見出し画像

7月26日|今福龍太『霧のコミューン』刊行記念トーク

霧のなかに潜み、霧に柔らかくつつまれ、霧とともに豊かな共感覚を開きながら生き、思考すること──。

この度、文化人類学者・吟遊詩人である今福龍太さんによるエッセイ集
『霧のコミューン』がみすず書房より刊行いたします。
あまりにもすべてのものが露呈され、可視化されてしまった現代社会。
このテクノロジーと権力による衆人環視の状態から、私たちが自らを解放し、親密さと謎を守り、権力へのしなやかな抵抗を日々実践するための
「霧のコミューン」という未来について。

同時代の世界に生起するさまざまな出来事を見つめつづけてきた著者による、渾身の1冊が刊行です。

『霧のコミューン』みすず書房

気象現象としても、比喩としても、「霧」はこれからの世界を私たちが自由とともに生きるための精神的拠点となるべき特別の場となりましょう。

わたしは入っていかねばなりません、霧が立ちのぼってきたのですから……

──エミリー・ディキンスン

戦争、パンデミック、気候変動、テクノロジーによる監視社会化といった混迷に沈む日々をのりこえ、これからの世界を、より覚醒して生きるための、あらたなコミューン、あらたな学び舎の創造を呼びかける本作。
近い未来を想像するための1冊。

本書の刊行を記念してトークイベントを開催いたします。
今福さんによるこの日のために作られた新作短編映像の上映およびライヴ・ストーリーテリングにもご期待くださいませ。


イベント詳細
登壇者:今福龍太
日時:2024年7月26日(金)15:30開場/16:00開始-18:30終了
会場:恵文社一乗寺店 コテージ
参加費:1000円
定員:40名
ご予約:こちらのフォームへご記入ください。
    お電話(075)711-5919

恵文社一乗寺店
年中無休/11:00 - 19:00
・お店への行き方はこちら
・MAPはこちら

 

出演

今福龍太(いまふく りゅうた)
文化人類学者・批評家・吟遊詩人。奄美自由大学主宰。
メキシコ・カリブ海・ブラジル・奄美沖縄群島などでのフィールドワークをもとに、「クレオール」「群島」「混交」「薄墨色」「野生」「仮面」といった視点から世界と人間を論じてきた。バッハ、蕪村、ベンヤミン、ボルヘス、バルト、ビショップ、ボールドウィンらBで始まる人々の作品を偏愛する。こだわりの場所はブラジル、キューバ、台湾、琉球弧、カボ・ヴェルジ、アイルランド、世界中の汀。食べ物はパモーニャ、バカリョアーダ、パクチー、乾麺線、ポイ。夕暮れになれば片手にキルケニー、リベイロ、カシャーサ、シュタベントゥン、天草。著書に『群島-世界論』『書物変身譚』『ハーフ・ブリード』『ヘンリー・ソロー 野生の学舎』『宮沢賢治 デクンボーの叡知』『原写真論』『言葉以前の思想 戸井田道三論』など多数。

 

<ご来店の皆さまへ>
・状況に合わせマスク着用と咳エチケットにご協力をお願いいたします
(マスク着用は個人の判断にお任せいたします)
・手指の消毒(会場に設置しております)
・大きな声でのお話はご遠慮ください
・発熱、体調不良、風邪の諸症状が見られる場合のご入店はご遠慮ください
※当店を装った偽のお申込みフォーム等に充分ご注意ください

担当:原口

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?