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京成杯AH(G3) [重賞最終見解]

2023年09月10日(日)


中山11R 京成杯AH

近年の京成杯AHは、いわゆる日本の王道中距離血統馬が断然有利。

ディープインパクト産駒は直近6年連続で連対中。

父か母父ハーツクライの血統馬も、2018~2021年まで4年連続で3着以内に好走。

昨年も父ディープインパクト系の血統馬が1着2着。3着クリノプレミアムは、中山重賞巧者としても知られるステイゴールド系のオルフェーヴル産駒。

このように近年の京成杯AHは、ディープインパクト系、ハーツクライ系、ステイゴールド系と、日本の王道サンデー系血統に狙いを定めるだけでも、十分な回収率も見込めるレース。

ラインベックは、直近6年連続で連対中と特注系のディープインパクト産駒。

前走関屋記念(新潟芝1600m・G3)3着からの臨戦過程で、4走前には今回と同舞台でオープン特別の東風S(中山芝1600m)を完勝。

過去5年の京成杯AHは、前走5着以内の好調馬が全勝、馬券に絡んだ15頭中10頭も当該ローテ馬。

オープンクラスの中山芝で勝利実績or重賞連対実績馬も、過去5年で10人気以下から馬券に絡んだ4頭全馬が該当する特注実績。

血統、臨戦過程、舞台実績と、全てにおいて京成杯AH向きと言えるキャラクター。

インダストリアは、前走エプソムC(東京芝1800m・G3)7着からの距離短縮ローテ。

近年の当レースは、前走芝1800m出走の距離短縮馬が3勝と特注系。

血統構成は、リオンディーズ×ハーツクライ。

父か母父にハーツクライを持つ馬は、2018~2021年まで4年連続で3着以内に好走。

前走1800m重賞からの短縮ローテで、ハーツクライの血を持つ馬という意味では一昨年7人気1着カテドラル(父ハーツクライ)にも近いキャラクター。

これまで自身の勝ち鞍4勝中3勝は中山芝1600m戦で、2走前には中山芝1600m重賞のダービー卿CT(G3)を制覇と、当コースに良績が偏る戦歴も強調材料。

その2走前との比較では相手関係に恵まれた印象も強い今回は、まず勝ち負けの評価を与えられる1頭。

ソウルラッシュも芝中長距離指向の強い血統馬で、中山芝1600mに関しても2戦2勝と底を見せていない舞台。

これまで戦ってきたG1レベルの相手関係と今回のメンバー構成を踏まえれば、斤量59キロでも評価は落とせない存在。

推奨馬

ラインベック
インダストリア
ソウルラッシュ

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