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繰り返す音楽、繰り返さない音楽。

楽曲を理解するのって、とても大事で、ジャズではアドリブをするにはその曲のメロディもコード進行も、寝てても家に帰れる帰り道ぐらい体に染みこんでなくてはならない、と師匠の原朋直さんはいうが、まったくその通りだと思う。加えて言えば先日書いたように「歌詞」もだ。歌詞の内容をわからずに吹いているのは英語ネイティブの人たちにとってはあり得ないと思う。譜割りもフレーズも変になっちまうからな。

ジャズやロックの場合は曲はたいていイントロ、Aパート、Bパート、サビ、ブジッリ、エンディング、のようなパーツがあり、それらを組み合わせることで1つの曲になっている。

しかし邦楽は繰り返さない音楽のようだ。まず歌というか長唄があって、そこには物語がある。その物語はストーリーなので繰り返すことはない。そしてそのストーリーにあわせて音楽がある。一本のリニアな展開であって、そこにはそこにはリピートはない。だから歌にあわせて一回性で進む。それが30分とかある曲だと30分まる覚えするのだ。

いや、すごいわ。

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