キース・ジャレットのスピーチに感動したので共有します

チック・コリアやハービー・ハンコックがスピーチするところは見たことがありました。非常にしっかりとしたお話の仕方でハービーに至ってはグラミーショーなどでジャズ界を代表する人間としてスピーチしたりしてました。

でもキースが話すのは見たことがなかった。キースジャレットのスタンダーズトリオもそれこそライブを観に行ったけど、1回もMCをしなかったと記憶している。

だからこのビデオではじめてうなり声でないキースの声を聴いた気がするが、イメージしていた声とは違って非常に落ち着きがある声で、話し方もジェントルで実にわかりやすい英語で(私にすらほんとんど聞き取れるぐらい)、内容もわかりやすく素晴らしいものだった。多くの人に聞いてもらいたいと思い、共有します。とはいえ内容は、ジャズのコードだのスケールなどはわかりきった上で、音楽とは言葉では語り得ないものだということを言っています。凡人には遠く仰ぎ見るだけの境地ですが非常に勉強になりました。

ちなみに最後の最後が特にいいです。

よく知っている曲、どう演奏したいいかよく知っている曲の、その弾き方をもし忘れたられたら「完璧」だ。それが即興というものだ。

という一節。深いです。

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