強い馬探しはムダ?

 戦績、血統、持ちタイム...予想する上で大半の馬券購入者が大切にしている要素です。ならば、時間をかけて全ての馬を精査することで回収率が上がるのか?上がらないことはありません。しかし、競馬ソムリエではその予想法はムダだと考えています。なぜなら皆と同じだからです。勉強やスポーツでも同じことをしていても他の人を抜かせないですよね。

 馬券は皆と同じ買い方をしていれば儲かるものでしょうか?。答えは貴方が誰よりも知っているはずです。それなのになぜ皆と同じ予想法に時間をかけなければいけないのでしょう。

 下の馬をご覧ください。

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 1番人気ピンシャン武豊。2番人気アウトウッズ岩田望。見るべき点はアウトウッズの前走騎手です。武豊ですね。その武豊は今回ピンシャンに乗っている、と。なるほど!ピンシャンの方が強いから乗り替わったんだ!と思った貴方、ノビシロ大です。是非、最後まで読んでください。

 乗り替わりには気を付けないといけない点があります。非情の乗り替わりなのか、先約か。非情の乗り替わりで結果を出した分かりやすいケースはラッキーライラックのエリザベス女王杯1着(石橋脩⇒スミヨン)、レシステンシアの桜花賞2着(北村友⇒武豊)。両馬とも主戦騎手を降ろす程、悪い騎乗をしていないというのがミソです。ちなみに惨敗からの乗り替わりは絶対に評価してはいけませんが、それは別の機会にお話しします。
 
 話を戻します。このレースでは武豊がアウトウッズの能力を低く見ているわけではなく、単に先約でピンシャンに乗っている可能性を考慮するだけで正解に近づくことができます。持ちタイム、血統、外厩などは見るだけ時間のムダですからM気質でない限りお勧めしません。

 先約か否かを見分けるポイントは基本的に2つです。それは厩舎と馬主です。今回はピンシャンの厩舎に注目してください。森厩舎ですよね。マテラスカイを始め、森厩舎の馬に武豊はよく騎乗しています。競馬村とも呼ばれる村社会では先約や人と人との繋がりは命にも等しいのです。このあたりの感覚は社会人の方ほど敏感に分かっていただけるかと思います。

 結果、岩田望騎乗のアウトウッズは2着に2馬身差の完勝。武豊騎乗のピンシャンは1.2秒差の6着と1番人気を裏切りました。

 当たっても儲からない、そもそも当たらない人が多いなら予想法を教えてしまう。なぜ手間をかけてまでそんなことをするか。それは競馬ソムリエも本業が別にあって全レース予想できるわけではないからです。
 予想法を公開することで、似た嗅覚を持つ人に今度は良い予想を教えてもらいたいのです。目の覚めるような鋭い予想で刺激を与えて欲しいのです。
 noteが優れた予想のギブアンドテイクの場となることを願っています。
 
2019年馬券収支 購入金額5402300円 払戻金額61580900円 回収率114
2020年馬券収支 購入金額3167600円 払戻金額4155500円 回収率131
※2020年は5月10日時点

あなた は 経済を すっごく 回した! 天才か!!