を行う「ロックス展開」に必須となる星6イグナイトの評価が高かったり、ライザーで落とせる星3でメイデン黒庭からバロネスに繋げられる攻撃力1600のイーグルが優秀だったり。細かいところまで考えるとかなり変わってきますね。
ちなみに総合的に見て一番評価が低いのは《ライオット》です。特にこれといった評価ポイントがありません。
自分はイグナイトの枚数を削る際ここから削っています。
ニビルケアありの型で削るなら《マグナム》から削りますね。
結論:イグナイト通常Pの価値は千差万別。《ライオット》は弱い。
イメージ5:《イグニスP》でサーチした最上級イグナイトはただの手札コストである。
再三登場していますが、《竜剣士イグニスP》というKONAMI様がお創りになった神カードがあります。
特にモンスター効果が強力で、《竜剣士マジェスティP》を呼んで場魔法もサーチできるわ、読んできたやつはチューナーになるわ、イグナイトも呼べるからレベルも3~8で選べるわで本当に神です。
しかし、P効果も忘れてはいけません。
サーチ先はPモンスターでないイグナイトまたは竜剣士ということで、このカードからサーチできるのは以下の3種類です。
これでサーチするのは《アヴェンジャー》または《スティンガー》なのですが、基本的にすぐ《マジェスティP》の効果で捨てられます。
そのため、現代イグナイトとの対戦経験がある方からするとただの手札コストにしか見えないのではないでしょうか?
確かにサーチしてくるこれらが弱いのは事実です。イグナイトを全く知らない方はここに妨害を使ってくれるので嬉しかったりします。
ですが、この枠がただの手札コストかというとそれも違います。
まず、彼らは戦士族です。そのため、先述したイグナイト3枚初動の誘発貫通展開では誘発を投げられた際に《ブルズアイン》の発動条件を満たしてくれます。
この枠がドラゴン族の《真竜剣士マスターP》ではまずいわけです。早くクソ強竜魔王が来てほしい
「それじゃ結局ただの手札コストじゃん!」となりそうですが、それだけではありません。
彼らのレベルも重要です。
ここで出てくるのは《アストルフォ》。
手札・墓地の戦士族を除外してSSしそのレベルをコピーできるため、《アヴェンジャー》や《スティンガー》を採用することで星7・星8のSS炎戦士になるわけです。
これは《オッドアイズ・アブソリュート・ドラゴン》の着地が必要な制圧型およびカリユガ型で有用です。
前者であれば《ボルテックス》で制圧、後者であればエクシーズを素材なしで特殊召喚して《ラウンチ》の対象を用意できるわけですね。
……なんですか?「やっぱり盤面には出ないじゃねぇか!」?
いえいえ、ちゃんと盤面にも出ますよ。
アドバンス召喚したりイグニスPで呼んだりすることもありますが、現代ではやはり《賜炎の咎姫》の存在が大きいですね。
アヴェさんもスティさんも特殊召喚制限がないため簡単に蘇生でき、非常に緩い条件で打点を伸ばせるため重宝します。
先述のようにイグナイト通常Pの最高打点は《デリンジャー》の2400ですが、《アヴェンジャー》は2600、《スティンガー》は2800とそれより高くなっています。
特に《スティンガー》は《ギアブレ》を装備することで攻撃力3100となるのが強力です。
実際に【ラビュリンス】対面で《迷宮城の白銀姫》を貫通してワンキルしたことがあります。
ネタ抜きで普通に強力なんですよね。しっかり活躍してくれます。
最後に1つだけ言わせてください。
何度考えても《イグニスP》を創ったKONAMIの理解度が高すぎる…!
結論:最上級イグナイトは各種ステータスも強いしちゃんと盤面にも出る。
4.現代イグナイトのデッキタイプ紹介
ざっくりですがイグナイトの実情を解説してきました。ある程度現代イグナイトがどんな感じかなんとなーくわかってきたかなと思います。
ここまで来たら現代イグナイト、気になっちゃいますよね?????
というわけで、現代イグナイトのデッキタイプを一部ですがご紹介します。
制圧型
ワンキルもスキップも効果封殺もせずシンプルに制圧する、人の心を残したオーソドックスなデッキタイプです。人によって採用カードが異なりますが、自分の構築ではアストラム+虹光+虹光+ボルテックスを並べます。
他の型と異なり手数にならないコンボパーツが必要ないため、デッキスロットを確保しやすく後攻からでも捲りやすいのが強みですね。
ターンスキップ(燃え離脱)型
先述したイグナイト民の叡智の結晶、ターンスキップ型です。
《燃え竹光》と《一撃離脱》で相手ターンを実質スキップでき、相手の手数による貫通が行われにくいのが強みですね。
後述する燃え一括型と比べると、EXデッキのスロットが空くため自由度が高くなっています。
ターンスキップ(燃え一括)型
こちらは《一撃離脱》ではなく《覇者の一括》でバトルフェイズをスキップするデッキタイプです。
《覇者の一括》は通常罠であるため、《三戦の号》で持ってくることでGケアができるのが優秀ですね。
《号》は後手捲り札にも変換できるため、燃え離脱型と比べると先攻でしか使えない札が少なく、攻守のバランスがよくなっています。
カリユガ型(マスターデュエルのみ)
相手メインフェイズ1に《ラウンチ》から《カリユガ》を立てることで相手の行動を封殺する型です。
フリーチェーンの大嵐効果により相手のセットカードも吹き飛ばせるため、罠ビートのような対面にもある程度強く出ることができます。
こちらは自分が直近のデュエリストカップで使用した型となります。
ジャンフェスに両日参加したため2nd STAGEは走れませんでしたが、1st STAGEはスムーズに駆け上がることができました。
OCGとの大きな違いは《アナコンダ》の生存。これにより非常に緩い条件で《ラスティ・バルディッシュ》を立てることができます。
OCGでも再現はできますが、細かい下振れケアやデッキ枚数などを考えるとやはりマスターデュエルの方が使いやすいですね。融合コピー効果いらないからアナコンダ返して
カラミティ型(OCGのみ)
《赤き竜》から《カラミティ》を立て、相手の行動を封殺するデッキタイプです。
相手のセットカードにも《シンギュラリティ》のフリチェ2バウンス×2である程度対応でき、墓地に《咎姫》もいるため、《赤き竜》が止められてもある程度の妨害を残すことができます。
こちらは自分がOCGで現在愛用している型です。
手数になりにくいコンボパーツを採用する苦しさはありますが、カリユガ型と異なりドローフェイズに封殺できるため相手のメイン1の行動を許さず、またボウテンバロネス基盤であれば超融合もケアできます。盤面強度と打点は間違いなくトップクラスですね。
DDB型
幻獣機非チューナーの共通効果と《ギャラクシー・クィーンズ・ライト》とのコンボで《幻獣機コルトウィング》のレベルを4+13+13+13=43にし、《ダーク・ダイブ・ボンバー》で射出して200×43=8600ダメージを与えワンキルするデッキタイプです。
3枚初動誘発ケア基盤にも対応しており、他の型とは違い展開が通れば確実に勝利できるのは優秀ですが、《ダーク・ダイブ・ボンバー》のバーン効果がメイン1にしか使えないので戦闘で妨害を踏みに行けないのがネックです。DDBのエラッタに苦しんでるのイグナイト使いだけじゃない???
エクゾディア型
《星刻の魔術師》で《封印されしエクゾティア》と《青竜の召喚士》にアクセスし、《青竜》を何度も使い回してエクゾディアパーツを揃え特殊勝利するデッキタイプです。
自分の知る限り決して主要なデッキタイプではないのですが、海外のYCSでJeff Leonard氏が使用して配信卓で特殊勝利を決められていました。GがないTCG環境だとはいえ、大会でこれを使う度胸がマジですごい。
一説にはTCGで《イゾルデ》が死んだ原因とも言われています。
ルート上《調弦の魔術師》をP召喚する必要があるためイグナイト3枚初動の誘発ケア基盤は使えず、またエクゾディアパーツという非常に重いコンボパーツを5枚採用しなければならないデッキタイプですが、DDB型と異なりメインフェイズ2からでも狙える特殊勝利なのは良いですね。
ちなみに構築は海外勢のものですが、展開ルートそのものの原案は自分の可能性が高いらしいです。(自慢)
ルート構築の過程が途中(EX枠重視展開)まで見られるnoteが去年のアドカレにあるらしいッスねぇ~
5.終わりに
というわけで現代イグナイトの解説でした。
イグナイトは高い再現性と暴力的なまでの展開力とイグナイト3枚基盤による誘発貫通力を併せ持つ、非常に楽しいテーマです。
まともなイグナイトはこの記事で紹介したものくらいですが、不純物などを一切考えない机上論ソリティアもまた楽しいものです。
飛行エレファントで特殊勝利したり、先攻1ターン目で終焉のカウントダウンの効果により20ターン待たずに特殊勝利したり、やぶ蛇を3枚起動して好きなモンスターを3体並べたり、本当になんでもできます。
この記事でイグナイトの魅力、十分に伝わりましたよね?
では最後に1つだけ。
さて、明日のアドカレはキャベツさんの記事1つ目です。
「世界平和について」とのことですが、一体どのような記事になっているのでしょうか?非常に楽しみです!
12/25追記
記事が公開されました!
遊戯王の「運ゲー」要素に退屈している現役プレイヤー向けに、それとどう向き合うかなどを提案した記事となっています。
非常にためになる記事ですので是非ご覧ください!
それでは今回の記事は以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました!