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そんな普通のことで悩むな。

横浜在住の女性S様は言った。私には好きな男性がいる。だけど、彼には好きな人がいる。彼は結婚をしている。だけど、彼の好きな人は彼の奥さんではなく、また別の女性だ。彼は、私とも関係がある。ある日、たまたま彼が彼の好きな人と一緒に街を歩いていたところに鉢合わせてしまった。彼は、本当にいい笑顔をしていた。それを見て、複雑な気持ちになった。そんな笑顔になれてよかったねと思う部分と、私には彼をあの笑顔にさせる力はないのだと思う部分と、色々。常日頃から「嫌ならやめればいいじゃん」と思って生きているのだが、今、心の整理ができていない。どういう心持ちで生きたらいいのかがわからなくなっている。S様は、そのようなことを話した。

私は、最初、黙って話を聞いた。S様は、話を聞いて欲しそうにしていた。だから、黙って聞いた。しかしながら、私にとって会話のゴールとは「一緒に楽しくなること」であり「一緒に元気になること」であり「一緒に気持ち良くなること」であるために、このままでは目標を達成しかねると感じた。黙って傾聴を続ければ、S様も「聞いてくれてありがとう」と言うだろう。話をする前よりかは、話をした方が幾分気分はスッキリするだろう。だが、それは『幾分』程度のものであり、楽しくなったとは言えない。元気になったとは言えない。一緒に気持ち良くなったとは言えない。このまま黙って話を聞き続けたら、おそらく、私はほんのりと疲れるだろう。疲れることはゴールではない。あくまでも、会話のゴールは「一緒に楽しくなること」だ。

私は、話を聞きながら「どうすれば逆転ホームランを打てるだろうか」と考えた。空は最高に晴れていた。最高に晴れた日にする話ではないと感じた。だが、そんなことを言ったら「あ、ごめんなさい」となって、S様は話せなくなってしまうだろう。話せなくさせてしまうことは、私の本意ではない。さて、どうしたものか。燦々と光り輝く太陽のような、晴れ晴れとした気持ちになりたい。そのためにはどうすればいいだろうかと考えていたら、ふと「それがどうした」というワードが脳裏をよぎった。S様の話は、若干、湿り気を帯びていた。あなたの笑顔が大好きだけど、あなたを笑顔にさせるのは私ではないのね的な話を聞いていたら「J-POPの歌詞みたいだ」と思ったりした。私は、J-POPの歌詞の自己愛に満ちた感じが苦手なので、それを吹き飛ばそうと思った。だから、私はS様に直球を投げた。ごめんなさい、話を聞きながら思ったことが二つあります。ひとつは「それがどうした」ということです。もうひとつは「そんな普通のことで悩むな」ということです。

それを聞いてS様は震えた。震えた後に「ほ、ほんまや・・・!!」と言った。そして、あれだけ深刻な顔をしていたS様が笑顔になった。S様は言った。凄い。これか。これが問題が問題ではなくなるということか。字面では見たことはあったが、実際に体験してみると威力の凄まじさに笑ってしまった。最初、それがどうしたと言われた時は「はっ!」とした。そして、次に「これか!(これが問題が問題ではなくなるということか!)」と思った。そして、最後に「やばい!自己憐憫だった!」と気付かされて、一気に恥ずかしくなりました。そして、今、元気です。めちゃめちゃ元気です。一発で元気になりました。なんだか楽しくなってきました。今すぐ彼に会いたい気持ちです。そんな普通のことで悩むな。凄い言葉ですね。当たり前のことに悩むな。ああ、本当にその通りだなあって思いました。凄い。凄い。凄い。そんなことは、わかりきっていたことなんですよね。何を今更って話ですよね。凄い。凄い。凄い。これはレインボーアンサーですねとS様は言った。

私は「レインボーアンサーではなく、バーニングアンサーだと思います」と言った。言うなれば、神風特攻隊の精神である。消え去るよりも、燃え尽きる方がいいのである。俺たちは、血を流しながら、ニッコリ笑うのである。私たちは悩む。悩み方を間違えると、沼にハマる。自己憐憫の罠にはまって「自分なんかいない方がいいのだ」と、消え去る系の思考をしてしまう。だが、ちょっと待て。私は言いたい。それがどうした。そんな普通のことで悩むな。そんなこと、最初からわかりきっていたことじゃないか。何を今更。消え去るよりも、燃え尽きる方がいいんだよ。最初は誰だって凹む。だが、そこからが正念場だ。自己憐憫に浸るのは簡単だ。だが「それがどうした」と奮起をして、ムクムクっと立ち上がることもできるのが、俺たちの魂だ。問題と同じ次元で対応をしてはいけない。別の次元に行くことで、問題が問題ではなくなる。おそらく、これからも自己憐憫の沼にはまることはあるだろう。それでも、七回くらいムクムクっと立ち上がる経験を積むと、どのような目に遭っても「関係ない(それがどうした)」とナチュラルに思えるようになる。そうしたらもうこっちのものだ。共に頑張ろう。共に生きよう。最終的に、そのようなことを話しながら我々は笑った。一緒にぶっ飛んだ。

おおまかな予定

7月10日(月)静岡県熱海市界隈
以降、FREE!(呼ばれた場所に行きます)

7月30日(日)日曜礼拝&わたり食堂【0円食堂】
https://note.com/keigosakatsume/n/n71a5dee36e87

連絡先・坂爪圭吾
LINE ID ibaya
keigosakatsume@gmail.com

SCHEDULE https://tinyurl.com/2y6ch66z

バッチ来い人類!うおおおおお〜!