青森の馬産について 続編 その4

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八戸セールならびに青森の馬産について

青森の馬産について 続編 その1

青森の馬産について 続編 その2

青森の馬産について 続編 その3

今回は今の青森の最重要課題について書きたいと思います。

今の青森の現状に対し、何よりも先にやらないといけないのは露出を増やし認知度を上げること。

露出が増えれば・・・

どんな馬が出てるのか興味を持つ方が増える

興味を持つ方が増えれば行ってみようと思う人が増える

セールに人が増える

人が増えれば活気が出る

活気が出ればセリ値が上がる

セリ値が上がれば生産者の収入が増える

生産者の収入が増えればより良い繁殖馬(種牡馬、繁殖牝馬)を導入できる

より良い生産馬が生まれる

いい馬が増えればセールに人が増える

人が増えれば活気が出る
<以下ループ>

もちろんこれには上場馬の成績が必要不可欠で、必ずこうなるということではありません。

ただし、好循環が生まれるチャンスが生まれるんですよ?
しかし、こういうサイクルを生む”チャンス”があるということです。
今のままのやり方をやっていても未来なんてないでしょう。
事実、馬主さんの中でさえ青森の生産牧場なんて知らないという方もいらっしゃいます。
九州と違い限定競走もない。
JRAの育成公社があるわけでもない。
確かに置かれてる状況は厳しいでしょう。
ただ、どんな状況であろうと努力はしなければならない。
それを今の現状で胸張って「できてる」と、言い切れますか?

でもね・・・
よく考えてください

ミライヘノツバサが重賞を勝利し、ウインバリアシンが導入されその産駒のドスハーツがJRAで勝利を挙げている現状。
青森に残された数少ないチャンスではないのですか?
このチャンスをみすみす逃していいんですか?

青森のいい馬が地元青森のセールではなく、より多くの馬主さんが集う北海道のセールに出てる現状
それに目を瞑るのですか?
北海道のセールに出す生産者さんを責めているわけではありません。
むしろ牧場関係者さんからすると当然です。
バイヤーさんが少ないセールに出すよりもより多くのバイヤーさんに見て欲しい。
例え輸送に時間と費用が掛かっても・・・
その結果例え1万円でも高く買ってもらいたい。
少しでも多くの人に見てもらい、少しでも高く売れる可能性があるならという判断。
経営者なら当然の判断です。
その判断自体がもっと青森の露出、アピールを増やさなければならないと言ってるのと同じじゃないですか?
なら、もう答えは出ているような気もしますが・・・

>次回予告<
青森の馬産について 続編 その5

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