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絵を描くのが苦手な人へ

ご覧いただき本当にありがとうございます。Keiです。

第6回のnoteは、美大受験の話は休憩して「絵心」についてです。


「絵描くの苦手。僕(私)はセンスがないから」と言う人がいます。

結論から話すと美術センスは誰もが持っています。美大生も一般人もほとんど変わりません。


だって、カッコ良いと思うパッケージの商品を手にとっちゃうでしょ?

毎朝洋服を選ぶ時、色やシルエットやバランスを考えるでしょ?

可愛い髪型や、インテリアにこだわったりするでしょ?


それは自分で美しいものを選ぶセンスがあるからです。


最初から箸を上手に持てる赤ちゃんはいません。生まれた瞬間に計算式を解ける東大生はいません。絵の上手い下手も本人の努力です。美大に行った子は、他の子よりもほんの少し鉛筆を握る量が多いだけです。

描く量が増えればどんどん表現方法を模索して上達していきます。上達しなかったら画塾の講師はしません。笑(昔講師やってました)

受験美術は絵の技法を教えるだけです。できるだけ短時間で仕上げれるように。



おそらく美術嫌いの人が、絵を嫌いになったのは幼少期です。自由に絵を描いたら笑われたりしませんでしたか?

子供の頃から「太陽を赤く描くもの」と教わります。

でも空見上げてみてください。全然赤くないです。笑(宇宙から見れば炎が見えますが、肉眼ではむしろ白っぽい光w)

変なふうに描いたら友達に笑われる。いつしか自由に描くのが恥ずかしくなって、絵が楽しくなくなっていきます。


小学校の美術教育が問題です。絵を好きじゃない担任が、絵の楽しさを教えられる訳がないのです。(担任の先生は国語算数理科社会…毎日いろんな授業を考えるだけで大変そう)美術は創意工夫を養う大切な教科です。もう少し重要視しても良いと思います。

もし岡本太郎氏が先生だったら、たくさんの色で稲妻のような光の太陽を描いたら喜んだかもしれませんね。

見たままを描くのも、感情を絵で表すのも絵の楽しさです。常識外れを試みるのも美術の楽しさです。

もし、身の回りで絵を描いている子供がいたら、どれだけ楽しんで描いたかをまずは見てあげてください。例えば紙いっぱいに隙間なく色を塗っていたらそれが彼のこだわりポイントです。きっとその子は嬉しくてどんどん創作意欲に燃えて勝手に上達するはずです。

大人の常識ほど絵に邪魔なものはありません。「太陽はこう描くんだよ」なんて教えたら最後、創作意欲は減退します。笑


ここまで読んでいただき有難うございます!

それでは。また!

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