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9月14日-9月27日|haru nomura sacks and bags works exhibition「"essay" in KEIBUNSHA」

秋の気配が少しずつ近づく晩夏、生活館ミニギャラリーでは今年も草木染めかばんを手掛けるharu nomuraの展示を開催いたします。


暮らしの中からアイデアを掬い上げ、人に寄り添うかばんを手掛けてきた染色家・野村春花さん主宰のharu nomura。

この夏に開催されたVOUさんでの展示「5 essays」では、野村さんの周辺にいる5人との対話を通してそれぞれに新作アイテムを制作するという新たな試みがなされました。

VOUでの展示風景

対話を通してものをつくる。それは自分がはじめてのユーザーとして制作するものではなく、作り手とユーザーという関係性から生まれるオーダーメイドでもない。生身の人間同士が向き合い、弱さも含めたありのままを見せ、受け入れていく。ものという存在を通してより深く暮らしに根付くそれはどこかケア的な作用もあり、民藝のあり方にも通じるような、新たな可能性の垣間見えた試みでした。

その5つのアイテムの中から「Record Bag」を新作に迎え、ご紹介します。

essay1 神馬啓佑/画家 / Record Bag

デザインの元となったのは、画家・神馬啓佑さんが愛用していたというかばん。実は裏表反対だった、というところをあえて活かして制作されました。先の会場では落ち着いたカーキの色合いが印象的でしたが、今回は当店での展示に合わせ、新たなカラーでご用意いただきます。

ほか、Pocketや旅するかばん、巾着など定番アイテムのほか、当店とのコラボで生まれた柿渋染め和紙のブックカバーも久々に登場します。

旅するかばん(柿渋)
写真:堀井ヒロツグ
haru nomura × KEIBUNSHA 柿渋染め和紙のブックカバーとしおり
和紙に耐久・耐水性のある柿渋を塗り重ね、
パッチワークのようにつなぎ合わせたアイテム

ブランド設立11年目を迎え、テーマに掲げられた「Essay」。「随筆」を表すこの語源は、フランス語で「試みる」ことなのだそう。

奇しくも恵文社のメールマガジンでは、新たな試みとして初夏から冒頭にエッセイを寄せていただいています。これもまたharu nomuraの作品づくりに少なからずリンクするものがあるのかもしれません。

メールマガジン「一乗寺通信」2024年8月9日発行
野村春花さん担当"haru nomuraの道草"より

これまでの歩み、そして今回の試みを経たこれからの新たな可能性も感じられる展示となりそうです。

会期中は作家在廊日もございます。haru nomuraの展示では、毎回その場に居合わせたお客さま同士のコミュニケーションもおなじみの光景のひとつ。みなさまのご来場をお待ちしております。

そしてイベントスペースコテージでは、前回に続きWSの開催も。

今回はその場に集まったみなさんと、その時にしか出せない色をより楽しんでいただけたら、と草木染めの植物もみなさんでご用意いただきます。集まった人の数だけ生まれる色があるはず。haru nomuraさんとともに、素敵なお土産も計画中です。まだ見ぬ出会いに心躍らせつつ、ご来場をお待ちしております。

おもなラインナップ

●受注生産 *お渡し:12月ごろ
Record Bag
Ori goat shoulder
おこめのかばん

●即売
Flattote
Pocket
巾着
フレコンバッグ
定番トート
育てるしかく
旅するかばん
ストール
木のアクセサリー
haru nomura book #1
恵文社 × haru nomura 柿渋ブックカバー

ワークショップのお知らせ

9/22(日)13:00-16:00
haru nomura 草木染めWS
「カラーハンティング - 身の回りの植物の色を探そう!」
¥3,500 5名

今回のワークショップは少人数制で、染めたい植物・染めたい素材を持参してもらう、個人レッスンのような形です。

初めて草木染めをする方or草木染めがお好きな方、皆様、大歓迎です。

詳細はこちら

会場:恵文社一乗寺店 コテージ
教えてくれる人:haru nomura 主宰・野村春花さん(草木染め作家)
持ちもの:
①染めてみたい植物(200g以上)
 例えば…台所で出る野菜の皮(玉ねぎなど)
 飲まなくなって眠っているお茶
 散歩中に見つけた雑草(名前がわからないものも可)
 庭の樹の枝や葉や実
 ハーブやスパイス
②染めたい布 100-150gほど
 綿か麻、絹に限る。ハンカチやストール、小さなエコバックなど。
③エプロン 汚れてもよい服でご参加ください。
【注意点】
※採集した植物によっては染まらない場合もございます。
 「染まらないこと」も楽しみましょう。
 その場合、野村さんが採集してくださった植物をお使いいただけます。
※小学生のご参加は保護者同伴でお願いいたします。

haru nomura - 野村春花さんより

夏の名残が感じられる季節に、毎年開催させていただいている恵文社さんでの展示が、今年も近づいてきました。
今年のブランドテーマは「essay」。人の暮らしの中から、新しい商品のカタチを抽出しています。

前回のVOUでの展示で発表した5つの中から、特に人気だった<Record Bag>を、恵文社さんでは製品化し受注販売(お届けは12月頃を予定)します。原型モデルから進化を遂げた、新しい<Record Bag>。恵文社さんの展示に合わせ、少しずつSNSでその全貌をご紹介できたらと思っています。

また、9/22にはコテージでワークショップを開催します。
今回のワークショップは少人数制で、染めたい植物・染めたい素材を持参してもらう、個人レッスンのような形です。初めて草木染めをする方or草木染めがお好きな方、皆様大歓迎です。

今年もまた、皆様とお会いできるのを楽しみにしております。

haru nomura

写真:堀井ヒロツグ

草木染め作家・野村春花さんによる、かばんを軸としたブランド。東山に小さな土間のアトリエを構え、全国各地のギャラリーや店舗で展示会を開催。NHK「趣味どきっ!染めものがたり」では柿渋の回に出演。長野出身、京都在住。

・HP https://haruka-nomura.info
・Instagram @haru_nomura
・Twitter @harukanomura

haru nomura sacks and bags works exhibition
「"essay" in KEIBUNSHA」

2024年9月14日(土)-9月27日(金)(※最終日は14時まで)
恵文社一乗寺店 生活館ミニギャラリー

●作家在廊日
9/14(土), 9/22(日), 9/23(月)
※いずれも13:00-19:00

前回の展示はこちら

(担当:岡本)

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