歯列矯正から得た哲学
一大決心をした。
ずっとずっとやりたかった歯列矯正を、この夏から始めることにした。
矯正治療は保険がきかない。
高いお金かけるなんて今更かなぁ、と長い間迷いまくっていた。
そこまでして治すほどなの?と言われることも多々あったけど、最後はシンプルに、このままだったら自分が後悔するだろうなというのが決め手になった。
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ちょっとスケールの大きな話になるけれど、私は、「生きる意味」というのが未だによくわからない。
たぶん漠然としすぎているから。
それなのに(だからこそ?)こういうことをいちいち突き詰めたくなる。
けれど実際、抽象的すぎたり漠然としているものを前にすると、「難しいよなぁ~~」と言って終わってしまいがちだ。
なんか、がんじがらめになってしまう。
なのでちょっとだけ違う視点から考えるようになり、
「死に際に思い返しそうな“やらなかった後悔”を一つでも減らすために生きよう」と思うようになった。
あの時あれやらなかったな、
あの時あれから逃げたな、
みたいなモヤモヤを一つでも減らせるように生きたい。
後悔がゼロの人生なんて目指してない。
行動して生まれた後悔は仕方がないし、悔いが残っても必ず学びもあるだろう。
心からの気持ちで、最後はこの人生でよかったなぁと思って死にたい。
大袈裟な話のようで、これを意識するといつもより少しばかり行動力が湧いてくるようになった。
先日の、絵を買った話にも繋がってくる。
勿論、何でもかんでもやりゃあいいってもんでもないし、見極める力も必要になる。
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えらく話が逸れたけど、それにしても矯正治療に踏み切って早二ヶ月。
序盤から大変だ。
虫歯を治して歯石をとって歯磨きレッスンから全親不知の抜歯まで、休みのたびに歯医者三昧。未だ前準備の段階である。
治療自体は今から2年半くらい、その後も定期的に歯医者通いを続けて(ほったらかしてると後戻りするらしい。歯、恐るべし)完全に解放されるまでトータル6年くらいかかると思われる。
長いな……
長いけど、踏み切っちゃったしがんばる。
きれいな歯並びになった暁には思いきり短いショートカットにしたいな。
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なにをするにしても、「今が一番若い」っていうのはまさにその通りだなと感じる。
新しく何かを始めることや、未知のものはいつだって怖い。
けれど、未知を開拓するというのは自分の選択肢や可能性がまだ広がるということを教えてくれる。
私は、その先にある景色が見てみたいかどうか、というのもとても重要視している。
人生の経験値が増えるということ、それは素敵なことだと思う。
自分のまだまだっぷりは日々のあらゆることで痛感するけれど、
どんなに遠回りしてもいつか迎える最後の日には、自分の人生を最高だったと言える私でいたい。
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