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脳出血まとめ、手術適応までわかる!


いつも読んでくださっている方、ありがとうございます!
初めて読んでくださっ方、はじめまして!
スポーツドクターを目指しております、けいと申します。

今回は脳出血に関して代表的な部位、手術適応までまとめます。



高血圧性脳出血

高血圧性脳出血とは

脳出血の診断はあまり難しくないと思います。CTで高吸収て描出され、読影自体は簡単です。
ただし、脳神経外科の先生方はその後の治療を決定するのにさまざまな情報が必要ですので救急外来で1st touchする先生はそこまで把握してるとよいです。
脳出血の原因の8割は高血圧です。
つまり、脳出血の典型しょうれいとはすなわち高血圧性脳出血となります。そのため、高血圧性脳出血を深く勉強することが大事です。

高血圧性脳出血の好発部位

高血圧性脳出血には好発部位があります。好発部位を理解することで高血圧性脳出血の診断に近づくことができます。好発部位は被殻、視床、小脳、橋、皮質下です。
これらの部位で出血を認めた場合は高血圧性脳出血の可能性が高まります。

手術適応

手術適応は出血部位と血腫の大きさで決まります。原則として血腫の直径が2cm以下の場合は手術適応はありません。
被殻出血の場合は血腫の直径が4cm以上の場合やmidline shiftが起こっていて圧迫が高度と判断される場合です。
視床出血は基本的に手術適応はありません。
小脳出血は血腫のサイズが3㎝で神経学的症状が増悪している場合は手術適応となります。

最後まで読んで頂き誠にありがとうございました!!
今回はここまでとします。次回は被殻出血、視床出血の特徴的な症状や解剖をまとめようと思います!


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