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2020起業家によるトレンド予測まとめ!

Forbesで起業家による2020のトレンド予測が紹介されており、注目を集めている。

このnoteでは、25人もの起業家が述べる2020のトレンド予測(前編)についてまとめた。特に多くの起業家が注目している大きなトレンドは何なのか、分析していきたい。

また、記事の最後では、キーワードを抽出して一目で各起業家のコメントを確認できるよう一覧にしたスプレッドシートを公開している。

【まとめ】2020のトレンドは結局何?


「起業家たちのトレンド予測!」では、最前線で活躍する起業家たちの鋭い洞察から学ぶことができる。しかし、各起業家がそれぞれポジショントークも含みながらそれぞれ別のことを言っているので、結局何が大きなトレンドとなるのかは掴みにくかった。

そこで、起業家達のコメントをまとめながらトレンドの全体感を掴むことにした。

まず、各起業家のコメントのキーワードを抽出したところ、各キーワードの頻度は以下のようになっていた。

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特に注目されていたのが以下の領域だ。
1. 既存産業のDX
2. SaaS
3. D2Cサービス

それぞれについて詳しく見ていきたい。

【1. 既存産業のDX(デジタルトランスフォーメーション)】

最も多く出てきたトレンドが、「既存産業や複雑な領域におけるDX」である。

この背景には、アプリなどがが落ち着いてきたことが考えられる。スマホの登場以来勢いよく伸びてきたtoC向けのWebサービスが一通り出回り一段落ついたのだ。

一方で、業界特有の慣習や法律があり、ステークホルダーも多い複雑な領域に注目が集まっている。いわゆる、レガシーな業界とも表現される領域だ。

具体的には、製造業のIT化や効率化を目指す「Caddi」や、印刷の「ラクスル」、不動産の「GA Technologies」などが挙げられる。


【2. SaaS(特にコーポレート周り)】

また、2019のトレンドにもなったSaaSは特に企業向けソフトウェアの領域で引き続き拡大すると予測されている。

これも、toC向けのwebサービスが一段落ついたことが背景にある。

加えて、労働人口が減少し、働き方改革によって業務の効率化が求められていることも原因となっているだろう。

このようなマクロの動きの中で、経済産業省も1年前にデジタルトランスフォーメーションに関するレポートを出しており、大企業における業務のDXが一気に進んだと言える。

具体的には、会計の「freee」や労務の「SmartHR」、名刺管理営業ツールの「Sansan」などが挙げられる。

【3. D2Cサービス(Direct to Consumer)】

D2Cサービスにも注目が集まっている。
D2Cとは、自社で企画・製造した商品を、流通業者などを介さずにDirectに自社チャネルで販売する業態である。

D2Cがトレンドとなっている背景には、Amazonのような仲介業者の影響力が増大していることや、販売のオンライン化により顧客データを取りやすくなっていることが考えられる。

仲介業者を介さずD2Cで販売を行うことで、顧客との丁寧な関係構築を行ったり顧客データを自分達で保持することができるようになる。さらに、ブランドイメージや思想を適切に伝えることもできる。
従ってD2Cでは、一度販売するためだけでなく、LTVを最大化するための施策を効果的に打てるようになるという特徴がある。

D2Cと特に相性が良いのは、マス向けでバラエティ豊富な商品を扱うサービスよりは、むしろユーザーに合わせてカスタマイズするようなサービスである。これは、後者の方がD2Cによって顧客満足度の高いサービス提供をし、競争優位性を得やすいためである。

具体的には、スーツオーダーの「FABLIC TOKYO」や150cm前後の女性向けファッションブランドの「COHINA」が挙げられる。

また、資生堂や丸井など大企業もこの領域へ足を伸ばし始めている。

【4. その他のトレンド】

そのほかにも、多くの事柄が各起業家から予測されている。

・大企業とスタートアップの協業
1や2で挙げたDXやSaaSトレンドを背景に、より大企業とスタートアップが協働してより難易度の高いソフトウェア化に取り組む事例が増える。

・OMO
オンラインとオフラインを融合したマーケティング施策が増える。

・MaaS
自動運転の社会実装がより近づき、車などを単なる移動手段とせず、娯楽などを提供するモビリティサービスが増える。

・5G
通信遅延がなくなり、動画などあらゆる領域で変化が起こる。

・ブロックチェーンや人工知能(AI)
注目されているテクノロジーの社会実装が進む

・ディープテック
再生医療や遺伝子医療、量子コンピュータ、バイオテクノロジーや人工肉、脳科学など。

・行政のデジタルトランスフォーメーション

など。
より詳細には、スプレッドシートにまとめた資料をご確認いただきたい。

【起業家2020トレンド予測一覧表!】

今回の各起業家のコメントを一覧表にしてまとめた。
2019のまとめと2020のトレンド予測について両方一目で確認できるようになっている。

各コメントのキーワードがまとめてあり、気になるキーワードについて話している起業家については詳細を確認できるようになっている。

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また、それぞれの起業家の立ち上げた企業やホームページURLの紹介もしてあるので、どのようなポジショントークが含まれているのかもサクッと確認することができる。

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↓トレンド予測まとめシートURL

https://docs.google.com/spreadsheets/d/13yHa-DfNC0l78BJHtyD5IV4fgEFV8o3bIsOczjPB3bs/edit?usp=sharing


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