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本読む衆生

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2020年2月の記事一覧

中山七里 デビュー10周年記念 12ヶ月連続新作企画に乗ってみよう

 2010年に『さよならドビュッシー』でデビューした中山七里が今年で10周年だそうだ。それを記…

keigo
4年前
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屍鬼 | 小野不由美

※古い作品ですが、ネタバレなしで感想を書いています。ネット書店に記述されている本の紹介文…

keigo
4年前
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傲慢と善良 | 辻村 深月

※要注意! ネタバレはないですが、物語のテーマとおおよその展開について触れています。  …

keigo
4年前
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青春と読書

 『青春と読書』である。  別に、僕の過ぎ去った青春を思い出そうとか、そういう話ではない…

keigo
4年前
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背中の蜘蛛 | 誉田 哲也

※作品の概要について書いています。ネタバレはないですが、要注意で読んでください。  ある…

keigo
4年前
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嘘と正典 | 小川 哲

※ネタバレなし  一見して何の話かわかりにくいタイトルと表紙だが、れっきとしたSF短編集。…

keigo
4年前
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欺す衆生 | 月村 了衛

※ネタバレはないですが、物語の流れについて触れているので注意!  機龍警察の月村了衛。今作は、悪徳商法、詐欺商法を題材にした犯罪小説。  物語の冒頭では、昭和60年に起きた『豊田商事会長刺殺事件』をモデルにした殺人事件が起きる。時を経て会長を失った巨大詐欺組織の残党が出会い、再び人を騙すことを始める。  原野商法、現物まがい商法などが次々に登場する。豊田商事の事件当時にはときどき聞いた詐欺の手法だ。一見線が細く、気の弱い主人公だが、かつて望まずに詐欺商法に加担させられて

しおりを作る

 ときどき「しおり」を自作する。本に挟むあの栞だ。  以前は本を買うと必ずしおりをつけて…

keigo
4年前
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東京貧困女子。: 彼女たちはなぜ躓いたのか | 中村 淳彦

 以前より、風俗業やAV女優で働く女性と貧困について取材・執筆を続けている著者による、一般…

keigo
4年前
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熱源 | 川越 宗一

 第162回 直木賞受賞作。日本とロシアの間で揺れ動く樺太を舞台に、アイヌ青年ヤヨマネクフと…

keigo
4年前
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店長がバカすぎて | 早見和真

 街の中堅書店で働く契約社員の、日々書店で起こる事件と人間関係を描いた物語。  タイトル…

keigo
4年前
6

ライオンのおやつ | 小川 糸

 物語のあらすじとか全然前知識なしで読んだ。若くして余命宣告された主人公が、残りの人生を…

keigo
4年前
8

落日 | 湊 かなえ

 「読み終わった後に嫌な気持ちになるミステリー」という意味のイヤミスという言葉がある。小…

keigo
4年前
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