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生き方を考える>死ぬる時節には、死ぬがよく候。

「災難にあう時節には、災難にてあうがよく候。
死ぬる時節には、死ぬがよく候。
是はこれ、災難をのがるる妙法にて候」
           ——— 良寛

これは良寛和尚が新潟で地震被災した友人へのお見舞いの手紙です。

——— 最初、厳しいな〜 中々、受け入れ難いな〜と思いました。

しかし、古今東西、災害の多い日本では被災した現実を受け入れ、次に更なる防災や復興を考えることが必要であり、その事が災難から逃れる妙法だと良寛和尚は言っています。

近年の地震やコロナ禍に置き換えれば、人生で起こる様々な災難を受け入れる覚悟を持つことであり、覚悟とは普段から悔いの残らない人生を活きている事だと!

もちろんその通りなのですが———
そこは人間、そんなに強くはありません。

その場で落ち着いた行動や災難を受け入れる事は難しいでしょう。
私も自信はありません。

では、これは超越した精神の話でしょうか。

そうではありません———

1つ思うのは、人はいつ死ぬか解りません。

➽病気かも災害かも事故かも誰にも解りません。

➽もしかすると大切な人との死別かもしれません。

その時に悔いの残るようでは死んでも死にきれない事態になります。

「いつ如何なる時も運命を授受できる満足できる人生」を目指せ!

➽ 仕事も家庭も健康も日頃から真摯に向き合い懸命に活きよ!

➽ 例え道半ばでも倒れても夢に向かい進んで行く気概が必要だ!

—— 我々を「戒め」ているのではと思いました。

ただ、強く「戒め」とするので無く。

禅語「日々是好日」の様に「毎日、かけがいのない日常 を大切にする」

——— で良いかと想います。

それに、何が起こっても、

「人生は何度でも何時からでもやり直せる」と信じるしかないとも想いました。

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