見出し画像

10月24日-11月6日|TORYBAZAR TRAVELING STORE - chapter.1- 展

10月24日から、生活館ミニギャラリーにて「TORYBAZAR TRAVELING STORE - chapter.1-」が開催されます。

画像1


主催は京都・神宮丸太町の生活雑貨のお店「トリバザール」さん。今年でオープン11年目を迎えますが、その穏やかな心地よさを保ちながらもしっかりとしたスタンスで造られた空間、そして使いやすくデザインも秀逸な雑貨や道具類にはファンの方もきっと多いことと思います。本企画は、2週間限定で行われるそのトリバザールのポップアップショップであると同時に、同じ京都市内に位置する(といっても一乗寺と神宮丸太町は結構離れています)お店として新たな交流と取り組みができないか模索するよい機会にもなりそうです。そして、それ以外にも、これを書いている私のような古いスタッフにはこの企画に特に思い入れを感じる理由があります。

それはなにかと言いますと…トリバザール店主の小西桜さんは、もう随分昔になりますが、当店のギャラリーと雑貨部門「アンフェール」の初期チーフをしていた、いわゆる元スタッフです。2000年前後まだ当店が認知度も低くお客さんも少なく、若いスタッフ同士がああでもないこうでもないと暇にあかせて棚づくり店づくりのことを考えていた頃、小西さんは奥の穴倉のようなアンフェールで、一人涼しい顔をして黙々とかつ軽やかに働いていました。当時彼女が選んだ魅力ある雑貨や季節のディスプレイの数々を、今もよく覚えています。

画像2

そんな小西さんが、2009年にひとりで立ち上げた「トリバザール」。「ひとつずつのカタチ、木目の柄の入り方、鉄の仕上がり具合、陶器の釉薬による表情など、同じものでも雰囲気がひとつひとつ異なるものをセレクトしています」という言葉通り、確かな目でじっくりと選ばれた雑貨は老若男女を問わず手に取りやすく、親しみを感じさせるものばかり。今回の展示では、トリバザールの持つ魅力をほんの少し切り取って、生活館の小さな空間でまた別の表情を伴って展開させられたらと考えています。

画像3

画像4

ひとつのお店の中にまた小さなお店ができる。同じ場なのにテイストの異なる空間が生まれ混ざり合う。ポップアップショップには、そんなミックスされた面白さと出会いの楽しさがあると思います。スペースは小規模ですが「光がふんだんに入るのがいい」と小西さんも言う生活館ミニギャラリー。窓から入る秋の光とともに是非お楽しみください。 


最後にひとつだけ、今回のラインナップから店主おすすめ品をご紹介します。

画像5

こちらはインドの花器。鈍色に光る独特の存在感が美しい品です。花を挿してもよし、何も入れなくてもよし。ひとつ置くだけでそこを特別な空間に変えてくれそうな気がします。


このほかにも、新しいものやロングセラーのものなど様々な商品が並ぶ予定です。そして、この企画に合わせて大阪の「aoma coffee」さんにお願いしたオリジナル珈琲豆が登場、さらにこのポップアップ展のタイトルが入ったトリバザールオリジナルエコバッグもお目見えとのこと、こちらもぜひお見逃しなく。

「トリバザール」の魅力を凝縮した今回の企画をどうぞお楽しみに。秋も深まるこの季節、日々の暮らしにささやかな喜びをくれる一品を探しにぜひお立ち寄りください。

 

トリバザール
https://torybazar.jp/


トリバザール『TORYBAZAR TRAVELING STORE - chapter.1-』
2020年10月24日〜11月6日(最終日は14時まで)
恵文社一乗寺店 生活館ミニギャラリー

(能邨)

 

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

恵文社一乗寺店




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?