この世で一番大事な仕事は、自分の機嫌を守ること。

新潟在住のＮ様から、機関紙希望のご連絡をいただいた。そこには、このようなメッセージが添えられていた。坂爪さんから４年前に詩集を譲っていただいた時、添えられていたメッセージと紅茶に優しさを感じて泣いたことを思い出しました。あの時、夫との離婚を決意して、渾身の一撃で当人に切り出したのですが「養育費を払ったら自分が生活できない」とスルーをされてしまい、親に夫と別居し生活の建て直しのために協力を頼んだらなんと断られてしまい、新潟の日本海を見ては死にたいと思うほど絶望しました。それでも気が済むまで落ち込んでみると、好きなだけ落ち込めた幸せに気づいてしまって、以降結構たくましく生きています。あの頃のわたしには間違いなくいただいた詩集が支えとなっていました。ありがとうございます。また、坂爪さんのエネルギーを受け取りたいです。よろしくお願いします！わたしも何か差し上げたい！と思いました。切手を購入して送ってもいいですか？

福岡在住のＹ様から、機関紙が届いたとご連絡をいただいた。圭吾さん。本日機関誌を受け取りました。福岡の◯◯◯です。本当にありがとうございます。今日自分のうっかりミスでお客様にご迷惑をかけてしまい、しばらく落ち込んでいたところでした。いつまでもクヨクヨしていても仕方ない、学んだら次に進もうと切り替えたところで、圭吾さんからの封筒をポストに発見して自然と笑顔になりました！今日初めて笑顔になれたのは圭吾さんのおかげです。いつも感じるのですが、圭吾さんの文章を読むとその潔さに心が洗われる思いがします。手放しで生きている、捨身で生きている、そうした生きる姿勢が伝わってきます。機関誌を読んでやはりそう感じました。封筒を逆さにするとカードとドライハーブが手のひらに落ちました。◯◯◯さんに幸あれ！その言葉を読むと目頭が熱くなりました。ここにわたしの幸せを願ってくれる人がいるんだ。そう思うとグッと心に来てしまいました。自分が他者から幸せを願ってもらえてるなんて感じたことはここ最近なかったのですけど、心に温かなものが広がっていきました。ドライハーブ（ローズマリーですよね？）は圭吾さんのお庭で採れたものでしょうか？香りを嗅ぐと心が穏やかになります。この封筒に詰まったもの全てが（封筒も含めて）かけがえのない贈り物です。素晴らしい贈り物をありがとうございました。心が喜びでいっぱいになりました。よろしければ次回も機関誌を送ってくださいますか？最後にわたしからも言葉を贈らせてください。圭吾さんに幸あれ！

横浜在住のＴ様からご連絡をいただいた。機関紙も無事に届き、読ませていただきました。ありがとうございます。最近の自分は｢自分自分｣で、自分で手一杯です。世の中にはGIVERとTAKERがいると言われますが、わたしはまごうことなき後者です。その自覚を持って生きていますが、やっぱり人から与えられ続けるバツの悪さがあります。今日、台湾人の友人が、突然わたしの最寄り駅までやってきて、無理やりランチに誘われました。昨晩からわたし以外の家族がみな高熱で、夫も子供も今朝受診したらコロナだと言われました。その話もしつつ、うつしたら悪いのでと断りを入れたら、｢うつってもいいから会いたい｣と言われました。驚きの返答でした。どういう覚悟なのか、もしくは何も考えていないのか。その上、台湾のお土産も持ってきたから、渡すだけでいいから来てほしいと熱望され、しぶしぶ駅前のイタリアンに向かいました。結局、会ったら会ったで楽しくて、とても濃密な話ができて、友人は家族の死の話をしながら涙を流していて、わたしももらい泣きしてしまいました。会話の最後で、わたしはTAKERだという話をしたところ、それは才能だと言われました。GIVERは誰彼構わずあげるわけではない、あげたくなるからあげるのだ、それを受け取る必要があるのだ、と。たしかにGIVERが差し出すものを受け取る人がいなければ、GIVERは成り立たない、と思いました。色々な視点があるんですね、、、って今回も随分長い独り言を綴ってしまいました。坂爪さんとのやりとりは、癒やしと、気づきと、勇気スイッチです。来月の機関紙も楽しみにしています。どうぞご健康で、気持ちのままに自在に歩まれてください。坂爪さん、ありがとうございます。

前回の記事で「本日中にご連絡いただいた方に、機関紙を無料で郵送いたします」と書いたら、驚いたことに200人を越える人から連絡をいただいた。このままでは腱鞘炎で死ぬと思っていた時、女性Ｒ様から「お助けに参ります」とご連絡をいただいた。驚いたことに、Ｒ様ははるばる京都から新幹線に乗って熱海まで来てくれた。一円の得にもならないばかりか、身銭を切ってまで誰かの力になろうとする人間がいる。私は「人間っていいな」と思った。心意気に感動した私は、Ｒ様を定食屋さんにお連れして言った。なんでも好きなものを食べてください。あなたがいてくれることがどれだけ大きな力になることか。遠慮は要りません。食べたいものを食べて、飲みたいものを飲んでください。受け取り上手のＲ様は「それでは」と言いながら、しこたま食べて、しこたま飲んだ。食事を終えて家に戻り、よっしゃこれから宛名書きを頑張るぞというタイミングで、Ｒ様は寝た。一文字も書かないで寝た。気持ちよさそうに眠るＲ様を見て、私は「人間っていいな」と思った。

この世で一番大事な仕事は、自分の機嫌を守ることだと思う。沖縄とフィジーの影響で、私の体は弱体化した。イライラした人と一緒にいられなくなった。機嫌の悪い人といることが、この世で一番体に悪いのだと確信をした。初日は食べて寝ただけのＲ様だったが、翌日は死ぬほど一緒に頑張った。そもそもでＲ様といる時間が楽しかったので、作業自体がまったく苦ではなかった。同じ年齢の我々はアニソンを聴きながら梱包作業に没頭し、十二時間かけて総計三百通の機関紙の郵送を終えて、世界中に撒き散らした。希望のタネを撒いているみたいで気持ちよかった。これは邪推だが、心の優しい人ほど「私よりも他に必要としている人がいると思うから、自分は遠慮をしよう」と思って、本当は機関紙を読みたいのに遠慮をしているような気配を感じた。私は、そういう人の力にこそなりたいと思う。機関紙の次は、私自らが飛んでいきますので「ちょっと誰かの力を借りたい」と思われた方は、遠慮なくご用命ください。生きている限り困ってしまうこともあるとは思うけど、自分の力だけでどうにかしようとするのではなく「助けてほしい」とか「わからないから教えてほしい」と言い合えたなら、グッドな世界になると思う。そのためにも、自分の機嫌を守ることに命を賭けていきたいと思う。

おおまかな予定

6月9日（金）静岡県熱海市界隈
以降、ＦＲＥＥ！（呼ばれた場所に行きます）

6月24日（土）演奏会＠福岡県福岡市「森本能舞台」
https://note.com/tomokopramana/n/n53d26fadc3ea

6月25日（日）日曜礼拝＆わたり食堂【０円食堂】
https://note.com/keigosakatsume/n/n1114b83797aa

連絡先・坂爪圭吾
LINE ID ibaya
keigosakatsume@gmail.com

SCHEDULE https://tinyurl.com/2y6ch66z