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経営戦略

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国内MBA過去問レビュー 「製造業のイノベーション」

問題製造業のイノベーションの実例をひとつ簡単に記述しなさい。また、なぜそれがイノベーショ…

国内MBA過去問レビュー 「マネジメント・イノベーション」

経営(組織・手法・戦略など)のイノベーションの実例をひとつ簡単に記述しなさい。また、なぜ…

国内MBA過去問レビュー 「イノベーションのジレンマ」

今回扱う過去問は、「イノベーション」についてである。 ある産業においてイノベーションが起…

競争地位

はじめに市場で果たす役割によって、自社の競争上のポジションについてさらに理解を深めること…

Product Life Cycle

製品ライフサイクル(Product Life Cycle)とは製品が市場に投入され、廃棄されるまでの生命周…

相乗効果と相補効果

はじめに相乗効果も相補効果も多角化戦略によって生じる戦略的効果であるという点では共通して…

多角化戦略を取る根拠とは

はじめに既存市場での成長が見込まれなくなった、企業の内部に新たな資源が蓄積されてきた ーそんな時に企業が取るべき選択肢は「多角化」である。多角化の動機は実に様々なものがあるが、ただ動機があるだけでは多角化は成功しない。多角化によって新事業が成功するだろうという根拠が必要だ。今回は、その「多角化戦略を取る根拠」について突き詰めて考えていこう。 3つの根拠① 範囲の経済性が活かせる ② リスクの分散ができる ③ 成長の経済が活かせる ① 範囲の経済性が活かせる 範囲の経済性と

ポジショニングアプローチ

はじめに今回のテーマは、競争戦略の大家と言われている、マイケル・E・ポーターの考える経営…

リソースベースドビュー

はじめにリソースベースドビュー(RBV)は資源的アプローチとも呼ばれるが、これはポジショニ…

先行者優位

先行者優位とは新たな市場にいち早く参入したり、新製品をいち早く導入したりすることにより、…

4つの経営戦略(アンゾフの成長ベクトル)

はじめに経営戦略は4つに大別できる、と経営戦略論のパイオニアであるアンゾフは考えた。製品…

事業経済性  ○○経済性まとめ

事業経済性ビジネスの基本的なシステムはつまるところ、「仕入れたモノに対して価値を生み出し…

規模の経済性

はじめにコスト低減のメカニズムである事業経済性として様々なものが挙げられるが、その1つに…

範囲の経済性

はじめにコスト低減のメカニズムである事業経済性として様々なものが挙げられるが、その1つに「範囲の経済性」がある。経験効果や規模の経済性と混同しやすいので注意する必要がある。 範囲の経済性異なる事業間における資源の共有によるコスト低減のメカニズム 「1+1=3」になるのが特徴範囲の経済性はシナジー(相乗効果)とほぼ同じ意味である。シナジーはよく「1+1=3」になると言われるが、その定義は、 ある要素が他の要素と合わさる事によって単体で得られる以上の結果を上げること であ