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第167回 天皇賞 春(2023/04/30)

(1)コース解説

天皇賞 春

京都の長距離は菊花賞と天皇賞春のみ開催される特殊なレース。
近年の改修工事により、阪神で開催されており、内回りコースのロンスパ勝負+急坂2回でスタミナの問われる長距離レースとなっていたが、京都では問われる能力が変化する。
平坦で道中の勾配で息が入るため、道中スローでペースが落ち着いて3コーナー下りからペースアップして後半はスピード勝負になる。

★トラックバイアス★

まず前提としてこのコースはほとんど使われることがないコースを通ることになるので、基本は内をロスなく立ち回ることができる方が個人的には有利だと思っている前提でTBを考えていくが、前有利のTBは変わらなそうでやはり前目にポジションは取っておきたいところ。
今日の雨で前が止まると想定されているが、個人的には京都競馬の水捌け具合を考えたり、普段使われないコースを使用することで傷んでいない馬場を通ることも考えると差しよりも前目にポジションが取れる馬から入るのが堅実だという結論に至った。

天皇賞 春

(2)注目馬

まず、前提としてこの天皇賞 春は穴馬に隙がないぐらい4頭が抜けているんじゃないかなと思っています。なので他の馬を買うつもりはないし、そこから1頭は消そうと思っています。もちろん馬場次第ですが。
加えて今回の見解もかなり私情が入っていますが今回は自信があります。
少なくともシンショクカよりは可能性が高いと思っています。

1:◉ジャスティスパレス

ここはずっと追い続けている本馬からここは入りたい。
正直マイナス要素もあるかもしれないがここは本馬の力を信じることとした。
まず評価したいのは、神戸新聞杯での勝ち切り方。鮫克の好騎乗と内前有利を生かした馬場であったものの後続を3馬身ぶっちぎり圧勝。この時に勝ち切ったのはのちに有馬記念2着となるボルドグフージュとこの時から成長の片鱗を見せ始めた。

神戸新聞杯

次走の菊花賞。アスクビクターモアがレコード勝ちした本レースだがレコードが出るほどのハイペースで逃げて明らかにスタミナ勝負となった。ここである程度前にポジションをとりつつ展開的には先行勢が不利ながらも上がり2位(36.5)の脚で食らいついた内容は大きく評価したい。

菊花賞

有馬記念の走りは完全に鞍上の騎乗ミス。有馬の馬場であんなに積極的に前に出して脚を使って4角では荒れた内を通るという全くもってこの馬の強みを活かせなかった。個人的にはこのレースは度外視している。ただこの時から明らかに馬体は良化しており、菊花賞の時と比べても馬体のツヤ感や締まりが出てきていて、前走から+4kgと明らかに成長が伴ってきたと判断できるだろう。

有馬記念

前走の阪神大賞典。何より勝ち方が圧勝だった。いくらアフリカンゴールドのスローペースとはいえ、直線でアフリカンゴールドとディープボンドに挟まれる不利を大きく受けながら直線を割ってきてそこからの突き放した直線でボルドグフージュに1馬身差と力を見せつける結果に。
この時の斤量も1kgボルドグフージュより重く、馬体もさらに増やしてきてついに本格化となる道を歩んでいる。胴は引き締まりつつもトモの張りがプラス分として表れていて太め感は全くないし、正直パドック見たときは完成度が違いすぎて正直ビックリした。

阪神大賞典

ここまであげてきた通り、馬体の成長力は凄まじいものがあり本当に化物になるじゃないかという期待感と有馬記念でのリベンジを兼ねてこの馬から入る予定。
タイトルホルダーが刻む逃げラップに追走苦労する可能性は確かに考えられるが阪神舞台より絶対に京都の方が舞台適性はあると思っているので力を信じてみたい。

トップスピード性能では劣るものの、長距離でギアチェンジできる力は持っているし何よりもルメールの連続騎乗も、しっかりと折合いをつけて内をロスなく立ち回ってくることができそうなのでここはどんなに人気になったとしても好勝負期待したい。

3:〇 タイトルホルダー

やっぱり強すぎる。どう考えても強い。語るまでもないぐらい強いと思う。
頭がみえるのはこの馬が一番有力だと思うし1倍代も仕方ないのかなと思う。
何より枠順がタイトルホルダーは2枠3番って勝ち確の枠じゃないですか。
アフリカンゴールドは大外枠ですよ。さすがに並び的にもハナをとれそうだし自分のラップを刻むことができそうなので勝つか飛ぶか。馬券の買い方は工夫して購入したいところ

6:▲アスクビクターモア

前走の出遅れて全く追わなかったレースから見て、田辺は好判断だったと思う。(馬券買っていたら死ぬほどキレていたと思うけど笑)
前走の凡走で疲れやダメージはほとんどなさそうだし、元々叩き良化タイプなので巻き返しは全然ある。
陣営はやはりここをとるための叩きとして使ってきたわけだし、出遅れした時点で流していたのは明白なのでこの人気落ちは絶対に抑えたいところ。
また現在の天気だと雨予報で良馬場がいいと言われるアスクにとって危険馬として散々見ることになるだろう。
私はむしろオッズの妙味が出たと思ってプラスに捉えたい。
やはり菊花賞のレコードで勝ち切ったレースは評価したい。前有利かつスタミナ比べの菊花賞とは言え内容は十分に評価できる内容だと思うし、成長した古馬になって本来の力をまだ発揮できていないことを考えるとまだまだ未知数。TBだけで評価をここで落としてはいけないし好勝負に期待したい。
フォトパドック見るかんじは3頭の中で一番よいのではないかと思っています。

(3)最終見解

馬券は既に購入済みです。
とりあえずワイド資金配分でジャスティスパレスから相手2頭にここは堅いとみて堅実に。
馬連と馬単も購入予定ですがこちらは当日のオッズと相談しながら購入予定。
3連複と3連単も軽く握るかも。


フォトパドックは競馬ラボより使用

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