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第64回 宝塚記念(2023/06/19)

(1)コース解説

宝塚記念は阪神競馬場2200m内回りで開催される右回りコース
1角までは距離が525mと長く、スタートが下り坂ということもあり、前半ははやいラップを刻むが、向こう正面からペースが落ち着いて、全体を通じて持続力勝負となりやすい舞台。
ただ近年の宝塚記念は、テンから緩むペースがなく、ハイペースで道中はいり、この時期らしい馬場が梅雨であれることで差しが決まるような展開となっているのが特徴。
現状天気が木曜と金曜日で崩れそうで、TB的には差しが有利な展開になりそうと想定。

★前日の内容を踏まえたトラックバイアス★

土曜開催は明らかな内の先行有利の馬場となっており
この馬場であればジェラルディーナは差しが届かないとみて完全に切る方向に倒したい。

(2)枠順確定前注目馬

宝塚記念で買いたい馬はもう決まっています。枠順が出る前ですが、極端にならない限りは変えるつもりはないですし、あとは買い方次第だと思っています。

★ジャスティスパレス★

現時点で◉候補。死ぬほど煽っていますから。
イクイノックスに勝つのはこの馬しかいないと思っているほど自信があります。
以下は、天皇賞 春 の記事で記載している内容から引用します。

ここはずっと追い続けている本馬からここは入りたい。
正直マイナス要素もあるかもしれないがここは本馬の力を信じることとした。
【5走前:神戸新聞杯】
まず評価したいのは、神戸新聞杯での勝ち切り方。鮫克の好騎乗と内前有利を生かした馬場であったものの後続を3馬身ぶっちぎり圧勝。この時に勝ち切ったのはのちに有馬記念2着となるボルドグフージュとこの時から成長の片鱗を見せ始めた。
【4走前:菊花賞】
次走の菊花賞。アスクビクターモアがレコード勝ちした本レースだがレコードが出るほどのハイペースで逃げて明らかにスタミナ勝負となった。ここである程度前にポジションをとりつつ展開的には先行勢が不利ながらも上がり2位(36.5)の脚で食らいついた内容は大きく評価したい。
【3走前:有馬記念】
有馬記念の走りは完全に鞍上の騎乗ミス。有馬の馬場であんなに積極的に前に出して脚を使って4角では荒れた内を通るという全くもってこの馬の強みを活かせなかった。個人的にはこのレースは度外視している。ただこの時から明らかに馬体は良化しており、菊花賞の時と比べても馬体のツヤ感や締まりが出てきていて、前走から+4kgと明らかに成長が伴ってきたと判断できるだろう。
【2走前:阪神大賞典】
前走の阪神大賞典。何より勝ち方が圧勝だった。いくらアフリカンゴールドのスローペースとはいえ、直線でアフリカンゴールドとディープボンドに挟まれる不利を大きく受けながら直線を割ってきてそこからの突き放した直線でボルドグフージュに1馬身差と力を見せつける結果に。
この時の斤量も1kgボルドグフージュより重く、馬体もさらに増やしてきてついに本格化となる道を歩んでいる。胴は引き締まりつつもトモの張りがプラス分として表れていて太め感は全くないし、正直パドック見たときは完成度が違いすぎて正直ビックリした。

ここまであげてきた通り、馬体の成長力は凄まじいものがあり本当に化物になるじゃないかという期待感と有馬記念でのリベンジを兼ねてこの馬から入る予定。
タイトルホルダーが刻む逃げラップに追走苦労する可能性は確かに考えられるが阪神舞台より絶対に京都の方が舞台適性はあると思っているので力を信じてみたい。
トップスピード性能では劣るものの、長距離でギアチェンジできる力は持っているし何よりもルメールの連続騎乗も、しっかりと折合いをつけて内をロスなく立ち回ってくることができそうなのでここはどんなに人気になったとしても好勝負期待したい。

肝心な天皇賞 春の内容についてだが、完勝といって差し支えないだろう。
どちらかというと京都の方が走りそうだと思っていたが、長距離なら阪神だろうと京都だろうと問題なく展開不問のキャラ。やはり怪物の証を示してくれた。ステイヤーとして高いレベルが期待できるのでここも期待しかない。
鞍上がルメールから鮫克に乗り替わるわけだが、これはイクイノックスが出る時点でわかっていたわけで、ここで鮫克に戻してくれたのは個人的には本当に嬉しい。とにかく内で捌いてロスなく運べれば全然チャンスはあると思っているので、G1初制覇をこの舞台で成し遂げよう。鮫克。

★イクイノックス★

レベチ。そもそも4歳世代は滅茶苦茶に強いと思っていて、その中でずば抜けてレベルが違う本馬(ドウデュースとのバチバチのやりあい見たかった…)。有馬記念で馬体みたときにこれはレベルが違うなって素人目でわかるぐらいに完成していたし、実績をみればケチのつけようがない。
ただでさえ、キタサンブラック産駒で晩成型なのにいったいどこまで化物になるのか・・・
馬場が悪い時が・・関西舞台が・・とか、付け入る隙があると言われていますが、現役最強馬だと思っています。マイナス材料すら全部無視できるくらい強いっすよ。飛ぶわけないじゃないすか。

★ダノンザキッド★

毎度毎度オッズが付かない影の化物。距離が長いとかもう聞き飽きましたわ。強いんすよ。ダノンは。中山じゃなければ走ります。絶対買うべき。
翼はやして高速移動します。突き抜けろ。G1馬の器。

★ジェラルディーナ★

まずは、大阪杯の見解が以下の通り。

良血馬の結晶。昨年のエリザベス女王杯からついに本格化した本馬。
前走の有馬記念もスタート出遅れからの3着に激走と力を示した。
ただ今回は2000mという距離が果たして適性なのか答え合わせをしたいところ。本質的には2200mや2500mの(非根幹)距離があっていそうな印象は持っている。ここで勝ち切るならそれは見直しが必要。

ここに記載した通りやはり大阪杯は6着と凡走してしまう結果となった。次走の香港でも結果を残すことができず、やはり距離が問題か。
この馬は時計がかかる舞台がベストなので雨はこの馬にとってプラス評価。
高速馬場の時計決着よりも宝塚記念のような舞台が最適性。よってこの馬は絶対に買わなければならない。牝馬は夏に調子をあげて、冬に調子を落とす鉄則があり、それでいて有馬記念で3着なのだからここは巻き返しを期待。


(3)枠順確定後見解


★注目馬★


詳細な見解がかけなかったので、(事前に書いた通り)印のみ。
◎:9 ジャスティンパレス
これは愛。ずっと買ってるから信じるだけ。


○ :5 イクイノックス
歴代でみても最強馬。化物。


▲:3 ダノンザキッド
いつもなめられててほんまにかわいそう。この馬は強いです。
距離が長いとか言われて完全にロマン枠ですけどやれると思います。


△:12 アスクビクターモア
力さえ出しきれば強い。ただオッズ崩壊と前走の内容からこの位置。
イクイノックスより前のポジションをとって粘り込めれば可能性は高い。


★:10 ディープボンド
とにかくずぶい。でも和田はこの馬をわかってる。脚は遅いけどとんでもないスタミナはあるので、鞍上次第でなんともなる。

イクイノックスを買う以上、印を回せませんでしたが
・ボッケリーニ
・ドゥラエレーデ
は買ってもいいかと思います。

★危険馬★

11 ジェラルディーナ
スタートが苦手で、ほぼ確実に後方から。
牝馬でこの時期にパフォーマンスをあげる可能性はあるし、非根幹距離で成績がよく、この舞台はマッチとなるが、TBとは全くマッチしない。届かせるだけの脚があるか不明で4番人気なら嫌いたい。


フォトパドックは競馬ラボより使用


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