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巣立ちセミナーを振り返る

どうも、こんにちはKeiです。
本日は「巣立ちセミナー(巣立ちプロジェクト)」について書こうと思います。
このセミナーに2021年の夏からサポーターとして参加していました。
そして、今年1月に無事終了しました。

そもそも「巣立ちセミナー」と言うのは、
児童養護施設や里親の元で暮らす高校3年生を対象に
NPO団体が卒業後の生活能力を身につけてもらうため
行なっているボランティア活動です。

マナーや自炊方法から始まり、年金や保険などの各種支払い、
詐欺など悪い人から身を守る術、困った時の対処法など
なんならもっと沢山のことをみんなに教えたかったけど(笑)
最低限おさえておいて欲しい知識をぎゅっと詰め込んだ内容です。
内容盛りだくさんでぐったり疲れてしまうけど、
どれも知っておいて欲しい事ばかりです。


「この教え方で良かったのかな?」
「次回の内容もっと良くするにはどうしたら良いかな?」
「みんな今日楽しんで参加してくれてたかな?」

講師の人は内容がもっと良くなるようギリギリまで推敲をし、
本番前には予習日に集まって意見交換し、
セミナー後は社会人同士残って反省会をしました。

参加してくれた子に「参加して良かった」と少しでも思って貰いたくて
年齢性別の垣根を飛び越えて、大人は全力投球でした。
半年間、あっという間だったなー。


高校生たちにとっては口うるさい大人でウザかったかもしれません。
つまらなくて早く終われと思っていたかもしれません。
会場まで遠くて面倒臭かったかもしれません。
ぶっちゃけ、、ほとんど教わったこと覚えてないかもしれません。笑


本当にあれで良かったのか、正解なんて分かりません。
いつも手探りです。もっといい方法はあるかもしれません。

それでも全員が今できる全力を注いだつもりです。
ここで出会えた社会人のみなさんはみんな最高の仲間です。
そして、参加してくれた高校生も仲間。

最初はよそよそしかった子が
休憩中ずっと一緒にいるくらい仲良くなれたり、
名前も覚えてくれなかったのにw、最後も会おうと言ってくれたり、
カードにメッセージ沢山書いてくれて、嬉しかったな。



あれから数ヶ月が経ちました。
「自分は果たして何かできたのかな」
「ほんのわずかでも、彼らのパワーになれたかな」と自問しています。


運営側から言われていた社会人の役割はひとつ。
一番伝えたかったのは、社会に出ても一人じゃないよってこと。

両肩にのしかかったハンデや荷物は、持ってあげれないかもしれないけど、
手を繋いでそばにいるよ、ということ。
社会にはたくさん味方になってくれる人がいるよ、ということ。
世界は広いよってこと。

セミナーが終わって今は連絡先も知らないけど、
絶対またどこかで会えると信じてるし
いつか大人になったらみんなで一緒に楽しく酒飲めたらいいな。


正直ボランティアっていう言葉は好きじゃないから
参加するか迷った時期もあった。
その場限りのほどこしって感じがしてなんか嫌。
上下関係つくるのが嫌。

だからボランティアをしたつもりはないです。
出会いを大切に、目の前の若者と向き合っただけ。
大変な時はお互い様だと思ってます。
俺もたくさんの人に支えてもらってる。


さあ、明日から4月ですね。
どうか失敗を恐れず、チャレンジし続けてください。
転んだって泣いたっていい、どうか強く優しくなって欲しい。

前を向いていれば、きっと上手くいくと信じて願っています。
旅立つ人よ、勇者であれ。


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