見出し画像

仕事の記録 デノンオフィシャルブログ「2022東京インターナショナルオーディオショウレポート」

10月末、東京国際フォーラムでのTIAS, 東京インターナショナルオーディオショウに行ってきました。

決まり切った同じメンバーとの定例会議などはリアルの会議である必要なくて、むしろ積極的にリモートを活用すべきだと思っています。その辺をきちんと徹底しないところが、日本の労働生産性が先進国で突出して低い理由の大きな要因であると、強く思っています。

と、先に断ってから言いますが、やっぱり試聴とか、試食とかは、これはもうリモートではいかんともしがたい。仮にそれが超リアルな3D空間であっても、五感のうちの、味覚、触覚、嗅覚は無理だろうし(今のところ)、聴覚もHi-Fiオーディオレベルのクオリティで問われたら、まぁ当然むりです。だってデノンの試聴コーナーで使ったスピーカーはDALIのKOREでしたから。1500万です、ペアで。

この音を試聴するのは、デジタルで配信して、まぁしょぼいヘッドホンやイヤホンで聞いても、ナンセンス。久兵衛の鮨だって、実際に食べなければ、味の評価はできませんよね。

ということで、デジタル化できるものは、徹底的にデジタル化し、効率化し、低コスト化することが大切ですが、絶対にできないもの、できにくいもの、してはいけないものもあって、そっちはきちんと対面で、リアルでやるべきだと思います。
初対面でのミーティングなども、同じく対面でやるべきですし、定例的なものではなく、クリエイティブなアイディアを出し合う、ブレストのようなものは、やっぱり対面がいいと思うのでした。

AktioNoteで山極壽一先生(元京大総長、現地球研所長)にインタビューしたときコミュニケーションでは「共鳴」そしてリズムの共有が大切であり、それはリモートでは不可能だし、全面的な信頼は生まれない(だって画面の外側では何をしているか分からないから)とおっしゃってましたが、全くその通りだと強く思いました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?