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NO.24 「あるくみるさがす」晴れと雨では100倍の価値の差(2023年9月中旬)

 2年前、伊豆大島の三原山に登ったが、雨と霧で全く視界が遮られ何も見れなかった。
 その時は再度の登山を心に誓って苦行を終えたが、今週それを実行する時がきた。

 翌日の天気予報も晴れマークが付き、台風や低気圧の恐れもなく、他の用もない暇な平日で、体調も問題なし。すべての条件がグリーンライトだったので、私は三原山登山に再度行くことを前日に決めた。
 リタイヤしたシニアだからできる技だが、今回行ってみて、この写真からもわかるように天気の良し悪しは100倍の差があることを改めて実感した。

雨の三原山を望む(2年前)
霧で先が霞む登山道(2年前)
晴れの三原山を望む(2023年9月中旬)
クリアで雄大な火口(同上)

 三原山の御鉢巡りは天気が良ければ200度に渡たる角度で水平線が広がり、伊豆半島や富士山まで眺められる。これは東京で一二を争う絶景だ。
 
 旅のティップスとしては、
 8月などを除き平日は三原山頂口まで行く定期バスが運行されないので、レンタカーやレンタサイクル(電動でないと坂道がきつい)を借りないと行けない点と、三原山頂口からは、「山頂遊歩道」がアスファルトになっていて誰もが歩き安いことをコメントしておきたい。

 当たり前だが、旅行商品は天気によって料金は変わらない。

 しかし、100倍も価値が違う商品が同じ値段なのはおかしくはないだろうか?
 この疑問を旅行業者としても、旅行者としても私はずっと感じてきた。が解決策など簡単に見つかるはずもなかった。
 
 一時期、「雨であれば催行しない登山ツアー」を企画して募集しているたことはあるが、これはうまく成立しなかった。
 今、発想を逆にして「晴れがほぼ決まった時点で募集するツアー」のしくみがつくれればよかったとも感じる。

 それは3日前位だろうか?
3日前であれば天気予報はほぼ的中するだろう。準備の時間も1日取れる。(集客や宣伝、業務のことを考えると5日~1週間前が現実的かもしれないが)
 気象情報会社とタイアップして募集する方法もおもしろい。
 
 旅行会社は100倍も価値が違うものを同じ価格で売るという愚をそろそろ止めなければいけないと思う。
 
 晴れた日にさらにもう一度三原山の御鉢巡りをしてみたい。それ位インパクトがあった。

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