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シャボン玉飛んだ@心象風景のエチュード

ジャボン玉、飛んだ
屋根まで飛んだ
屋根まで飛んで壊れて消えた
か〜ぜ、かぜ吹くな、ジャボン玉飛ばそ。


シャボン玉はとても夢のあるもの
小さい頃はもちろん、
大人になっても童心に帰れて楽しい。
そしてお孫ちゃんでもできれば、なおさら楽しい。


シャボン玉って言うと、壊れやすいものの代表。
昔、だから嫌いと言った同僚がいた。
逆にふわりと飛んでいけるから好きと言っていた
おじさんもいた。
そしていつもそのあとに続けて言うのが
「どっかへ、ノンビリと行きてぇなぁ」
その人はとても仕事の出来る人で
しかも早いし、どこからかお客様を連れてくる。
営業なんて回っている感じはしないのに。

ただ、見た目は特に仕事の出来そうな人でもない。
女子ちゃん達にはいじられキャラで
でも、とても良く気がついて
手帳には、知り得た女子(ばかりではないが)
誕生日やお客様の情報がびっしり。
昔の営業職の鏡のような人だった。

でもがんばり過ぎたのだろう。
定年を前に、シャボン玉がパチンと割れたように
ヘナヘナになって早期退職。
今は、文字通りいろんなシャボン玉を作って
遊んでいるらしい。

Jouons avec des bulles.
<シャボン玉であそぼ>

たまには大人だって、シャボン玉で遊ぶの
悪くないと思うんだけどなぁ。
特に、夕焼けの空に太陽に向かって吹くシャボン玉は
とてもきれいですよ。


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