藤井風になぜこんなに「ゆれる」のか
みちてゆく、をきいて。
僕にはおばあちゃんの遺言がある。
「股関節だけは柔らかくしておけ」だ笑
おばあちゃんは94歳まで生きて大往生だった。
すごく学びが好きで、ニンテンドーDSの漢字ソフトをやりすぎて、目の病気になったりしてた。
ローマ字ができれば英語ができると思っていて、毎日ローマ字で日記を書いていた。
ティッシュがいえなくて、テッシュっていってた。そのことが恥ずかしいことを孫にはいえなかった。
遊びに行くと必ず帰る前にリポビタミンDを持っていけ、と持たしてくれた。
そんなおばあちゃんの健康を支えてたのが水泳。水泳をするときのストレッチで股関節が柔らかくなって、それから調子が良かったみたいだった。
それで僕にも勧めてくれた。
おばあちゃんちに行くと、うばがいと信玄餅とよくわからない、こどもが絶対選ばないお菓子があって、自由に食べさてくれた。
僕が初任給で買ったバックをずっと大切に使ってくれていた。
・・・・
こんなんきいても、誰もわからない。本当にわからない。
けど、自分だけ、本当に自分だけを、どこかで心の底で支えてくれることだ。
僕にとっておばあちゃんのように、
たぶん、みんなが同じようで同じなじゃない出来事を持っている。
似たようで似ていない人たちに愛しいことがあって。
ただただ、そのことを感じれて、感じれることができれば、充ち足りる。
世界を少しだけ信じられる。優しくなれる。
そのことを強烈に思い出させてくれるのが、藤井風さんというアーティスト。そして、みちてゆくという楽曲だ。
僕らはすでに持っていて、
そのことに気づけばいい、だけなのだ。
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