私の中の思考 競馬で勝つために

 競馬で回収率100%を超えているのは、競馬人口の約2%と言われている。ましてや、競馬で生活できている人なんかはごく一握り。2%という数値は多少なり誤差はあるだろうが、それなりに信憑性の高い数値と言える。競馬はギャンブルの中でも熱狂的なファンが多く、予想家という名の知識人も多く活躍されている。それなのに、この少ない数値なのは原因があるに違いない。今回は私なりの勝ち方をお話ししたいと思う。長くなるとは思うが、ぜひ一読して頂けたら嬉しい。

        〜はじめに〜

 私自身競馬を始めたのは2018年で、本格的に競馬を始めたのは2020年。その年は回収率が80%程であった。2020年の私はとりあえず自信がある馬の複勝に大金をかけたり、3連複で手広く均等買いをしたり…レース選択も1日に重賞+5レースくらい、合計で6〜7レースはやっていたと思う。とりあえず勝ちたい。それだけを考えていた。勝ちたいと思う気持ちは今ももちろん健在ではあるが"ただ勝ちたい"のと"勝ちたいからどうするか本気で考える"のは大きな違いである。当たり前と思われる方もいると思うが、実際勝つためにどれだけ本気で予想をしていますか?多くの人が「これ以上不可能なくらい本気でしている!」と答えられるのであれば上記で出した数値にはならないと思う。つまり、好きだから予想はしているが、まだまだ本気度が足りないのだ。本気度って抽象的で個人にしか分からないことであるが、それでいい。個人が本気ならそれは本気。それで勝てないのであれば、またその上の本気を目指せばいい。私自身2021年は130%を超えて、ある種"勝ち"ではあるが、まだ上の本気を目指せると考えている。まだまだ自分に甘く、改善の余地がある。熱血家みたいな話になったが私が言いたい事は、もっと高いレベルの予想をすればイコールの関係で回収率も上がるという事。なかなかそんな時間がないという方が多いかもしれないが、私は競馬が好きだからこそ少ない時間の中でやれるだけの本気予想をしている。お金をかけているならば、しっかり勝つための戦略を立てるべきである。

私が考える4つの戦略

①レース選択

②資金配分

③多角的な予想

④データにとらわれない

私はこの4点を常に考えて馬券を購入している。1点ずつ話していきたい。



✔︎レース選択

 皆さんは1日にどれくらいレースを買うだろうか。また、3場開催や2場開催であれば何場で馬券を買うだろうか。私は1日に多くて3レース、そして基本的には重賞を除いて1場でしか馬券を買わない。プラスして東京・阪神・中山・中京以外の競馬場はあまり手をつけない様にし、新馬戦もしくはOP以上しかやらない様にしている。(例外あり)
 まず、なぜ多くて3レースしかやらないのかについてだが、勝負レース1レースと重賞1〜2レースしかやらないと決めておけば、そこに集中して予想ができるため予想の精度が格段に上がる。馬券で負けている人の多くは何レースも手を出している人だと思う。私も回収率80%の時は少しでも自信があればとりあえず馬券を買っていた。その結果あれ?と思うことが多々。自信があっても、本当に大丈夫なのか熟考する必要がある。時間は有限であるため何レースも予想するのであれば、絞って予想する方が効率はいい。勝つためにはまずここから始めるべきだ。
 次に、基本的に1場でしか馬券を買わない理由についてだが、これは傾向を重視しているためである。血統傾向やトラックバイアスの傾向は競馬場によって顕著に現れる場合もあれば全くのフラットな場合もある。血統傾向もトラックバイアスもフラットな競馬場では馬券は買わない。これはかなり大事なポイントであると考えている。私が中京を得意としているのも血統傾向が顕著に出るからである。
 基本ローカルな競馬場もやらない。これは能力云々ではなく適性の部分に偏る傾向があるからである。そこを予想するのが競馬の醍醐味という意見もあるだろうが、私は能力と適性のバランスを予想をする上で大事にしており、偏りがあると馬券も不安定になるためローカルはやらない。
 新馬戦とOP以上しかやらない理由も、単純に能力差がはっきりしているからである。特に新馬戦はかなり得意としており、完成度が高い馬が勝つので調教・血統予想が主軸で基本的には当たる。馬体などまだまだ見る事が出来ないので、そこは今年の課題にしたい。
 以上の点を意識してレース選択するだけでも回収率アップは図れると考える。私も競馬が大好きなので本当は色んなレースに手を出したいが、そこは勝つために忍耐、我慢である。

✔︎資金配分

 「自信があるから10万」であったり、逆に「自信はあるけどなぁ〜まぁ少額の5000円かけよう」などと考える様では勝負には勝てないと考えている。長い目で見た時に資金の振れ幅が出来るだけ小さい方がいい。私の中では多くても絶対20000〜25000くらいと決めている。どんなに自信があってもだ。もし仮に重賞は勝ったとしても勝負レースでそれ以上の賭け金を賭けていた場合負ける可能性すらある。これはかなりあるあるだと思う。資金を統一して、こういう事がないようにするのも回収率アップには欠かせない。

✔︎多角的な予想

 調教分析・血統派・ラップ分析などなど…多くの予想ファクターがあるからこそ競馬は面白い。その中でも一点に突出して予想する人が多い様に感じる。私は多角的に予想しており、ラップ・血統・調教・トラックバイアス・展開などありとあらゆるファクターを駆使して予想をしている。何かに突出する事は素晴らしいことだ、そのファクターだけでは拾えない馬がいるのも事実。広く深く予想する事がこれからの現代競馬で勝つためには必要な考えだ。

✔︎データにとらわれない

 データは予想する上で誰しもが目にするだろう。私もデータは必ず確認し、ある程度傾向は掴む様にしている。ただ、そのデータを鵜呑みにはしない。これは私の考えではあるが、データとは傾向があるようでほぼない。枠順の傾向なんかは特に必要ないと考えている。枠の並び関係なしに隊列次第では好走するし、ペースによっても枠の有利不利は変わってくる。ただ、間違えて欲しくないのはしっかりと根拠のあるデータは必要だという事。例えば、○○×○○の成績などは信憑性が高いと言える。私が有馬記念で活用したデータは 天皇賞・春1〜3着馬×道中流れたペースの有馬記念の成績である。このデータは展開を考えればしっかり的を得ており、好走する馬を見つけるためのデータといえる。必要なデータと必要ではないデータをしっかり見極め、データはデータと割り切る考えが必要。データにとらわれて馬券を購入してはいけない。



以上が私が予想する上で考えている事の一部である。個人的な考えで、批判的な意見を持つ方もいるとは思うが、私は今年一年この思考で手応えを感じた。少しでも共感して貰えたら嬉しい。来年も自分のペースでnoteを書こうと思うのでRailをよろしくお願い致します。

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