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5年ぶりの車中泊で気がついたこと


5年ぶりの車中泊
に出発しましたが、すっかりノウハウというものを忘れてしまっていました。そこで、今回気がついたことを3つほどご報告しようかと思います。


①寝るタイミング

日が暮れたら暗くなって、そのタイミングで寝るとなると今だと19時とかになります。これが早すぎるのでした。
暗くなってきて、国道沿いの地元の日曜市の時だけ使うような、ジュースの自動販売が2台だけぼんやりたたずんでいる、砂利を敷いた広場みたいなとこに車を停めて寝はじめたのでした。
すると、なにか暗闇に幽霊的なものが近づいてきて、寝ている私の顔を窓の外からジッと覗き込むようなベタな怖い夢を見てしまい、ガバッと起きれば夜中の1時です。
そりゃあ6時間も寝れば目が醒めるのは当然です。ここは道路沿いとはいえ長いトンネルを抜けたかなり山奥で、山を少し登ったところには人が住んでいるようですが、見回してもこの広場周辺にはには民家はないようです。
もう少し寝ようと試みても、ピーッと耳鳴りがするような静けさの中で自分の心臓がやたらドクンドクンとうるさく、気温も下がり寒くなって、目はパッチリ醒めまくっている。
さらにさっきの悪夢を思い出すと、ジリジリと幽霊的なものが「ダルマさんが転んだ」みたいに数体取り囲んでいるような気もして全然寝れない。
ついにはどうにもならなくなって、寝る体勢を片付けて車を動かしました。しばらく走ると車内は暖まりはじめて、やっと怖さもなくなりました。
結局数キロ先の道の駅の駐車場に車を停めて、夜が明けるまでがんばって就寝。駐車場には車中泊しているような車が3台程停まっていました。
私の場合、寝るのは22時〜23時くらいがベストのようです(朝は5時くらいに出発)。

②食べるのがなにかと面倒

食べるとなると一日に3食「なにを食べようか」とか考えることになるし、スーパーや売店に停まって品定めすることになります。
観光であればそういうのが楽しいのかもしれないですが、今回の私は観光ではなく、言ってみれば『自分を見つめ直す旅』的な感じなのでした。
だから、パンや惣菜なんかを車中に置くことになったり、食べててシートにボタッとこぼしたり、隙間から下に落として取れなくなったりとかすると、「なにやってんだ俺」とか思ってしまうのです。
『食べる』ってことをするだけで、同時にいくつもの事がくっついてきてしまいます。何を食べるか選ぶ、食べたいものを買う、ちゃんと保存する、期限内に食べ切る。それにトイレのことも考えないといけません。
そんなのが全部ひっくるめて面倒だと思い、今回は『食べるのをやめる』ことにしました。私は10日くらいは全然食べないで平気で、お茶やコーヒーと黒糖くらいあれば問題なく数日は過ごせます。
それで空いた時間で、今回積んできた20冊ほどの読めてなかった本を読むとか、温泉にどっぷりつかるとか、文章を書くとか、あえてボーッとなにもしないとか、などなどをしたいのでした。

③高反発マットレス最高

前回の車中泊は1年近かったのですが、寝るときに布団の下に敷く3つ折りのマットレスを使っていました(その上に寝袋で寝る)。これは、車内のシートをいくら平らにしてみても、シートベルト挿すとことかがボコッと出てたりして、寝るのが大変だったからです。
さて、今回はいつも家で寝ているときに使っている『高反発マットレス』を使ってみました。これは厚さが2〜3センチくらいで薄いのですが、この薄さでしっかり体重をささえてくれて、全く身体が痛くなるようなことがない優れものなのです。さらに、沈み込んで腰が痛くなるようなこともないのです。
まず、運転シートの頭ささえてるヘッドレストなるものを引っこ抜いて、シートを限界まで前にズラし、シートのリクライニングを後ろに倒すことで平らな土台ができます。
そこに『高反発マットレス』を縦二つ折りにして敷いて、その上に枕を置いて寝ます(今回は冬用毛布1枚に包まってる)。
車は軽のタントですが、180くらいの背の私がほぼ足を伸ばせる(少しハンドルの下に潜り込ませる感じ)のでした。
贅沢にも高反発マットレスを二重にして敷いている形になるので、ゴツゴツした感触が全くなくて超快適なのでした(狭さも包まれているようでグッド)。
以前の3つ折りのマットレスは大きくてスペースを取りましたが、『高反発マットレス』は巻いてベルトで留めると、コンパクトで場所取らずです。

あまりにお腹が空いたら帰るので、今回はたぶん1週間くらいの車中泊になると思います。


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