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4度目の東京の緊急事態宣言。 道はむしろ、今までになく混んでいた。まんぼうとの区別はもはや付かない。

4度目の東京の緊急事態宣言。
道はむしろ、今までになく混んでいた。まんぼうとの区別はもはや付かない。
オリンピックやる、で一度緩んだ気持ちのタガはもどらないのだろう。
仕事も遊びも、むしろマスク必須を除けばコロナ以前に回帰しつつあるような印象だ。

オリンピックの中止した場合の経済的損失と、無観客オリンピックをやりつつ40日間もの緊急事態宣言を行うことではどちらが経済的にマイナスだったのか。たぶん中止のほうが損失は小さかっただろう。
オリンピックを中止することで、どれだけ決然たる意志が示せたのではないか。
そして何よりワクチンでの失敗が大きかった。

「失敗の本質」で太平洋戦争で日本が何故負けたかが分析されているが、その一つが「楽観主義」だ。

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都合のいい楽観主義はこのオリンピック騒動でもかなり中心にあったと思える。

3回目の緊急事態宣言で首都圏の感染者が減り、宣言明けのタイミングでワクチンが日本中にいきわたり、そして有観客フルサイズのオリンピックを開催して日本がコロナに打ち勝ったことを世界に宣言する、という、ゴールデンシナリオ、これが実現するだろうという楽観主義があったのではないか。

残念ながらウィルスは政治家に忖度してくれない。

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