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4月18日-6月5日|土門蘭『死ぬまで生きる日記』刊行記念フェア


「人は直線的ではなく、螺旋的に変化していくものです。ぐるぐると同じところを通っているようでも、少しだけ深度や高さが以前とは異なっている。だから、前とは全然変わってないなどと、落ち込むことはないんですよ」

本文より

「なぜ自分は毎日のように「死にたい」と思ってしまうんだろう、という問いは、裏を返せば、なぜ自分はそれでも生きているんだろう、という問いでもある。(中略)自然な死が訪れるまで、死なずに生き続けること。このことがいかに難しいかは、自分の身をもって知っている。だから、そうしたいと願っているすべての人に、この本を捧げたいと思う。」

「はじめに」より

安心できる場に立っているはずが、どこかざわざわと落ち着かない。疲れきっているはずなのに、うまく眠れない。「楽しい」や「嬉しい」といった感情もきちんと味わえているのに、片隅で抱えてしまう「生きづらい」「死にたい」という気持ち。文筆家・土門蘭さんによる、生きのびるブックスさんでのウェブ連載を書籍化したものが、このたび刊行されました。ままならない自身と向き合い、掘り進めた日々の記録をあるがままにおさめています。本書の刊行を記念し、書籍フロアにてフェアを開催いたします。

書内に収録されているブックガイドで語られる本たちとともに、今回のフェアを記念し、土門さんが「対話のための一冊」というテーマで選書してくださったタイトルが並びます。
この機会にぜひお運びください。



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