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3月30日|『10年目の手記 震災体験を書く、よむ、編みなおす』刊行記念トーク 手記を読む/受け渡された声に応答する

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昨年10月にスタートしたばかりの小さな出版社「生きのびるブックス」より3月11日に刊行される『10年目の手記 震災体験を書く、よむ、編みなおす』の出版を記念したトークイベントの開催が決定しました。本書の著者である瀬尾夏美さんと高森順子さんによる対話。ぜひこの機会にふるってご参加ください。

東日本大震災から10年の節目に行った、暮らす土地も被災体験も様々な人々の手記を集めるプロジェクト「10年目の手記」の書籍化を記念してトークイベントを開催します。
書籍『10年目の手記 震災体験を書く、よむ、編みなおす』は、集まった手記のうち、13篇を収録するとともに、アーティストの瀬尾夏美と、社会心理学者の高森順子による「読む」ことをめぐる往復エッセイや、演出家の中村大地による手記を朗読する活動の考察、アーツカウンシル東京の佐藤李青によるプロジェクトの成り立ちについての解説を収録しています。
今回は、「読む」ことをめぐる往復エッセイを重ねてきた瀬尾と高森が登壇し、自身の体験や思考を手記として書くこと、受け取った手記を読んでいくこと、それらを他者にひらいていくことを巡って対話します。

10年目の手記_カバー

『10年目の手記 震災体験を書く、よむ、編みなおす』
 瀬尾夏美・高森順子・中村大地・佐藤李青・13人の手記執筆者(著/文)
生きのびるブックス刊
(2022年3月11日発売)


日時:2022年3月30日(水) 19:00-20:30 
場所:恵文社一乗寺店 イベントスペース コテージ
料金:1500円
定員:20名

こちらのご予約フォーム
もしくはお電話(075-711-5919)、店頭にてご予約ください。


※こちらのイベントは配信の予定はございません。
※※当店よりの「受付完了」ご返信メールをもってご予約受付完了とさせていただきます。定員に達した後にご予約希望をいただいた場合、ご参加いただけない可能性がございます(その際は、その旨を当店よりご連絡差し上げます)。予めご了承ください。


トークイベント出演者

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瀬尾夏美(アーティスト/一般社団法人NOOK)
1988年東京都生まれ。土地の人びとのことばと風景の記録を考えながら、絵や文章をつくっている。2012年より3年間、岩手県陸前高田市を拠点にし、対話の場づくりや作品制作を行う。2015年仙台市で、土地との協働を通した記録活動を行う一般社団法人NOOKを立ち上げる。ダンサーや映像作家との共同制作や、記録や福祉に関わる公共施設やNPOとの協働による展覧会やワークショップの企画も行っている。著書に『あわいゆくころ 陸前高田、震災後を生きる』(晶文社、2019年)、『二重のまち/交代地のうた』(書肆侃侃房、2021年)。


高森さん

高森順子(社会心理学者/阪神大震災を記録しつづける会)
1984年兵庫県神戸市生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科単位修得退学。博士(人間科学)。愛知淑徳大学コミュニティ・コラボレーションセンター助教。グループ・ダイナミックスの見地から阪神・淡路大震災の経験を表現する人々とともに実践的研究を行い、被災体験の分有のあり方について研究している。2014年に井植文化賞(報道出版部門)受賞。近著に「声なき被災者の経験を未災者に伝える」(岡部美香・青山太郎との共著『シリーズ人間科学6 越える・超える』、大阪大学出版会、2021年)。




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