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ケン・ヘンズレーが死んだ話

 ケン・ヘンズレーはユーライア・ヒープのオリジナルギタリストだ。結局最終的にブリティッシュハードロックに好みが落ち着いた感のある自分にとって、ユーライア・ヒープは割と思い入れが深い。特に、ユーライア・ヒープと言えばケン・ヘンズレーのいた時代が印象的だ。

 そんなケン・ヘンズレーの訃報が突然舞い込んだ。もっとも、こういうニュースを聞いてもすごく落ち込んだりするというわけではないのだが、そのことをきっかけに、懐かしい曲を聞いたりすることはある。

 今日は、そんなこともあって、仕事帰りに立ち寄ったレコード店で、ちょうど『対自核』のレコードを見つけたので、思わず購入してしまった。もちろんCD持っているんだけど、まあいいよね。

 レジに持っていくと、レジにいたレコード店のおじさんが「ケン・ヘンズレー亡くなりましたねえ」と声をかけてきた。びっくりすることはないけど、ちょっとびっくりした。僕も「そうなんですよ。まだ70代なのにびっくりしました」と返した。買ったレコードを見て、こういう話題がパッと出るレコード店。実にいいなあと思う。

 レコード店のおじさんは、ユーライア・ヒープもさることながら、その後のケン・ヘンズレーのソロのキャリアを大いに評価しているようだ。しばし、ブリティッシュ・ロック談義をして、店を出た。

 今年はアーティストの訃報が多い。仕方ないことだけれど、こういう日はしばし追悼のレコード鑑賞もありなんじゃないかと思う。ブリティッシュハードロックよ永遠に。


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