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TRPG感想記 その1 ~海も枯れるまで~

書こう書こうと思ってはや1週間。相方のプレイヤーさんが書き上げたのでつらつらと連ねていきましょう。

ざっくりした全体の感想を最初に言うと、「やりたいこといっぱいできて楽しかった!!!」です!!!

相も変わらず内容知らない方はブラウザバック推奨です













探索者概要

ハンドアウト2
深浦 千珠(ふかうら せんじゅ)
「フウセンカズラ」から着想を得て名前と性格などに反映。花言葉は「あなたと飛びたい」だとか。
島の外に興味がある一方、「自分はここでしか生きていけない」と自己暗示をかけて諦めている。また、過去に親しい年上の女性「笠石 花南(かさいし かな)」を水難事故(?)で亡くしている。
花南は「カルミア」の花がモチーフ。花言葉は「優雅な女性」「大きな希望」「野心」「裏切り」。彼女は千珠にとっての希望であった。
千珠は心のどこかで花南に会いたいと思っており、花南の見れなかった景色を見るため、島の外に連れて行ってくれる「旅人」を探している。

ちなみに相方となるハンドアウト1のお名前は海月 美波(かいづき みなみ)です。

セッション中に思ってたこと

持ってきた設定的にセルフ縛りがちょいちょい挟まるので正気度がどんどん減っていく。たのしい。

それと、キーパーさんとプレイヤーでそれぞれシリアス緩和剤をぶちまけていくのが身内卓って雰囲気でいいですよね、ほんわかしながら遊んでいこう。

探索者のどちらかが人外っぽいな~って思いながら進めていくと、やはり一気に展開が進む瞬間がありましたね。このあたり、正気度現象が常に最大値になっててずっと笑ってた気がする。そして不定の狂気「健忘症」を引いて花南のことを忘れていく。その先週にプレイヤーに「健忘症」引かせて楽しんでた罰と呪いが来ましたね

「お母さん」ってワードが出てくると(この日が「水星の魔女」放送日だったこともあり)スレッタをイメージしたロールプレイに変えていきました。だって、「お母さんがそう言うなら」。

この時に千珠はあきらめたんですね、外への羨望を。花南のことを忘れていたからってのもあったからかもしれません。ただ、「ここにいれば幸せ」なのですから。

だからこそ、美波に否定してほしかった。(母に同調するようなロールプレイにしてたのはそれを誘発するためってのもありました)
この時、もし美波が「ここに残る」って決めたら、千珠は何も抵抗とかはしないつもりでした。美波が幸せって言うなら幸せなのでね。

美波が帰ることを手助けしたのは、美波に幸せになってほしかったからだと思います。でも、自分は幸せになる資格はないので、島に戻った。「幸せになること」を押し付けて自分の殻に閉じこもった訳です。結構ひどいですね。「進んで」ほしかったなぁって気持ちと、まだそこまで心が成長してないんだろうなぁってのと……。

余談ですが、幽霊船が赤く光ったときは「クワイエット・ゼロだ!!」「パーメットスコア4だ!!」とか裏で叫んでました。ある意味だいたい合ってる気がしないでもない……?

なぜ美波に好感を抱いたのか

ハンドアウト1視点では相当疑問だったようですが、単純な話、美波に花南を重ねてみていたからです。まさしく、花南の「偶像」だったってことです。「花南ちゃんが帰ってきたのかと思った」ってのがそれを表していますね。
また、美波が彼女が待ち焦がれていた「旅人」であったことも一因でしょう。どちらにせよ、美波は「海の向こうから来た」のですから。

(島を脳内では南西諸島っぽい感じで妄想していたので、千珠の死生観に「ニライカナイ」の概念が入っている前提で考えています)

こうしたことから、美波の死んだ姿を見たくないってのもあり、手をつないで常に生きてるか、血管が脈打ってるかを確認しようとしていました。

そして、これは書きながら気づいたのですが、中盤以降の「健忘症」によって、千珠は初めて美波を「美波として」見れるようになったと思います。
(これに本番で気付けてたらなにかロールプレイ変わったかなぁ……)

実は結末は序盤から決めていた

さて、最終的にはエンド3に向かうわけですが、ざっくりと「美波と別れる(島を出ない)」とは序盤から決めていました。そう、手紙のシーンです。

手紙の内容を迷いに迷って、「島を離れる美波へ」といった感じで書き始め、「貴女が前に進むのであれば、私も花南のことに区切りをつける」と終えてます。

果たして、美波は前に進んでいるのでしょうかね……?

記憶を取り戻した千珠はどうなるのか

個人的に一番関心が高いのはこれです。明記はされてませんが、花南を自身が殺めた可能性があるってことです。

そもそも島の設定的にいろいろと無理があるだろってのは全部マリアナ海溝に沈めて、花南を千珠が無意識的に殺害したと仮定します。
(少なくとも私の宇宙ではそうなっています)

ここからは考察というか妄想の域ですが、
常世と現世が対の世界であるならば、死者が「死ぬ」ことを「生まれ変わる」と考えることができると思います。
そうなると、花南は現世で生まれ変わり、美波は常世に連れてこられて現世に戻っていった(イザナギの黄泉下りみたいだね)って感じですかね。花南も現世で生きていたらいいな。

(書きながら思ったんですけど、ラストで千珠の姿が完全に人外だったのってイザナミが醜悪な姿になってることのオマージュ?)

もう1つの解釈としては、美波が花南の生まれ変わりという可能性です。まぁ妄想ですけどね。

最後に

ハンドアウト1のふせったー見てにやにやしてます。彼女を継続探索者とする前提で物語描けないかな~~って思ったり思ってなかったり。どこかでさらっとニュースとかに出して世界線つなげてあげようかしら。その時の報道内容はどんなものになるかお楽しみに……。

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