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AJCC予想~非根幹は血統・血統こそ非根幹~

1/26(日)に開催されるAJCCの予想になります。

冬の中山開催の最後を彩る非根幹2200mG2レース。オールカマーと同じ条件ではありますがく有馬記念の残念賞のような意味合いも強いレースということでオールカマーとは少し様相が違います。

そしてこのAJCCというと毎年出走した馬がレース中に怪我をする呪われた重賞でも有名。

一昨年まで3年連続の馬運車出動、昨年は何もないと思った矢先に出走馬が屈腱炎を発症と一体このレースに何が潜んでいるのか・・・今年こそ無事に全馬が出走を完了したいところ。

枠順

レース傾向(過去10年)

前走傾向

有馬記念出走馬の成績が非常に良い。オールカマーと違うのはこの点。オールカマーはその後の天皇賞(秋)や有馬記念へのステップ傾向なのに対してAJCCはその有馬記念を獲れなかったものの東京に良いレースがないゆえ出して賞金を増やそうというものが根底にある。今年も有馬記念出走組が有力馬として数えられているが果たして?

種牡馬傾向

中山の2200mらしくディープインパクト産駒の躍進が瑞著に出ている。

中山の2200mといえばディープインパクト産駒とその子供たち、ルーラーシップ産駒、ステイゴールド産駒。

この3頭の馬券率が非常に高いレースで有名だが重賞にもそれは直結している。今回は珍しくディープインパクト産駒がいないがその子供の産駒がいるので注目しても良さそう。

しかし一方でこの10年ステイゴールド産駒が不振かつ勝ち馬がいない。

人気別傾向

1番、3番人気複勝率50%、2番人気60%とまずまず。5番人気以下も30%近い馬券率をどれも記録しているので上位人気2頭+中人気1頭、中人気2頭+上位人気1頭辺りの組み合わせがベストか?

オールカマーにも同じことがいえるが中山の2200m重賞は極端に弱い馬が何頭かいるのでそこはレース前に切ってしまってもよい。

馬番別傾向

中山の終盤ということで内の痛みが酷いことから内枠勢は成績が悪い。一方で他頭数だと外に行けば行くほど成績が悪化。

選ぶとすれば真ん中から外にかけての差し馬が馬券になるか?

土曜日の競馬を見ても外枠の差し馬が馬券に絡んでいるので決め手のある馬がポイントになりそう。

日曜日は朝から天気が悪い可能性があるので直前まで見極めも必要。

今回の予想のポイント

① ディープインパクト産駒及び系譜
② 真ん中から外枠にかけての差し馬
③ 中穴人気の推奨馬探し

以上の3点を中心に予想をしてまいります。よろしくお願いします。

本命 

10 ステイフーリッシュ(ルメール) 予想 5番人気

遂に乗り替わった・・・念願の乗り替わりだ。

矢作厩舎ゆえの恩情で中谷騎手を乗せ続けて無駄な期間を過ごしてしまったが5歳シーズン最初の競馬を最強の鞍上を手配したうえで迎えることが出来た。

前走のチャレンジCは展開が全く向かなかったこと以上に、同じ社台グループの馬の進路を塞いで迷惑をかけてしまった。

結果的にグループの方で何か問題が生じたのか早々に中谷騎手の降板が決まりルメール騎手を配置するというサプライズが発表されたが馬券を購入する側にとってみればこれほどまでにうれしい話はなかった。

騎手を20年近く務めながら未だにG3の1つも勝てない騎手から国内トップ騎手への鞍上変更の今回前日段階では5番人気とこれ以上にないチャンスが訪れた。これまで2200m重賞では1.1.0.0と好走もしており洋芝の函館や冬枯れの中山、京都でも結果を残してきた馬だけに今回の条件にはもってこいの馬だろう。

鞍上のルメール騎手のこの条件の好走歴は下記の図の通りで今回は最終追い切りに矢作先生自らが跨る程の本気っぷり。逆に言えばここを意地でも勝たせてもう一度中谷を乗せようという矢作先生の親心なのかもしれないがそうなればまた評価を下げるだけの話なので今回過去最高条件となると勝負をしたい。

この重賞をステイゴールド産駒が制覇していない点もさることながら一番の不安は誰が乗っても相手なりの競馬をする馬だと勝ちきれない可能性について。

しかしこのように勝ちきれない馬に外国人騎手を配置したときは何か進化が起こる可能性もあるだけに期待したい。

外枠を引けた今回は位置取りをしっかり決めて3コーナーから進出開始で4コーナーからの直線勝負を制することが出来れば・・・

対抗

3 ミッキースワロー(横山典)予想 2番人気 

2200mスペシャリスト、右回りスペシャリストの馬がこの舞台で鞍上を横山典弘騎手で勝負に出た。

前走福島記念は3着に終わるも斤量58.5kgはさすがに酷であった。同レースに1kg少ない斤量で出走していたステイフーリッシュと同じタイム、過去何度も勝利をしていた勝ち馬のクレッシェンドラヴに至っては55kgと大きくハンデをあげた上での0.2秒差と決してレース内容に不満の残る3着ではなかった。まさしく勝負に勝ってレースに負けるとでもいったところ。今回は斤量が56kgと統一されたレースという事で相手関係を考えても大崩れするとは考えにくい。

中山芝2200m通算2.2.0.0、この中にはG2セントライト記念1着、2018年G2AJCC2着、2019年G2オールカマー2着も含まれており重賞でも崩れる心配がない。

血統面でも今回唯一のディープインパクト産駒系列のトーセンホマレボシ産駒ということもプラス。

しかし一点不安がある・・・日曜日の天気状態だ

見てもらったらわかる通り馬場が渋ると一気にその良さが無くなるタイプ。昨年の7月に稍重の七夕賞を制しているがこの時はタイムが1:59.6とやや速く馬場が重くなりタフネスレースとなるとやはり良さが落ちてしまう。

そうなった場合鞍上が鞍上なだけに途中で馬の気分を削がないために諦めるリスクもあるだけに少し怖いところがある。

天候などによる余計な問題がなければ軸筆頭なだけに当日の馬場コンディションがカギになりそう。

3番手

4 スティッフェリオ(丸山)

前走有馬記念では大敗をしてしまったがこの馬にとってはいつものこと。G1では力が足りずG2以下なら勝負になるまさしくG2番長なだけに前走の負けは特に気にする必要も無さそう。

過去のオールカマーでも有馬記念からの直行組の馬券成績もよく一度仕上げた状態からのお釣りVSこれ以降のG1レースに向けての叩きではお釣りの方が分があると判断できる傾向。

元来2000mが適性距離の馬だが昨秋の同条件重賞オールカマーを勝利しているので距離適性に関しては不安が無いようにも思えるが秋の中山の高速馬場だからこそごまかせた1ハロンという可能性も否めない。

とはいえ前走の大敗だけで評価を見切る馬でもないのもまた事実。

評価が少し難しい馬ではあるが人気どころがもっと不安が多すぎるので色々な面を考えても3番手評価。

4番手

3 ラストドラフト(マーフィー)

枠が内枠になってしまったので外からの強襲を喰らう可能性も高く少し評価が難しい馬だが欧州血統のノヴェリスト産駒という事で重馬場適性が出れば・・・

ただしこの馬は昨春の弥生賞にて馬場コンディションが最悪状態で大敗をしているだけに適性は疑問が残る。急遽の鞍上変更が原因なのか?重い馬場が苦手なのか?今回のレースではっきりしそう。

5番手

1 ウラヌスチャーム(ミナリク)

この馬だけ実は水曜日段階で印をここにつけていました。理由はルーラーシップ産駒のため。(図参照)

過去の中山2200mをみてもこの産駒が中山で強いのは明確でこの馬も非根幹レースでの好走が多い。昨年の中山牝馬(1800m)2着など産駒の相性通りといえるのではないだろうか?

ではなぜ5番手なのか?

言うまでもない・・・鞍上のミナリクとかいうドイツのリーディング(笑)のせいである。

以前にミナリクについての解説にも書いたがこの騎手が乗って昨年2着になれたのは単純にミナリクが中山1800mに強いだからである。今回の2200mの距離適性と見比べても一目瞭然。

日本が好きだからとか関係なく単純にこの騎手は下手くそ。

3年連続で日本に来てもロクな成績を残すこともできなければ重賞の一つも制覇できない。そんなに日本が好きなら観光でくればいいそれだけの話。

好きな馬、好きな産駒ゆえこの人さえ鞍上でなければもっと印を上にしてもいいだけの馬なだけにもったいない話である。

土曜日は結果を残したミナリクだが2000m芝レースで勝ったのは完全な乱数調整、1200mダートは元から相性の良いレース。2200mの成績を見てもらったらわかる通り彼は鞍上としては期待できないことが事実。

もしこの馬に強い印を打つのであれば3月の中山牝馬にしたい。その時がミナリク騎手であれば勝てる可能性は十分に高い。

印を再確認

買い目

単勝・複勝

10

※予定では明日はこれしか買いません。

馬連

3.10-2.3.5

複勝(産駒の相性を信じるなら・・・)

ミッキースワローは当日の馬場コンディションがかなりポイントになるので馬券の取捨選択は特に大事になる。

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