中学二年の冬以降

前記事以降は、三人ともそれぞれの進学先に向けて受験勉強に追われ特に何もなく終わった。

時が経ち中学三年の三月。

卒業式を終え、二日くらい経った午前中。

ひろから「今日暇?家に来ない?」とメールが来た。

僕は、かなも含めて3Pになるのかと内心ウキウキしながら「行けるよ」と返事をした。
午後一時にひろの家に着き、部屋に通される。かなはまだいなかった。しばらく受験のことや高校のことで雑談したが、待てどもかなが来る様子がない。

一時間くらい学校生活の雑談した所で流石に会話が途切れる。
話の内容は徐々に、下ネタへ。あれ以降やったのか、あの時はヤバかったねと暫く思い出に浸った。受験シーズンということもあり、オナニーばかりで悶々としていたという。あんな事をやってしまったら、オナニーだけでは物足りなくなる。
性欲最盛期ということもあり、あの日のことを思い出しながら二人とも毎日に近いペースでオナニーしていた。

30分くらい話していたが、まだかなは来ない。今日は何もないのかと諦めつつ、それとなく「今日は、かな来るの?」と聞いてみた。
すぐに「今日は来ないよ」と返事が来てしばらく沈黙に。

しばらく、沈黙が続くとひろの方から「この前のさ、、、」と切り出された。

「この前さ、俺とけんでキスしたじゃん?」「あれもう1回してみない?」

まさかの願ったり叶ったりのお誘い。

迷わず「いいよ」と答えた。その時点で、既にギンギンに勃起していた。

お互い近寄り目を閉じる。薄目を開くと、ひろの整った顔がゆっくり近付いてくる。間もなく、中学3年男子同士の唇が重なった。
そして、口を開き、舌を絡み合わせる。二人だけの家に、男2人が性欲の赴くままクチャクチャとキスする音が響く。息が苦しくなろうともキスは続く。「あっ」と息継ぎで漏れ出す吐息すらエロく感じた。受験勉強のストレスを晴らすかの様な今までにしたことのない脳がとろけそうな熱いキス。

5分くらい、キスし続けた所で顔を離した。

顔を見るとサッカー部で焼けた肌、整った顔はキスをする前と比べてエロさを増している気がした。

これで緊張の糸が切れたのかベッドに手を引かれ、押し倒された。
上からひろが覆いかぶさって僕を抱きしめた。
ひろのちんこが僕のちんこと当たっている。お互いギンギンで骨と骨が当たっているかと思うくらい固かった。またキスをしてきたかと思ったら、耳を舐められ、首を舐められ。ひろが僕の身体を求めているのと、気持ち良さでおかしくなりそうだった。

すると、ひろが僕の耳元でこう言った。
「入学式でけんを見て、初めて男を好きになった。この前の3Pはどうしても、けんの裸が見たくてかなに頼み込んだ。俺で良かったら付き合ってくれない?」
僕は、男と付き合うことには抵抗があったが、ひろならと思い承諾した。

お互い、安堵したのかベッドで寝てしまい夜になっていた。

その日は、ドキドキと幸せに包まれながら家に帰った。

家で風呂に入り、鏡を見ると首に2つアザがあった。ひろのキスマークだった。親に恐らく見られていたであろう。

人生初彼氏ができ、僕の中学生生活は終わった。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?