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NO.20「あるくみるさがす」暑い夏、森は実に涼しい(2023年8月上旬)

 暑いからといってクーラーで冷えた家の中に1日中籠もることはよくない。気温が35℃もある街中を離れ緑溢れる近くの山に行けば、想像以上に涼しいことに驚く。
 実際にこの夏何日も避暑としての高尾山に行き、30℃にも届かない森の中で快適な時を過ごしてきた。

 ケーブルカーで上がり少しだけ歩いたところに静かで長時間滞在できるスポットがいくつかある。

 持っていくものは、携帯用アウトドアチェア、お弁当やスナック、ドリンク、そしてじっくり読みたい本。
 1日を森の中で過ごすものが必要だ。もちろん虫除けや刺された時の痒み止めクリームは忘れられない。日帰りなので荷物は最小限度する。
 それでもちょっと重いが歩くことはほとんどないので大丈夫だ。

 午前中はじりじりと暑さが増していくが、巨木に囲まれた山の中はほぼクールのままだ。午後になると決まって風が出てきて山の中を通り抜けこれが中々気持ちがよい。
 極暑にさらされている住宅街とは天と地ほどの差だ。
 そして鳥の鳴き声と風に揺れる木々の音をBGMに代えがたい夏の1日を楽しむ。

 夏の山は気温も高く益々暑苦しいと思ってしまうがこれが全く逆なのは行かないと実感できない。
 そのため行く人はあまり多くないので、驚くほど空いているのだ。

 森は本当に涼しい。登らず滞在しよう。
 こんな自然が近くにある大都市東京に感謝したい。

夏は暑いことはわかりきっているので、挨拶で「暑いですね」はもう止めませんか?


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