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思い出のフェブラリーS

母に牝馬2冠のベガ、兄にダービー馬のアドマイヤベガを持つアドマイヤドン。朝日杯FSを勝ち3冠レースを皆勤した後ダートに転身。JBCクラシック3連覇など当時のダート総大将として活躍した。私はアドマイヤベガが好きだったから、その弟であるこの馬のこと応援したのは自然の流れ。三男坊の彼は2頭の兄と違い父ティンバーカントリーだったから、体質が弱かった兄2頭と比べこの馬は丈夫だろう、というのが当時そこまで知識がなかった私の予想だった。一応正しかったように思う。近年のファンにとっては、アルバートの父なんだろうか。

今日はフェブラリーSだが、アドマイヤドンは2004年にこのレースを勝っている。しかし、思い出として最も印象に残っているのは5着に負けた2005年のレース。東京競馬場で観戦していた。アドマイヤドンは2番人気で、人気を集めてたのはこの年からダートに転戦し重賞連勝中のメイショウボーラー。父タイキシャトル、母父Storm Cat。当日は不良馬場でこの馬のスピードが最大限発揮できる馬場だった。このレースでアドマイヤドンはスタート大出遅れをかます。1コーナー近くでレースを観戦したが、はっきりとその瞬間を覚えている。ラスト追い込んできたものの高速決着の前になす術なし。勝ったのはメイショウボーラーだった。

雨が残るフェブラリーSではStorm Catの血が輝く。メイショウボーラーもそう。2007年のサンライズバッカスも父の父がStorm Cat。2016年のモーニンも同じ父系だ。今年は人気どころだがレッドルゼルに注目。父ロードカナロアの母父がStom Cat。また、具合の良さそうなインティにも夢を託したい。



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